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05.肺がん 33.化学療法レジメン

肺がん 非小細胞肺がん (ブリグチニブ:アルンブリグ)単独療法の奏効率(効果)、生存率、副作用と対策

【レジメン】

Brigatinib(ブリグチニブ:アルンブリグ)=1回90mg:1日1回 経口 7日間 連日投与
その後 1回180mg:1日1回 経口 連日投与 PD(増悪)まで


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基本事項

【適応】

ALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん

【奏効率】

<海外第Ⅲ相臨床試験 ALTA-1L試験:未治療例>

・客観的奏効率(CR+PR)
74%

・無増悪生存期間(中央値)
24.0カ月(18.5~未到達)

<国内第Ⅱ相臨床試験 J-ALTA試験:既治療例、未治療例(一部)>

・客観的奏効率(CR+PR)
29.8%(3.7~9.3)

・無増悪生存期間(中央値)
7.3カ月

【副作用】(ALTA-1L試験/J-ALTA試験)

<ALTA-1L試験>

・CK上昇:All Grade=46%、Grade3以上=24%
・下痢:All Grade=52%、Grade3以上=2%
・悪心:All Grade=30%、Grade3以上=2%
・リパーゼ上昇:All Grade=23%、Grade3以上=14%
・AST上昇:All Grade=26%、Grade3以上=4%
・アミラーゼ上昇:All Grade=18%、Grade3以上=6%
・ALT上昇:All Grade=21%、Grade3以上=4%
・高血圧:All Grade=32%、Grade3以上=12%
・間質性肺疾患:All Grade=3%、Grade3以上=<1%

<J-ALTA試験>

・CK上昇:All Grade=76%、Grade3以上=19%
・下痢:All Grade=43%、Grade3以上=0%
・悪心:All Grade=38%、Grade3以上=0%
・リパーゼ上昇:All Grade=33%、Grade3以上=14%
・AST上昇:All Grade=29%、Grade3以上=1%
・アミラーゼ上昇:All Grade=31%、Grade3以上=4%
・ALT上昇:All Grade=18%、Grade3以上=0%
・高血圧:All Grade=40%、Grade3以上=11%
・間質性肺疾患:All Grade=6.9%、Grade3以上=1.4%

レジメンチェックポイント

①副作用に対する休薬・減量および中止基準の確認

副作用が発現した場合には、以下の基準を考慮して、本剤を休薬・減量または中止すること。ただし、本剤1日1回90mgを超える投与量の投与時において、14日間以上休薬し、再開する場合、本剤の投与量は休薬の理由を問わず7日間は1日1回90mgとすること。7日間の投与後の投与量は、副作用や患者の状態に応じて1日1回120mgまたは180mgとすることができる

<用量レベル(Brigatinibの1日用量(1日1回投与)>

・レベル2:180mg
・レベル1:120mg
・レベル0:90mg
・レベル-1:60mg
・中止:60mgで忍容性が得られない場合は本剤の投与を中止すること

<副作用に対する休薬・減量・中止基準>

・間質性肺疾患:Grade1=ベースラインに回復するまで休藥する。回復後、同一用量で投与再開できる。再発した場合、投与中止する。Grade2=ベースラインに回復するまで休薬する。回復後、1用量レベル減量して投与再開できる。再発した場合、投与中止する。Grade3または4=投与中止する

・高血圧:Grade3=Grade1以下に回復するまで休薬する。回復後、1用量レベル減量して投与再開できる。Grade4=Grade1以下に回復するまで休薬する。回復後、1用量レベル減量して投与再開できる。再発した場合、投与中止する

・徐脈:Grade2または3=Grade1以下または心拍数が60回/分以上に回復するまで休薬する。徐脈を起こすことが知られている併用薬があり、当該併用薬が投与中止または減量された場合、回復後、同一用量で投与再開できる。徐脈を起こすことが知られている併用薬が投与中止・減量されない場合、または当該併用薬がない場合、回復後、1用量レベル減量して投与再開できる。Grade4=Grade1以下または心拍数が60回/分以上に回復するまで休薬する。徐脈を起こすことが知られている併用薬があり、当該併用薬が投与中止または減量された場合、回復後、1用量レベル減量して投与再開できる。徐脈を起こすことが知られている併用薬がない場合、投与中止する。再発した場合、投与中止する

・視覚障害:Grade2または3=Grade1以下に回復するまで休薬する。回復後、1用量レベル減量して投与再開できる。Grade4=投与中止する

・クレアチンキナーゼ(CK)上昇:Grade3または4(Grade2以上の筋肉痛または脱力を伴う)=Grade1以下またはベースラインに回復するまで休薬する。回復後、同一用量または1用量レベル減量して投与再開できる。再発した場合、Grade1以下またはベースラインに回復するまで休薬する。回復後、1用量レベル減量して投与再開できる

・リパーゼまたはアミラーゼ上昇:Grade3=Grade1以下またはベースラインに回復するまで休薬する。回復後、同一用量で投与再開できる。再発した場合、Grade1以下またはベースラインに回復するまで休薬する。回復後、1用量レベル減量して投与再開できる。Grade4=Grade1以下またはベースラインに回復するまで休薬する。回復後、1用量レベル減量して投与再開できる

・高血糖:適切な治療を行っても250mg/dLを超える高血糖が持続する場合=血糖がコントロールできるまで休薬する。回復後、1用量レベル減量して投与再開できる

・上記以外の副作用:Grade3=ベースラインに回復するまで休薬する。回復後、同一用量または1用量レベル減量して投与再開できる。再発した場合、Grade1以下に回復するまで休薬する。回復後、1用量レベル減量して投与再開できる。Grade4=ベースラインに回復するまで休薬する。回復後、1用量レベル減量して投与再開できる。再発した場合、投与中止する

②重度の腎機能障害(eGFR30mL/min/1.73m2未満)のある患者は減量を考慮する

③重度の肝機能障害のある患者(Child-Pugh分類C)は減量を考慮する

④併用薬の確認

・CYP3A阻害薬〔アゾール系抗真菌薬(イトラコナゾールなど)やクラリスロマイシン〕、グレープフルーツ(ジュース)等の併用によりCYP3Aを阻害し、Brigatinibの血中濃度が上昇して副作用が強くあらわれることが考えられる

・CYP3A誘導薬(リファンピシンやフェニトイン等)によりBrigatinibの血中濃度低下のおそれがある


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副作用対策と服薬指導のポイント

①間質性肺疾患:治療開始早期に急性肺障害、間質性肺疾患があらわれることがあるので、患者には初期症状(息切れ、呼吸困難、咳嗽、発熱等の有無)を伝え、早期の医療機関への受診について指導する

②高血圧:治療開始早期(半数以上が4週以内)に高血圧があらわれることがあるため、患者には自宅で定期的に血圧を測定し、記録を行うように指導する。高血圧による嘔気や頭痛、呼吸苦、胸痛、めまいなどの症状が認められた場合、または、収縮期血圧180mmHg、拡張期血圧11OmmHg以上の場合には、速やかに連絡するよう伝える

③下痢:治療開始早期(半数以上が2週以内)に下痢があらわれることがあるが、重度の下痢の頻度は低い。下痢の発現時には、脱水症状を予防するため水分摂取を心がけるように指導する。持続する場合には、ロペラミドなどの止瀉薬の使用を考慮する

④クレアチンキナーゼ(CK)上昇:比較的高頻度にCK上昇が生じるため、筋肉痛や脱力感が生じる場合には医療機関に相談するように促す。CK上昇を引き起こす可能性のあるスタチン系薬剤やフィブラート系薬剤等の脂質異常症治療薬や抗精神病薬、ARBなどの併用薬を確認しておく

 

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そのなかで、外してはいけない重要なポイントは1つだけです。

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がんを治すための『たった1つの条件』とは?

 

本村ユウジ
がん治療専門のアドバイザー・本村です。

私の仕事は【がん患者さんに正しい選択を伝えること】です。

「本村さん、おかげで元気になりました」

そんな報告が届くのが嬉しくて、患者さんをサポートしています。

→200通以上の感謝の声(これまでいただいた実際のメールを掲載しています)

しかし毎日届く相談メールは、

「医師に提案された抗がん剤が怖くて、手の震えが止まらない」

「腰がすこし痛むだけで、再発か?転移か?と不安で一睡もできなくなる」

「職場の人も家族さえも、ちゃんと理解してくれない。しょせんは他人事なのかと孤独を感じる」

こんな苦しみに溢れています。

年齢を重ねると、たとえ健康であっても、つらいことはたくさんありますよね。

それに加えて「がん」は私たちから、家族との時間や、積み重ねたキャリア、将来の夢や希望を奪おうとするのです。

なんと理不尽で、容赦のないことでしょうか。

しかしあなたは、がんに勝たねばなりません。

共存(引き分け)を望んでも、相手はそれに応じてくれないからです。

幸せな日々、夢、希望、大切な人を守るには勝つしかないのです。

では、がんに勝つにはどうすればいいのか?

最初の一歩は『治すためのたった1つの条件』を知ることからです。

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経験15年以上。プロのアドバイザーによる徹底解説。

闘病ブログはとても参考になると思います。
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