23.その他のがん

舌がんに対する放射線治療とつかわれる放射線量

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舌がんは、口腔衛生と深い関係があるといわれています。しかも、頸部リンパ節に比較的高い頻度で転移します。患者は治療のために手術では舌を切除することになります。そのため日常生活では大きな影響があります。

舌がんの標準的な治療法とは

現在の舌がんの標準的な治療法に、再建術を含めた手術、密封小線源を用いる組織内照射、抗がん剤の動注療法があります。

しかし、最近では密封小線源を用いた組織内照射がおこなえる施設が非常に少なくなりました。また、再建術が進歩してきたこともあって、早期舌がんには手術が優先されるようになってきました。

舌がんの症状は、口内炎や難治性潰瘍などに似ています。がんであるかそうでないかは生検で病理診断します。

舌がんの放射線治療

舌がんを単独の外部照射法で完全に消し去ることは難しく、必ずといってよいほど密封小線源治療がおこなわれます。密封小線源には、セシウム137針や金198粒子、イリジウム192ピン、コバルト60線源が用いられます。

密封小線源治療

セシウム137針を用いた低線量率組織内照射法では、一平面刺入で60~70グレイ/5~7日、2平面刺入で60~65グレイ/4~5日の線量が照射されます。

通常、密封小線源治療は、外部照射治療で30~40グレイ照射した後、2~3週間経ってから開始します。外部照射法で効果があれば総線量が80~90グレイになるように照射されます。

低線量率照射線源としてイリジウム192ピンを用いる場合は、60~70グレイ/4~8日で照射されます。また、金198粒子の永久刺入線源では、治療開始後7日で線量が70グレイになるように計画します。

また、イリジウム192線源を用いた遠隔式高線量率組織内照射法では、顎下部からガイド穿刺針を介してアプリケータを留置します。その後にガイド穿刺針を抜去してアプリケータを固定します。その中に線源を挿入し、線源を送戻しながら照射をおこなっていきます。

患者はアプリケータを留置したまま一般病室に入院します。治療は照射室で1日2回の照射を受けます。1回照射あたりの線量は5グレイ程度です。総線量55~66グレイを9~10分割/5~7日で分割照射します。

舌がんの標準的な局所制御率は、T1で90パーセント以上、T2で80パーセント前後、T3で70パーセント前後です。

有害事象として、急性期に口腔粘膜炎が現れます。痛みがあることがありますが、口腔内が清潔になるように含嗽剤を用いてうがいをすれば消退します。晩期障害として粘膜潰瘍や下顎骨壊死が出現することもあります。

以上、舌がんの放射線治療についての解説でした。

がんと診断されたあと、どのような治療を選び、日常生活でどんなケアをしていくのかで、その後の人生は大きく変わります。

納得できる判断をするためには正しい知識が必要です。

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たった1つの条件とは

本村ユウジ
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