11.腎臓がん

腎臓がんのロボット手術の技術

2015/05/21

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腎臓がんの手術は「開放手術」「腹腔鏡手術」「腹腔鏡下小切開手術(ミニマム創内視鏡下手術)」が基本ですが、現在は新しい手術として「ロボット支援手術」が登場してきています。

ロボット支援手術は「ダヴィンチ」という医療機器を使って遠隔操作で手術を行います。2012年4月、同じ泌尿器科領域の前立腺がんに対して、このロボット支援手術は健康保険の適用となりました。その後に続こうと、腎臓がんにおいても先端の医療として限られた施設で手術が行われています。

このロボット支援手術は、腹腔鏡手術が登場した際に失った点を復活させた手術ともいえます。腹腔鏡手術は立体ではなく「平面(2D)画像」となり、手術器具は関節がないに等しく使いにくいものでした。それが立体(3D)画像になり、ロボットアームの先の多関節鉗子も自由に繊細に動くものとなったのが大きな特徴です。

ただし、患者がロボット支援手術を希望しても腎臓がんでは保険適用でなく自由診療となるためきわめて高額な医療費となり、施設もごく限られています。その経済的負担の大きさと、立体画像を映しだす2点をクリアした先端型腎臓がん手術が、2011年に登場しました。その通称を「ロボ・サージャン」といいます。

サージャンとは術者という意味ですが、簡単にいうと術者自身をロボット化する、という意味で使われています。基本型は腹腔鏡下小切開手術で腰部の3~5センチ程度の小切開から内視鏡と手術器具を入れて行います。モニターとして、メガネのように装着するゴーグルタイプ3Dディスプレイを用います。

手術チームは、各自が3Dディスプレイをつけて患部の立体拡大像を眼前に同時に見ながら手術を行います。ディスプレイには内視鏡だけでなく超音波の画像なども映して行います。下に目をやると臓器やその周囲を広く俯瞰視もできて安全です。多くの場合、腎臓の血流を遮断せずに部分切除を行うことができます。この手術は体への負担が少なく、腎機能温存にも有効で、経済的にも負担の少ない手術です。基本的には腹腔鏡下小切開手術と同じ料金になり、手術費用だけでは15万円程度(3割負担)です。

以上、腎臓がんのロボット手術についての解説でした。

ロボットを使っても腎臓への手術は体に大きなダメージを与えます。そして、手術をして終わりではなく、再発するケースも多いのが現実です。

今後、どのようなケアをしていくのかで、その後の人生は大きく変わります。

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