07.乳がん

乳がんが再発・転移したらどんな治療を行う?

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乳がんが再発・転移したら
乳がんの再発・転移は、体の部位によって分けられます。局所再発とは、手術した側の乳房や胸壁や皮膚や腋窩や鎖骨の近くのリンパ節の再発のことです。遠隔転移とは、骨、肺、肝臓、脳、卵巣などの乳房から離れた臓器への再発のことです。

局所再発の中で、手術して温存した乳房の中の再発は、最初の乳房温存療法の際に取り残したがん細胞が増殖したり、最初の手術の前に診断できなかった乳がん細胞が増殖して腫瘍化したもので、再度手術を行われることが多いです。

胸壁や皮膚やリンパ節に再発した場合は、取り残したがん細胞というよりは、乳房を離れて広がったがん細胞が、その部位に転移して増殖して見つかったものと考えられ、薬物療法を行うのが一般的です.ただし、腋窩リンパ節の再発は、遠隔転移がなければ再度手術することもあります。

遠隔転移の場合は、局所治療が適応とならないため薬物療法が大前提となります。

まれに手術から再発までの期間が長い場合や、1カ所の再発だけでその後も他の臓器に再発が見られない場合は、肺や肝臓の転移巣を手術する試みも行われています。

遠隔転移の中で、腰、背中、肩の痛みなどが持続する場合は骨転移が疑われます。荷重がかかる部位にできた骨転移を放置しておくと、骨折を起こす危険もあります。

肺転移の場合は、咳が出たり、息が苦しくなることがあります。肝臓の転移の場合は、症状が出にくいことが多いのですが、転移が大きくなると腹部が張ったり、右の脇腹の辺りが重くなったり、食欲がなくなったり、黄疸が出たりすることがあります。脳転移の場合は、頭痛や歩行の際の障害やバランス間隔の異常などさまざまです。

■転移・再発乳がんの薬物療法の目的とは

転移・再発した乳がんは、薬物療法によって病気の進行を遅らせることが医療行為としての最大の目的になります。薬物療法は、化学療法、ホルモン療法、分子標的治療が主です。

■転移・再発乳がんの薬物療法のすすめかた

転移・再発乳がんの治療は、転移した部位とがんの性質によって考えます。また、もし薬物療法が効いた場合は、なるべく長くその薬を続けることになります。そのためなるべく副作用が少ない治療から始めることになります。

局所再発や遠隔転移でも進行が遅いと考えられ、しかもホルモン感受性がある乳がんであるならば、ホルモン療法が一次治療です。効かなくなったらさらに別のホルモン療法を二次治療、三次治療として行います。

ホルモン感受性がない乳がんならば抗がん剤が一次治療です。もし、HER2陽性乳がんならば、トラスツマブやラパチニブとホルモン療法、または抗がん剤を組み合わせて治療を始めます。

遠隔転移で肝臓に多数転移がある場合や、がん性リンパ管症と言って肺のリンパ管に乳がんが浸潤して、酸素と二酸化炭素の肺胞での交換がうまくいかない場合には、抗がん剤が一次治療です。HER2陽性なら分子標的治療を併用します。

■乳がんの転移が多いのは?

乳がんの再発・転移は、手術後2~3年を経過した頃に最も多く発見されます。

手術時に温存した乳房の中や切除した乳房の周辺に起こる「局所再発」と、乳房から離れた場所に起こる「遠隔転移」がありますが、転移をきたした場合は根治することが難しいため、乳がんのタイプ(ホルモン受容体の有無やHER2タンパクの発現状況)と再発するリスクを評価して、術後にホルモン剤や抗がん剤といった全身療法を行っていきます。

近年では、HER2タンパクに対する分子標的薬が開発され、日本でも認可されています。HER2タンパクが過剰発現している乳がんに対しては、術後に用いることにより、再発率が半分くらいに低下することが示されています。

乳がんの転移部位として多いのは、「肺」、「骨」、「肝臓」、「脳」、「皮膚」、「リンパ節」などです。

遠隔転移のほとんどは自覚症状で発見されます。骨に転移した場合は痛みとして、肺に転移した場合はせきや息切れとして、脳に転移した場合は頭痛、おう吐、麻痺などの症状としてあらわれてくることがあります。

自覚症状は個人によって異なりますから、気になる症状や体調の変化があった場合には、早めに担当医に相談しましょう。

以上、乳がんの再発と転移についての解説でした。

がんと診断されたあと、どのような治療を選び、日常生活でどんなケアをしていくのかで、その後の人生は大きく変わります。

納得できる判断をするためには正しい知識が必要です。

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