07.乳がん

乳がん治療費のモデルケース(例)|乳房温存療法+術後抗がん剤治療+抗HER2療法

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乳がんが再発・転移したら

乳がんで「乳房温存療法+術後抗がん剤治療+抗HER2療法」を受けた場合の治療費についてモデルケースを提示します。

実際の医療費は病状や施設によって異なりますが、参考にはなると思います。

■乳房温存療法+術後抗がん剤治療+抗HER2療法の治療費(モデルケース)

・病状
閉経後の50歳代の女性。しこり2cmの浸潤がん。ホルモン受容体陰性、HER2陽性。

・治療方針
温存療法(乳房温存手術十放射線療法)の後、術後抗がん剤治療と抗HER2療法を併用する。

・治療経過
入院翌日に乳房温存手術とセンチネルリンパ節生検を受ける。リンパ節転移が陽性だったため、リンパ節郭清をして、術後5日目に退院。入院6泊7日。

その後放射線療法を25回。FEC4サイクル+パクリタキセル4サイクルの後、抗HER2療法としてトラスツズマブ(ハーセプチン)18サイクルを行う。

■治療費の概算(自己負担額(3割)の金額)

概算費用 治療スケジュール
手術+入院 260,000円(センチネルリンパ生検含む) 入院6泊7日
放射線療法 7,000円×25回=175,000円 週5回×5週間
抗がん剤治療 FEC 32,230円×4回=128,920円
パクリタキセル(毎週)12,231円×12回=146,772円
計275,692円
FECは3週間に1回の点滴を約3か月。
パクリタキセルは週に1回の点滴を約4カ月。
抗HER2療法 ハーセプチン18回=655,310円 3週間に1回の点滴を18回で約1年間。

合計金額:1,366,002円

分子標的治療薬のトラスツズマブ(ハーセプチン)は高額な薬であるだけでなく、初期治療では抗がん剤との併用が基本となっているため、1年~1年半の問に100万円を超えるお金が必要になります。

HER2陽性の乳がんにはとてもよく効く薬ですが、経済的に大きな負担となることは否めません。

 

以上、乳がんの治療費についての解説でした。

私がサポートしている患者さんへもセカンド・オピニオンを薦めることがありますが、多くの医師は専門領域のことしか答えられない傾向があります。

「どのようにして乳がんと闘うのか」については総合的に考えなくてはなりません。詳しくはこちらのガイドブックで。

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