04.大腸・直腸がん

大腸がんの病期(ステージ)とステージごとの治療法

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【大腸がんの進行度】

■ステージ(病期)0
がんが粘膜内にとどまっていて、転移はしていない。

■ステージⅠ
がんが粘膜下層、固有筋層にとどまっていて転移はしてしない。

■ステージⅡ
がんが漿膜下層、漿膜を超えて周辺の臓器に浸潤しているが、転移はしてしない。

■ステージⅢ
がんの深達度に関係なく、リンパ節に転移している。

■ステージⅣ
がんの深達度に関係なく、肝臓、腹膜に転移のほか遠隔転移している。

【それぞれの治療法について】

ステージ0とステージⅠの中の粘膜下層の浅い部分にとどまっているがんまでは体にメスを入れない内視鏡治療で対応します。

内視鏡治療の範囲を超えると、開腹手術が腹部に4~5箇所の刺しキズのみで行う腹腔鏡手術が選択されます。

ステージⅠの粘膜下層の深い部分、また固有筋層にとどまっているがんに対しては、手術でも主に腹腔鏡手術が選択されることが多いです。

ステージⅡとなると開腹手術で大腸がんを切除したあと、リンパ節へ転移していなくともそのリスクがあるため、リンパ節も切除することが標準的な治療です。

ステージⅢでもがん部分とリンパ節を開腹手術によって切除します。そして、手術後に抗がん剤による化学療法が行われます。これは再発予防のために行われるので「術後補助化学療法」といわれています。

このように基本的にはステージⅡ、Ⅲの手術は開腹手術ですが、腹腔鏡手術も広がりをみせています。先進的な施設ではステージⅢでも腹腔鏡手術で対応します。

ステージⅣは基本的には化学療法がメインですが、手術をまったく行わないわけではありません。大腸がん部分を切除した後、肝臓などの転移している臓器に対しては化学療法を行います。Ⅳ期でも手術をしたほうが腸閉塞などの「がんが増大することによって生まれる不利益」を避けることができると考えられているからです。

大腸がんに関して、早期発見、早期治療が大事だという啓発活動はさかんに行われていますが、それでも末期がんといわれるステージⅣで発見されるケースが、少なくありません。

特に、体の右側の大腸である盲腸とか上行結腸にがんができると、排便状態は変化することがなく、発見が遅れて厳しい状態のことがあります。上行結腸は小腸から送り込まれたばかりのところなので、内容物はまだ水に近い液状です。そこにがんができていても便の通過に変化を起こすことはないので自覚症状がないのです。

貧血があって調べると大腸がんが発見されるのが、上行結腸に多いケースです。体調が悪い、貧血が続くなど状態が悪い時は早めに診察を受けましょう。

以上、大腸がんのステージごとの治療に関する解説でした。

がんと診断されたあと、どのような治療を選び、日常生活でどんなケアをしていくのかで、その後の人生は大きく変わります。

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本村ユウジ

「がんの研究と、患者さんのサポート」を2008年から続けています。現在まで、3,000名を超えるがん患者さんやご家族をサポートしてきました。詳しいプロフィールはこちら。

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