10.肝臓がん

肝臓がんと肝性糖尿病

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肝臓がんと肝性糖尿病

肝炎や肝硬変を抱えている肝細胞がんの患者さんは、糖尿病を併発していることが少なくありません。

肝臓は、そのはたらきの1つとして、細胞に糖(グルコース=ブドウ糖)の取り込みをうながすインスリンを分解したり、糖をグリコーゲンという物質に変えて肝臓内にたくわえたりしています。

そのため、肝炎や肝硬変によって肝臓の機能が低下すると、糖やインスリンを処理する能力も下がります。その結果、血液中の糖やインスリンの濃度の高い状態が続きます。

このような状態では、全身のさまざまな組織をつくっている細胞が、しだいにインスリンに対して反応しにくくなり、やがて糖尿病やその前段階に至ると考えられます。

治療法は基本的には一般の糖尿病と同じであり、運動と食事療法、それに薬物療法が中心です。しかし、運動は軽めにし、肝機能が低下しないように注意する必要があります。

薬を使う場合は、通常、インスリンの分泌を促すスルフォニルウレア剤などを用います。インスリンを使用することもあります。

がん治療のストレスは血糖値を上げ、血糖値が高い状態が続くと、治療後に感染症にかかりやすくなります。そこで、がんの治療は、できれば血糖値を下げてから行います。

■肝性低血糖:がんがグルコースを過剰消費

肝臓がんの人は、しばしば血液中の糖分(グルコース)が少なくなり、低血糖状態になることがあります。これは、急速に成長する未分化がんの患者に多くみられ、がんが急速に成長してグルコースを大量に消費するためと考えられています。

肝臓は必要に応じて、その内部に蓄積しているグリコーゲンという物質からグルコースを生産します。しかし、肝臓が十分にはたらかなくなり、グルコースの放出が少なくなると、やはり低血糖になります。

肝細胞がんの患者は肝炎や肝硬変を合併していることが多いため、これが原因で低血糖になることもあります。対処法として、低血糖のときには、ただちにグルコースを投与します。患者自身が気づいたときには、砂糖や甘い清涼飲料を飲んで対処します。

以上、肝臓がんの合併症についての解説でした。

肝臓がんと診断されたあと、どのような治療を選び、日常生活でどんなケアをしていくのかで、その後の人生は大きく変わります。

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