07.乳がん

乳房温存療法で行われる放射線治療の方法と使われる放射線量

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乳がん検査

乳がんが発生した場所にもよりますが、日本人の標準的な乳房の大きさからすると、直径が3センチメートルの大きさのがんが、乳房を温存できるかどうかのぎりぎりの境界線です。

直径3センチメートル以内の乳がんが1個だけであれば、乳房温存療法が適用されます。がんの直径が3センチメートル以上になれば、術前化学療法が提案されます。

乳がんの治療法は「乳がん診療ガイドライン」に定められた標準治療が基本で、タイプにより選択肢は多岐にわたりますがここでは、乳房温存療法(温存手術+放射線治療)について触れます。

温存療法で行われる放射線治療

乳房温存療法の目的は、温存手術後の取り残した目に見えないがん細胞を根絶することです。

放射線を乳房全体に照射しなければ、がんが再発する可能性が高くなります。そのため、乳房内のがん病巣を切除した後に放射線を「全体的に」照射します。

照射法は両手を頭の上に挙げて、4~6メガボルトのエックス線を用いて接線対向2門照射法で照射します。低いエックス線エネルギーを用いることがポイントです。

照射線量は50グレイです。エックス線の照射が終われば、乳房内の腫瘍床に残存病巣がある場合には、その腫瘍床に限定して電子線を10グレイ追加照射します。

後遺症としては、急性期に放射線皮膚炎が起こり、晩期には乳房の萎縮・硬化、治療した側の上肢の浮腫などが発生するおそれがあります。

以上、乳がんの温存療法についての解説でした。

がんと診断されたあと、どのような治療を選び、日常生活でどんなケアをしていくのかで、その後の人生は大きく変わります。

納得できる判断をするためには正しい知識が必要です。

⇒ がんを治すための「たった1つの条件」とは?

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