【2026年更新】膵臓がんナノナイフ治療を分かりやすく解説。実施施設・費用・合併症・手術のリスクまで
こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 膵臓がんは早期発見が難しく、診断時にはすでに進行しているケースが多い病気です。特に血管にがんが浸潤している局所進行膵臓がんの場合、従来の外科手術では切除が困難とされてきました。 こうした切除困難な膵臓がんに対して注目されているのが「ナノナイフ治療」です。正式には不可逆電気穿孔法(IRE: Irreversible Electroporation)と呼ばれるこの治療法は、高圧電流を用いてがん細胞のみを破壊する局所療法です。 この記事では、ナノナイフ治療を ...
【2025年更新】がんの放射線治療。どう病院を選ぶ?良い病院を見分ける最新ガイド
がんの放射線治療で安心できる病院の選び方 がんの放射線治療では、治療に長期間を要する場合が多く、患者さんとご家族にとって「信頼できる病院選び」は極めて重要です。2025年現在、放射線治療技術は飛躍的に進歩し、MR画像誘導放射線治療装置(MRIdian、メリディアン)では、放射線治療装置とMR装置を組み合わせることで、MR画像での視認を可能にし、照射治療中における患者さん体内の解剖学的構造情報を治療用途以外の放射線被ばく無しに、リアルタイムで確認できるようになりました。 良い病院とは、単に大きな総合病院であ ...
子宮頸がんの放射線治療にかかる治療費は?
子宮頸がんにおける放射線治療は、外部照射法と腔内照射法を併用しておこないます。 子宮頸がんは、外部照射法単独だけの治療は効果が限定的なので行われません。腔内照射法が不可欠とされています。 腹部の対向2門照射法で、総線量44グレイ程度、1回線量2グレイ、22日間照射されます。 放射線治療管理料が2700点、体外照射料が対向2門照射法で840点×22回=1万8480点、医療機器安全管理料2が1100点、放射線治療専任加算料が330点かかりますので、合計2万2610点になります。 つまり治療費は22万6100円 ...
【2026年更新】前立腺がんの放射線治療費用を分かりやすく解説。IMRT・SBRT・小線源療法の自己負担額と高額療養費制度
こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 前立腺がんの放射線治療を検討する際、多くの患者さんが気になるのが治療費です。実際にどれくらいの費用がかかるのか、保険は適用されるのか、自己負担額はどの程度になるのかといった疑問をお持ちの方も多いでしょう。 近年、前立腺がんの放射線治療は技術的に進歩し、治療の選択肢も広がっています。それに伴い、治療費の体系も複雑になってきています。2026年現在、主に行われている放射線治療は、強度変調放射線治療(IMRT)、体幹部定位放射線治療(SBRT)、小線源療法( ...
【2025年更新】肺がんの放射線治療にかかる費用は?保険適応・自由診療になるケースから治療期間まで
肺がんの放射線治療にかかる費用の基本 肺がんの治療において放射線治療は重要な選択肢の一つです。治療法を検討する際、医学的な効果だけでなく、治療にかかる費用や保険適応の有無も重要な判断材料となります。 放射線治療の費用は、使用する放射線の種類や照射方法によって大きく異なります。また、保険適応の対象となる治療と自由診療になる治療があり、患者さんの経済的負担は治療法によって数倍から数十倍の差が生じることもあります。 本記事では、肺がんの放射線治療について、主な治療法ごとの費用、保険適応状況、治療期間、入院の必要 ...
皮膚がんの放射線治療にかかる治療費は?
皮膚がんの外部照射治療には電子線を用いた1門照射法がおこなわれます。 通常、治療は1日に1回、1週間に5回、全部で25回照射されます。この場合の治療費は、放射線治療管理料が2700点、体外照射料が840点×25回=2万1000点、医療機器安全管理料2が1100点、放射線治療専任加算料が330点必要になります。 合計点数は2万5130点です。つまり治療費は25万1300円かかります。この治療には健康保険が適用されますので、3割負担として、入院の場合の治療費は8万3770円です。 また、外来の場合には、この費 ...
骨転移の痛み緩和のために使われる放射線治療と線量について
がんによる痛みをもたらす代表はがんの「骨転移」です。 骨転移による疼痛(とうつう。痛みのこと)は転移した骨に原因がある疼痛、およびがんの圧迫・浸潤による神経障害性の疼痛の2つに分けられます。 骨はがんにより50パーセント破壊された場合に骨折しやすくなります。骨折した場合に痛いのは当然のことですが、骨周辺にある神経が障害されることで痛みを生じます。 骨転移することが多いがんは、乳がん、前立腺がん、肺がんです。 骨転移に対する放射線治療 骨転移に対する放射線治療の目的は、疼痛の緩和および麻痺の予防・改善などで ...
子宮頸がんの放射線治療で使われる放射線量は?
子宮頸がんのほとんどにヒトパピローマウイルスが関係しています。 放射線治療は手術とならび根治的治療法に位置づけられている治療法です。根治的放射線治療は、外部照射法と腔内照射法を組み合わせておこなわれます。 日本では切除が可能なステージI期、Ⅱ期は手術、Ⅲ期、ⅣA期は放射線治療の適用とされています。 外部照射法は6メガボルト以上のエックス線を用い、対向2門照射でおこないます。腔内照射法を併用する場合には、通常、照射野の中央を鉛ブロックで遮蔽します。早期がんでは、総線量は45グレイ、1回線量1.8~2グレイで ...
【2026年更新】前立腺がんの放射線治療を詳しく。適応条件・種類・線量・効果・後遺症まで分かりやすく解説。
こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 前立腺がんの治療において、放射線治療は手術療法と並ぶ根治を目指せる重要な選択肢です。近年の技術進歩により、放射線治療の精度と効果は大きく向上しています。 この記事では、前立腺がんの放射線治療について、どのような患者さんが対象になるのか、どのような種類の治療法があるのか、使用される放射線量、期待できる効果、そして起こりうる後遺症について詳しく解説します。 前立腺がんに対する放射線治療の基本的な考え方 前立腺がんの放射線治療は、高エネルギーの放射線をがん細 ...
【2026年更新】胆管がん・胆のうがんの放射線治療について。適応・線量・効果と最新治療法
胆管がん・胆のうがんにおける放射線治療の位置づけ こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 胆管がんや胆のうがんは、早期発見が難しく、見つかった時点で進行していることが多いがんです。 特に胆のうがんは胆石を合併していることが多く、黄疸症状が出てから診断されるケースが少なくありません。これらのがんに対する治療は手術が中心ですが、手術ができない場合や手術の効果を高めるために、放射線治療が選択されることがあります。 胆管がん・胆のうがんに対する放射線治療は、主に次のような目的で実施されます。 まず、 ...
【2025年更新】膵臓がんに放射線治療はできる?適応条件・効果・副作用と最新治療法を解説
膵臓がんと放射線治療の基礎知識 膵臓がんは早期発見が難しく、治療選択に悩まれる患者さんが多いがんの一つです。がん専門アドバイザーの本村ユウジが、膵臓がんにおける放射線治療について、最新の情報を交えながら詳しく解説します。 膵臓がんの主な症状には、食欲不振、腹部の不快感、体重減少、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、背中の痛みなどがあります。これらの症状が現れた時点で、すでに膵臓以外の臓器にがんが広がっているケースが少なくありません。 膵臓がんの放射線治療が適応となる条件 膵臓がんの治療では、手術によるがんの切 ...
【2025年更新】肝臓がん(肝細胞がん)放射線治療の効果は?最新の定位放射線治療と粒子線治療を解説
肝臓がん(肝細胞がん)放射線治療の効果と現状 肝臓がん(肝細胞がん)のほとんどはB型肝炎ウイルス、またはC型肝炎ウイルスによって発症するといわれています。現在利用可能な治療法には、切除術、動脈塞栓術、経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼術、動注化学療法、放射線治療などさまざまな方法があります。 日本では現時点でも肝細胞がんの治療法として肝切除術が第1選択となっています。しかし、2025年現在の状況は従来とは大きく変化しており、肝がんの放射線治療は、まだ標準治療として確立されていませんが、手術や穿刺局所療 ...
【2025年更新】乳房温存療法で行われる放射線治療の最新方法と適切な放射線量について
乳房温存療法における放射線治療の基本方針 乳房温存療法は、乳房温存手術と術後の放射線治療、そして全身的な補助療法から構成される標準的な治療法です。乳がんの大きさや位置によって治療の適応が決まりますが、一般的に直径3センチメートル以内の乳がんが1個だけであれば、乳房温存療法の適用が検討されます。 最新の診療ガイドラインによると、乳房温存療法の根底にあるのは「乳腺内の目で見える病巣を乳房温存手術で切り取る」「詳細な病理検査で取り残しがないことを確認する」「細胞レベルで取り残した可能性のある病巣は放射線治療で根 ...
肺がんに対して放射線治療をする場合の線量と5年生存率
肺がんは、主に非小細胞肺がんと小細胞肺がんに分けられます。 非小細胞肺がんは肺扁平上皮がんと非肺扁平上皮がんに分けられ、非肺扁平上皮がんは大細胞肺がんと肺腺がんに分けられています。 肺がんの大部分を占める非小細胞肺がんの治療方針は、早期段階のステージⅠ、Ⅱ期の肺がんならば、まずがん病巣の一部を内視鏡検査で切除し、取り除いた組織を検査して、それから治療方針を立てます。 また、内視鏡で切除不能なⅠ期とⅡ期の非小細胞肺がんは、根治を目指した放射線治療が行われることもあります。 なおⅠ期の場合は定位放射線治療がお ...
【2025年更新】喉頭がんのタイプとステージ別の放射線治療について。効果、メリット、後遺症を詳しく解説
こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 喉頭がんと診断された患者さんやご家族にとって、どのような治療を選択するかは重要な決断となります。特に放射線治療は、声を残せる可能性があることから、多くの患者さんが関心を持つ治療法です。 この記事では、喉頭がんの発生部位によるタイプの違い、ステージ別の放射線治療の進め方、治療効果、後遺症や副作用について詳しく解説します。 喉頭がんの主な原因と近年の傾向 喉頭がんの原因として最も大きな割合を占めるのは喫煙です。長期間の喫煙習慣がある方は、喉頭がんのリスクが ...
舌がんに対する放射線治療とつかわれる放射線量
舌がんは、口腔衛生と深い関係があるといわれています。しかも、頸部リンパ節に比較的高い頻度で転移します。患者は治療のために手術では舌を切除することになります。そのため日常生活では大きな影響があります。 舌がんの標準的な治療法とは 現在の舌がんの標準的な治療法に、再建術を含めた手術、密封小線源を用いる組織内照射、抗がん剤の動注療法があります。 しかし、最近では密封小線源を用いた組織内照射がおこなえる施設が非常に少なくなりました。また、再建術が進歩してきたこともあって、早期舌がんには手術が優先されるようになって ...
【2026年更新】上咽頭がんの放射線治療を徹底解説。適応条件・治療方法・放射線量・費用などを分かりやすく
上咽頭がんにおける放射線治療の位置づけ こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 上咽頭がんは、鼻の奥、喉の最上部に位置する上咽頭という部位に発生する悪性腫瘍です。この部位は頭蓋底に近く、重要な神経や血管が密集しているため、手術による切除が極めて困難な部位として知られています。 そのため、上咽頭がんの治療では、病期を問わず放射線治療が第一選択となります。手術が物理的に難しいという解剖学的な理由に加え、上咽頭がんの多くは低分化型や未分化型の扁平上皮がんであり、放射線に対する感受性が高いという病理 ...
脳腫瘍や脳転移に対する放射線治療と照射される放射線量について
脳あるいは脊髄(せきずい)にできたがんは、手術が第1選択です。 しかし、手術ではすべての腫瘍を取り除くことは困難です。また後遺症が残るため、部分切除になる場合が多いのが現状です。 そこで、放射線治療の役割が大きくなります。 悪性神経膠腫に対する放射線治療 脳に発生する星細胞腫、乏突起膠腫、上衣腫、髄芽腫、視神経膠腫、脳幹部神経膠腫などをひとまとめにして、神経膠腫という呼び方をしています。 治療法は手術が優先されますが、がんは浸潤しやすく、手術後もがん細胞の残存を避けることはできません。この残存病巣を制御す ...
骨転移の痛みの緩和に使われるストロンチウム89線源を使った放射線治療
ストロンチウム89線源は、骨の成分のカルシウムと同じように骨に集まりやすい特徴がある「放射性薬剤」です。 この放射性薬剤は、骨転移の痛みの緩和に用いられます。 ストロンチウム89線源は、がんが骨転移した骨には正常骨より長く留まり、集積した部位から出る放射線によって痛みがやわらいでくると考えられています。 痛みは注射の1~2週間後から消えていきます。副作用には血小板や白血球の減少があり、注射前に比べて20~30パーセント減少します。 この放射性薬剤に含まれる放射性のストロンチウム89は、尿や便といっしょに体 ...
前立腺がんで放射線源を埋め込む放射線治療法とは
前立腺がんで手術を行う場合は前立腺全摘出術がおこなわれます。この治療法では勃起不全、再発率が高いなどのリスクがあります。しかし、放射線治療ではこのような合併症は発生しません。 放射線源を前立腺内に埋め込む治療法 前立腺がんの放射線治療には、外から放射線を当てる方法と、前立腺内に放射線源を埋め込む組織内照射の2つの方法があります。 組織内照射ではヨード125シードを用いて次のように治療が行われます。 まず、治療の対象としては高齢者や合併症のある前立腺の早期がんの患者に対して行われることが多いです。 治療は1 ...

















