がん専門のアドバイザー、本村です。
神奈川県川崎市には、いわゆる「癌封じ」などのがんに特化した祈願やお守りを販売している寺社仏閣は(私の知る限り)ないのですが、がん闘病中の方へのお見舞いやプレゼントに適したお守りを購入できるお寺はあります。
(そもそも「癌封じ」は、がんにならないことを祈願するものなので。癌を治したい、という方には「病気平癒」「傷病平癒」の祈願が適しています)
どこで購入できるかというと、かの有名な川崎大師(平間寺)です。
実は私も川崎大師には毎年行っています
年間300万人以上の人が参拝するといわれ、東京~神奈川在住の人には広く知られる「厄除けのお大師さま」です。年末にはテレビCMもよく流れますし、首都圏から電車でも車でも行きやすいので「初詣は川崎大師」という人は多いと思います。
なにを隠そう、我が家でも毎年の初詣は川崎大使に行きます。
正月の三が日は大混雑しているので避けますが、1/10を過ぎると良い感じの賑わいとなり、お店も全て開店している&屋台もたくさん出ていてゆっくり楽しめるのです。
駐車場も広大で無料なのがよいですね。
私は駐車場から(愛犬と一緒に)歩いてプラプラと散歩します。10分ほど歩くと仲見世通りに到着します。
ここで咳止め飴を切る包丁の音を聞きながら大山門に到着。
巨大提灯で記念撮影をして、献香所でお線香の煙をあびて大本堂に向かう、というのがいつものパターンです。
参拝して、おみくじを引いて、帰りに屋台で少し何かをいただいて帰る、という感じです。
観光にもちょうどいいといいますか・・・浅草より小規模ですがちょうどいい賑わい具合でとても気持ちも落ち着く場所です。
もちろん厄年の厄払いも川崎大師で祈祷してもらいました。
がん患者さんへのお見舞い、プレゼントとしておすすめ 傷病平癒のなで守り
首都圏最大級のお寺なので、様々なお札、お守りが購入できます。
販売している窓口も複数あってよいですし、
お札やお守りの種類もこんなにあります。
その中でおすすめしたいのが「なで御守」です。
傷病平癒のお守りなので、病気やケガをされている方向けなのですが、「なで御守」とはなんでしょうか?
あまり聞いたことがないと思います。
これは、「からだの痛いところや、悪いところにお守りを当て、なでることによってご利益=病気の回復を祈る」というお守りです。
手で持って体に当てる、ということを想定しているため、通常のお守りよりも少しサイズが大きくなっています。
なお、この「なで御守」は、川崎大師境内にある「薬師殿」由来のお守りです。
薬師殿では薬師如来が鎮座されていますが、この薬師如来は「民の病患を救うという如来=薬壺を持ち病気を治す仏様」です。
また薬師殿には悪い部分を撫でながら病気の平癒を祈る「撫で薬師」も鎮座されています。
まさに病気を治す仏様のお守りであり、持っているだけでなく「なでて痛みや病気のあるところが回復するようにさすりながら祈る」という行為が病気回復を祈る人の心情とリンクするので、がんと闘う人に贈ると、とても喜ばれるはずです。
川崎大師の仲見世通り近くにはお花屋さんも
病院へお花を持ち込むことは避けたいので、入院中の方には必要ないことですが、ご自宅へ訪問したり、外で会ったりする場合は、お花も近くで買えるので「当日に川崎大師へ寄って、お花も買って、お見舞いに行く」こともできます。
肺に問題があり咳が多くなっている方には、「咳止め飴」も喜ばれるかもしれないですね。
急に思い立って行っても、お見舞いに適した品が揃うという点でも川崎大師はオススメです。