がん治療で主軸となりつつある分子標的薬とは、新たに開発された化学療法用の薬のタイプです。分子標的治療薬は、毒性の強い従来の抗がん剤とはメカニズムが異なり、特定の分子(がん細胞)だけをターゲットにして治療をおこなうことができます。 このため、従来の化学療法と比べ、正常な細胞組織の損傷が少なくてすむのが大きな特徴だといえます。 肺がんで使われる分子標的薬 現在、日本で使用されている肺がん治療のための分子標的治療薬はゲフィチニブ(商品名イレッサ)、エルロチニブ(タルセバ)、ベバシズマブ(アバスチン)の3剤が中心 ...