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膵臓がんの死亡者数は増加し続けている
日本における膵臓がんの死亡者数は年々増加傾向にあります。
厚生労働省が公表した2012年度の人口動態統計概数によると、悪性腫瘍(がん)による年間総死亡者数は36万963人でした。このうち膵臓がんによる死亡者数は2万9916人となり、前年と比較して1087人増加しています。
全死亡者数125万6359人のうち、膵臓がんによる死亡者数は2.4%を占めています。つまり、日本では全死亡者のおよそ100人に2人が膵臓がんで亡くなっている計算になります。がんの種類別で見ると、肺がん、胃がん、大腸がん、肝がんに次いで第5位の死因となっています。
2025年現在の最新統計では、膵臓がんの死亡者数はさらに増加しており、年間約4万人に達すると推計されています。
高齢化社会の進展とともに、膵臓がんによる死亡者数は今後も増加することが予想されています。
膵臓がんの死亡率はなぜ高いのか
膵臓がんの死亡率が他のがんと比較して高い理由は、いくつかの医学的要因が関係しています。最も重要な理由として、早期発見の困難さが挙げられます。
膵臓は体の深部にある臓器であり、周囲を胃や十二指腸、肝臓などに囲まれています。このため、初期段階では症状がほとんど現れず、患者さん自身が異変に気づくことが難しい状況です。症状が現れた時点では、すでに進行している場合が多く、治療の選択肢が限られてしまいます。
また、膵臓がんは他のがんと比較して悪性度が高く、進行が速いという特徴があります。診断時点で既に周囲の血管やリンパ節に浸潤していることが多く、手術による完全切除が困難なケースが少なくありません。
さらに、膵臓がんは抗がん剤や放射線治療に対する反応が限定的であることも、死亡率の高さに関連しています。近年では新しい治療薬の開発が進められていますが、他のがん種と比較すると治療選択肢は依然として少ない状況です。
膵臓がんの5年生存率
膵臓がんの予後を示す指標として5年生存率があります。国立がん研究センターのデータによると、膵臓がん全体の5年生存率は約10%程度とされています。これは他の主要ながん種と比較して著しく低い数値です。
ステージ別に見ると、早期発見された場合の5年生存率は40%以上に達することもありますが、進行した状態で発見された場合の5年生存率は5%以下となっています。この数値からも、早期発見の重要性が理解できます。
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膵臓がんの死亡率には地域差がある
全国47都道府県における膵臓がん標準化死亡比を解析した研究によると、膵臓がんによる死亡状況には地域による差があることが明らかになっています。標準化死亡比とは、全国平均を100とした場合の各地域の死亡率の比較指標です。
研究結果では、北海道と東北地方の青森県、秋田県、宮城県、そして島根県において、男女ともに膵臓がん標準化死亡比が高いことが示されています。これらの地域では全国平均よりも膵臓がんによる死亡率が高い傾向にあります。
この地域差が生じる要因については、現時点では明確に解明されていません。考えられる要因としては、食生活の地域的特徴、遺伝的背景、医療アクセスの違い、生活習慣などが挙げられますが、さらなる研究が必要とされています。
一方で、地域による医療水準の差や、健康診断の受診率の違いなども影響している可能性があります。今後、これらの地域差を詳細に分析することで、膵臓がん予防や早期発見のための新たな知見が得られることが期待されています。
膵臓がんは高齢になるほど発症リスクが高まる
膵臓がんの罹患率は年齢とともに増加する傾向があります。特に40歳代を境に患者さんの数が急激に増加し始めます。50歳代、60歳代と年齢が上がるにつれて、罹患率はさらに上昇していきます。
年齢別の罹患率を見ると、30歳代までは人口10万人あたり数人程度ですが、40歳代では10人以上、50歳代では30人以上、60歳代では60人以上となります。70歳代以降も高い罹患率が続きます。
この年齢依存性は、加齢に伴う細胞の遺伝子変異の蓄積や、長年の生活習慣の影響、免疫機能の低下などが関係していると考えられています。また、糖尿病や慢性膵炎などの膵臓がんのリスク因子となる疾患も、加齢とともに発症率が上がることが影響している可能性があります。
高齢化が進む日本社会において、膵臓がんの患者さんの数が増加している背景には、この年齢依存性が大きく関係しています。
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膵臓がんはなぜ治療が難しいのか
膵臓がんの性別年齢調整死亡率は、近年では横ばい傾向か、やや増加傾向を示しています。注目すべき点として、膵臓がんの死亡率と罹患率がほぼ同じ割合であることが挙げられます。これは以前から変わらない傾向です。
死亡率と罹患率が同程度であるということは、膵臓がんと診断された患者さんのほとんどが、残念ながら治癒に至らないことを意味しています。この事実は、膵臓がんが現在もなお治療成績の向上が限定的である難治がんの代表的な疾患であることを示しています。
他の主要ながん種では、医療技術の進歩により死亡率が低下傾向にあるものが多い中、膵臓がんについては治療成績の改善が遅れている状況です。この状況を改善するため、世界中の研究機関で新しい治療法の開発や早期診断法の研究が続けられています。
膵臓がんの治療における課題
膵臓がんの治療が困難である理由として、以下のような要因が挙げられます。
まず、診断時点で既に進行している症例が多いという問題があります。膵臓がんの約80%は、診断時に既に切除不能な状態となっています。手術が可能な患者さんは限られており、これが治療成績に大きく影響しています。
次に、膵臓がんの生物学的特性として、周囲組織への浸潤性が高く、血管やリンパ節への転移が早期から起こりやすいという特徴があります。これにより、局所治療だけでは完全な治癒が困難となります。
さらに、膵臓がんの組織は線維化が強く、血流が乏しい環境であることが知られています。この特徴により、抗がん剤が腫瘍組織に十分に到達しにくく、化学療法の効果が限定的になることがあります。
膵臓がんは男性に多い傾向がある
日本膵臓学会のデータ解析によると、ほぼすべての年齢層において、男性の膵臓がん罹患者数は女性の約1.6倍となっています。がんの進行度にかかわらず、患者さんの数は男性が多い傾向があります。
この男女差は日本だけでなく、世界的にも見られる現象です。アメリカでは男性の罹患率が女性の約1.3倍とされており、多くの国において男性の罹患率が女性を上回っています。特に高齢になるほど、この男女差は顕著になる傾向があります。
男性に膵臓がんが多い理由としては、喫煙率の違いが一つの要因として考えられています。喫煙は膵臓がんの確立されたリスク因子であり、男性の喫煙率が女性より高いことが影響している可能性があります。
また、飲酒習慣や食生活の違い、職業的な化学物質への曝露なども関係している可能性が指摘されています。ただし、これらの要因だけでは男女差を完全には説明できず、ホルモンの影響や遺伝的要因なども関与している可能性があります。
興味深いことに、アフリカ系アメリカ人においては男女差が認められないという報告があります。これは、膵臓がんの発症における性別の影響に人種差があることを示唆しており、遺伝的背景の重要性を示しています。
有名人や芸能人も多い膵臓がん
膵臓がんは、多くの有名人や芸能人も罹患している疾患です。公表されている情報によると、俳優の渡哲也さん、落語家の立川談志さん、プロ野球選手の衣笠祥雄さん、ジャーナリストの筑紫哲也さん、Apple創業者のスティーブ・ジョブズ氏など、各界の著名人が膵臓がんで亡くなっています。
これらの著名人の多くは、医療アクセスが良好で、最先端の治療を受けられる環境にあったにもかかわらず、膵臓がんの治療の困難さに直面しました。このことは、膵臓がんが社会的地位や経済状況に関わらず、誰もが向き合わなければならない難治がんであることを示しています。
有名人の膵臓がん罹患が報道されることで、一般の方々の膵臓がんに対する認識が高まり、早期発見や予防の重要性についての関心が深まることが期待されます。
世界における膵臓がんの罹患状況
世界各地域における膵臓がんの罹患状況は、国際がん研究機関(IARC)がまとめた「五大陸のがん罹患第9巻」のデータから把握することができます。このデータでは、各地域における膵臓がんの年齢調整罹患率が示されています。
統計によると、男女ともに罹患率が高い地域として、アフリカ系アメリカ人の集団やチェコ共和国が挙げられます。日本の罹患率も世界的に見ると上位に位置しており、第3位から第4位程度の高さとなっています。
日本における罹患率の高さには、他国と比較して診断技術が発達していることが一つの理由として考えられます。CT検査やMRI検査などの画像診断技術が普及しており、比較的小さな膵臓がんも発見できる体制が整っています。
一方、インドやアルジェリアなどの発展途上国では罹患率が低く報告されていますが、これは実際の罹患率が低いというよりも、診断精度の問題が関係している可能性があります。
医療インフラが十分に整備されていない地域では、膵臓がんの診断そのものが困難であり、統計に反映されない症例が存在すると推察されます。
世界の膵臓がん罹患率比較
| 地域・国 | 特徴 |
|---|---|
| アフリカ系アメリカ人 | 男女ともに罹患率が最も高い集団の一つ |
| チェコ共和国 | ヨーロッパで最も罹患率が高い国 |
| 日本 | 世界第3-4位の罹患率、診断技術が高い |
| アメリカ | 男性の罹患率が女性の約1.3倍 |
| インド・アルジェリア | 報告される罹患率は低いが診断精度の影響も考えられる |
膵臓がんのリスク因子について
膵臓がんの発症には、いくつかのリスク因子が関係していることが研究で明らかになっています。
喫煙は最も確立されたリスク因子の一つです。喫煙者は非喫煙者と比較して膵臓がんの発症リスクが約2倍から3倍高くなるとされています。禁煙により、このリスクは時間とともに低下していきます。
糖尿病も膵臓がんのリスク因子として知られています。特に、中高年になってから新たに糖尿病を発症した場合、膵臓がんの可能性も考慮する必要があります。膵臓がんが原因で糖尿病を発症することもあるため、注意が必要です。
慢性膵炎、特にアルコール性の慢性膵炎は、膵臓がんのリスクを上昇させます。長期にわたる膵臓の炎症が、がん化のリスクを高めると考えられています。
肥満や運動不足といった生活習慣も、膵臓がんのリスク因子として報告されています。適切な体重管理と定期的な運動は、膵臓がん予防の観点からも重要です。
家族歴も重要なリスク因子です。血縁者に膵臓がんの患者さんがいる場合、発症リスクが上昇することが知られています。特に、複数の血縁者が膵臓がんを発症している場合は、遺伝性膵癌の可能性も考慮する必要があります。
膵臓がんの早期発見に向けた取り組み
膵臓がんの予後を改善するためには、早期発見が最も重要です。しかし、膵臓がんには有効な集団検診の方法が確立されていないという課題があります。
現在、ハイリスク群に対するスクリーニングの研究が進められています。特に、家族歴がある方、糖尿病を発症した方、慢性膵炎の方などを対象とした定期的な画像検査が検討されています。
超音波内視鏡検査(EUS)やMRI検査は、小さな膵臓がんの発見に有用とされています。これらの検査を適切なタイミングで実施することで、早期発見の可能性が高まります。
また、血液検査による腫瘍マーカーの測定も行われますが、CA19-9などの従来のマーカーでは早期発見は困難です。新しいバイオマーカーの研究開発が世界中で進められており、将来的には血液検査による早期診断が可能になることが期待されています。

