がん死亡者は年々増加し、2010年は35万3499人ががんで亡くなっています。部位別では多い方から①肺がん、②胃がん、③大腸がんの順になります。これを男性だけでみるとまったく同じ順位です。ところが、女性に限ると大きく順位が異なってくる。①大腸がん、②肺がん、③胃がんとなります。
大腸がんの死亡者総数は年間4万4238人で罹患者数は2006年の数字が10万7815人。大腸がんの死亡率は41%です。大腸がんは患者も多いし、死亡者も多いといえます。
大腸がんの増えている原因として大きいのは、①食生活の欧米化②ライフスタイルの欧米化とされています。食生活ではハンバーグ、ハンバーガー、ステーキなど赤身の肉を口にするのがごく一般的な食生活になったといえます。ライフスタイルも車社会で運動不足、たばこを吸う人はまだまだ多く、ストレス過多、睡眠不足。さらには、飲酒の影響も大きいと考えられています。