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11.腎臓がん

【2026年更新】腎臓がんの手術で腎臓を片方摘出した後、腎機能は回復するのか?

腎臓がんの手術


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腎臓がん手術後の腎機能について

こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。

腎臓がんと診断された患者さんにとって、手術後の腎機能がどうなるのかは大きな心配事の一つです。特に、片方の腎臓を完全に摘出する「根治的腎摘除術」を受ける場合、残った腎臓だけで生活できるのか、透析が必要になる可能性はないのか、といった不安を抱える方は少なくありません。

この記事では、腎臓がんの手術で片方の腎臓を摘出した後の腎機能について、2026年現在の最新の医学情報をもとに詳しく解説していきます。

腎臓がん手術の種類と選択基準

腎臓がんの手術には、大きく分けて「根治的腎摘除術」と「腎部分切除術」の2種類があります。

根治的腎摘除術は、がんのある側の腎臓を周囲の脂肪組織とともに一塊として摘出する手術です。一方、腎部分切除術は、がんとその周囲の正常組織を部分的に切除し、残りの腎臓を温存する手術です。

現在の医療では、腫瘍の大きさが4cm以下の小径腎がんの場合、腎部分切除術が標準的な治療として推奨されています。国立がん研究センターの情報によれば、近年の画像診断技術の向上により、がんが小さいうちに見つかることが多くなったため、可能であれば腎部分切除術を行うケースが増えています。

ただし、腫瘍の位置や大きさ、患者さんの全身状態によっては、根治的腎摘除術が選択されることもあります。一般的には、腫瘍が7cmを超える場合や、腫瘍が腎静脈などに浸潤している場合には、腎摘除術が適応となります。

手術方法の進化

手術の方法も進化しており、開腹手術だけでなく、腹腔鏡手術やロボット支援手術が広く行われています。2016年4月から、腎摘除術および腎部分切除術のロボット支援手術が健康保険の適用となりました。

ロボット支援手術の特徴は、自由度の高い手術用鉗子と3次元画像により、繊細で安全な手術操作が可能であることです。特に腎部分切除術の場合、腎動脈の阻血時間短縮につながるとされており、温阻血時間の短縮は腎機能温存に重要とされています。


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根治的腎摘除術後の腎機能の変化

片方の腎臓を摘出した場合、術後すぐは腎機能が低下します。しかし、残った腎臓の働きにより、時間の経過とともに腎機能は回復することが分かっています。

腎機能の回復過程

東京医科大学の研究報告では、全摘出後の腎機能はいったん低下した後、時間をかけて回復を示したとされています。長期的には、術前の75%程度の機能保持がされることが明らかになっています。

これは、残った片方の腎臓が、失われた腎臓の機能を補うように働きを強化するためです。この現象は「代償性肥大」と呼ばれ、残存腎が徐々に大きくなり、機能を高めていきます。

東京科学大学大学院医歯学総合研究科腎泌尿器外科学教室の研究によれば、片側の腎臓を摘出して腎臓が1つになったとしても、残った腎臓が正常に働いていれば、通常は生活に支障を来すことはありません。そのため、生存率も健常者と比較して劣らないというのが現在の見解です。


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慢性腎臓病のリスクと対策

一方で、腎臓を摘出することで慢性腎臓病の発生率が、部分切除に比べて高くなることは明らかです。

慢性腎臓病のリスク要因

一般的に慢性腎臓病のリスクと言われているのは、高血圧や糖尿病を有している方、あるいは高齢の方などです。このような方では、根治的腎摘除後に腎機能が低下しやすいとされています。

静岡市立静岡病院の報告によれば、誰しも加齢とともに腎臓の機能が衰え、老廃物や余分な水分の処理能力が年々落ちていきます。腎機能の低下が高度となれば、だるさや疲れやすさ、食欲低下をきたして生活の質を落としてしまいます。

腎臓が2つある方でも、加齢とともにある程度の腎機能低下は避けられませんが、腎臓を片方切除することで腎機能が将来危険なレベルまで低下するリスクが増すとされています。

心血管疾患との関連

慢性腎臓病があると、脳卒中や心筋梗塞などの心血管病発症リスクが高まることが報告されています。四国がんセンターの情報によれば、腎摘除術後長期間経過すると腎機能低下をきたし、そのことに起因する心血管系の病気での死亡率が上昇することが報告されています。

根治的腎摘除術と腎部分切除術の比較
項目 根治的腎摘除術 腎部分切除術
適応腫瘍サイズ 主に7cm以上 主に4cm以下
術後の腎機能低下 初期は約50%低下、長期的には術前の75%程度まで回復 5~10%程度の低下
慢性腎臓病リスク 部分切除より高い 全摘出より低い
手術の複雑さ 比較的単純 技術的に高度
手術時間 比較的短い 比較的長い
術後合併症 少ない 出血、尿漏れのリスクあり

透析が必要になる可能性

腎臓を片方摘出した場合、人工透析を受けざるをえない人も存在します。しかし、その頻度は決して高くありません。

東京科学大学の研究によれば、根治的腎摘除後に1~2%程度の方に血液透析などの腎代替療法が必要になるとされています。これは、元々の腎機能が低下していた方や、術後に残った腎臓に負担がかかった方(糖尿病、高血圧、結石、脱水などが主な原因)に起こりやすいとされています。

大阪市立総合医療センターの情報によれば、生体腎移植でのドナー(腎臓提供者)の場合、腎提供後は腎臓が1つになり、腎機能は平均して3割ほど低下するといわれています。そのため、日本移植学会と日本臨床腎移植学会の生体腎移植ドナーガイドラインを尊守し、腎臓を提供されても問題が無いか、リスクの評価をしっかりと行うことが求められています。

部分切除術との比較

可能であれば、腎部分切除術を行うことが望ましいといえます。その理由を詳しく見ていきましょう。

生存率の比較

小さい腎臓がんにおいては、根治的腎摘除術の5年生存率は95%程度と高い数値が得られています。一方、部分切除の場合でも同じくらいの生存率が保たれるようになっています。

国立がん研究センターがん情報サービスの院内がん登録生存率集計によれば、2015年に診断されたステージⅠの腎臓がんの5年生存率(ネット・サバイバル)は95%でした。適切な部分切除術を行えば、腎摘除術と比べてがんの再発率に差がないことが分かっています。

腎機能温存のメリット

腎部分切除術の最大のメリットは、残った腎臓の機能を温存できることです。長期的な視点で見た時に、腎機能の低下とそれに伴う合併症への影響を小さくできます。

東京科学大学の研究によれば、腎部分切除後の腎機能の低下は5~10%程度であることが多く、一般的には根治的腎摘除より良好に腎機能は温存されます。

部分切除術の注意点

ただし、腎部分切除術には技術的な難しさがあります。多くの場合、腎部分切除を行う際には腎動脈を遮断して(阻血と言います)、出血しないようにした状態で腫瘍を切除し、腎実質を縫合してから腎動脈を開放し、手術を終了します。

腎臓への血流遮断は30分以内にとどめる必要があり、それより長時間となると、腎機能の障害が残る可能性が高くなります。阻血時間が長くなると腎臓の細胞が弱り、長時間だと回復しなくなるため、血流を止めていられる時間に制限があります。

また、切り取った部分からの再出血や尿漏れなど、腎摘除術にはない合併症が発生する危険性があります。出血があった場合には、経皮的に動脈塞栓術を行うか、開腹して再度縫い合わせることがあります。尿漏については、カテーテルを留置してしばらく様子をみますが、止まらない場合には腎摘除術を検討することもあります。

術後の生活と経過観察

腎臓がんの手術を受けた後は、定期的な経過観察が必要です。

術後の入院期間と回復

順調な経過の場合、術後7日目に抜糸を行い、全身状態に問題がなければ退院できます。ただし、術後の腎機能や全身状態の回復には大きな個人差があります。

退院後の経過観察としては、全身状態や腎機能の評価、CT(MRI)による再発の有無確認を定期的に行います。腎臓がんは10年以上経過しても再発転移を来たし、がん死する症例があることが知られているため、長期的な経過観察が重要です。

日常生活での注意点

片側の腎臓を摘出して腎臓が1つになったとしても、残った腎臓が正常に働いていれば、通常は生活に支障を来すことはありません。しかし、残った腎臓に負担をかけないよう、以下の点に注意することが大切です。

高血圧や糖尿病の管理、適切な水分摂取、定期的な健康診断を受けることで、腎機能の低下を予防することができます。特に、糖尿病、高血圧、結石、脱水などは残った腎臓に負担をかける主な原因となりますので、これらの管理が重要です。

最新の治療トレンド

2026年現在、腎臓がん治療においては、可能な限り腎機能を温存する方向に治療の流れが変わってきています。

ロボット支援手術の普及

2016年に保険適応となったロボット支援手術は、腹腔鏡での傷の小ささ、出血の少なさという利点のまま、ロボットによる精密な操作が可能となったことで、部分切除術の対象となるがんの範囲が拡大しました。

上尾中央総合病院の報告によれば、ロボット支援腎部分切除術(RAPN)は、三次元の立体的な画像を見ながら腫瘍と臓器の位置関係を正確にとらえて手術することができます。また、人間の手の関節以上に自由度の高いロボット鉗子を用いることで、腹腔内での精密な切開や正確な縫合を素早く行うことが可能です。

傷口が小さいため術後の痛みは少なく、阻血時間の短縮は腎機能温存につながります。また、正確な縫合は、再出血や腎臓周囲への尿漏出などの術後合併症を低減させると考えられています。開腹手術と腹腔鏡手術の利点を合わせ持った術式がロボット支援腎部分切除術であるといえます。

その他の低侵襲治療

全身状態により手術が困難な場合や、手術を拒否した場合などに、低侵襲な経皮的局所療法が考慮されることがあります。経皮的局所療法には、ラジオ波焼灼術と凍結療法があります。

ラジオ波焼灼術はラジオ波を用いて腫瘍を高温にすることで、凍結療法は逆に低温にすることでがん細胞を破壊します。これらの治療は、腎機能の低下を最小限に抑えたい場合などに選択されることがあります。

治療選択のポイント

腎臓がんの治療を選択する際には、いくつかの重要なポイントがあります。

腫瘍の特性

腫瘍のサイズ、位置、組織型などによって、適切な治療法は異なります。一般に、腫瘍径が7cm以下のステージⅠであれば腎部分切除術の適応になります。逆に7cmを超える腫瘍であれば腎摘除術が一般的になります。

ただし、7cm以下の腫瘍であっても、腫瘍が腎静脈などに浸潤している場合などには腎部分切除術が不可能な場合があります。

患者さんの状態

現在の腎機能、年齢、全身状態、合併症の有無なども治療選択の重要な要素です。元々の腎機能が悪かった場合、残った腎臓に負担がかかった場合、通常の経過より急速に腎機能が低下することがあります。

現在の腎機能と切除しなくてはいけない範囲から、部分切除術と腎摘除術のそれぞれでどの程度の腎機能が残せるかを予想することも、どちらを選択するかの要素となります。

医療機関の技術と経験

部分切除術は技術的に高度な手術であるため、医療機関の経験と技術も重要な選択要因となります。特にロボット支援手術の場合、十分な経験を持つ医療機関で治療を受けることが望ましいといえます。

まとめ

腎臓がんの手術で片方の腎臓を摘出した場合、術後の腎機能は一時的に低下しますが、時間をかけて回復し、長期的には術前の75%程度の機能が保持されることが分かっています。生存率も健常者と比較して劣らないというのが現在の見解です。

ただし、腎臓を摘出することで慢性腎臓病の発生率は部分切除に比べて高くなることは明らかであり、1~2%程度の方には透析などの腎代替療法が必要になることもあります。

そのため、腫瘍のサイズや位置、患者さんの状態によって可能であれば、腎機能を温存できる腎部分切除術を選択することが推奨されています。特に小径腎がん(4cm以下)では、部分切除術が標準的な治療となっています。

2026年現在、ロボット支援手術の普及により、部分切除術の対象範囲が拡大し、より多くの患者さんが腎機能を温存できる治療を受けられるようになっています。

腎臓がんと診断された場合は、担当医とよく相談し、腫瘍の特性、ご自身の腎機能や全身状態、各治療法のメリットとデメリットを十分に理解した上で、最適な治療法を選択しましょう。

参考文献・出典情報

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本村ユウジ
本村ユウジ
がん治療専門のアドバイザー・本村です。

私の仕事は【がん患者さんに正しい選択を伝えること】です。

「本村さん、おかげで元気になりました」

そんな報告が届くのが嬉しくて、患者さんをサポートしています。

→200通以上の感謝の声(これまでいただいた実際のメールを掲載しています)

しかし毎日届く相談メールは、

「医師に提案された抗がん剤が怖くて、手の震えが止まらない」

「腰がすこし痛むだけで、再発か?転移か?と不安で一睡もできなくなる」

「職場の人も家族さえも、ちゃんと理解してくれない。しょせんは他人事なのかと孤独を感じる」

こんな苦しみに溢れています。

年齢を重ねると、たとえ健康であっても、つらいことはたくさんありますよね。

それに加えて「がん」は私たちから、家族との時間や、積み重ねたキャリア、将来の夢や希望を奪おうとするのです。

なんと理不尽で、容赦のないことでしょうか。

しかしあなたは、がんに勝たねばなりません。

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