がん専門のアドバイザー、本村です。
当記事は癌(がん)封じのお守りを授与してもらえる神社、茨城県の笠間市にある常陸出雲大社(ひたちいずもおおやしろ)にお参りに行ってきたので、その紹介です。
こちらは島根県にある出雲大社のご祭神である大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)=いわゆる「だいこくさま」の分霊が祀られている神社です。
記録では「平成4年12月4日、ご本社出雲大社よりご分霊をご鎮座」とあります。この常陸出雲大社は造られて25年ほどになる比較的新しい神社になります。
丘陵地を開いて作られた神社でアップダウンがありますが、緑に囲まれた美しい神社です。
第一駐車場から歩くとすぐに坂道があり、その先に社が見えてきます。天気に恵まれ、桜も咲いていることでよい写真がとれました。
そしてなんといっても圧巻なのが荘厳な拝殿と大きなしめ縄です。
しめ縄は「人間の世界と神の領域の境目」とされており、しめ縄を置くことで、その先の領域に人間界の邪気が入り込まないようにしています。
ここから先は神の領域、とされるしめ縄の大きさが、神の大きさを示している、という考え方があり、出雲大社では巨大なしめ縄がかかっているということですね。
ちなみに常陸出雲大社のしめ縄の重さはおよそ6トンと記録されています。本家の出雲大社のものはおよそ5トンとされているので、これは日本でも最大級か、もっとも重量のあるしめ縄かもしれません。
多くの職人によって手作りされているというのは凄いことですね。
癌が治るように願う・・・病気平癒の祈祷ができます
拝殿のほど近くに、「ご祈祷受付」と「ご朱印受付」の窓口があります。
ご祈祷は一祈願5,000円より。時間は以下のとおり「9:00」「10:00」「11:00」「12:00」「13:30」「14:30」「15:30」「16:00」の計8回の締め切りがあり、締め切りのあとにその都度祈祷が執り行われます。
ご朱印受付の窓口と、反対側にある「神札所」に癌封じや病気平癒に関するお守りがあります。
癌封じのお守り、病気平癒のお守り
病気や健康に関するお守りは、心身健全、病気平癒、薬神、癌封じと4つあります。
ともに初穂料は1,000円です。
この中で珍しいと感じたのは「薬神」のお守りです。祭神であるだいこくさまは、農業、漁業などの神でもあり、「医療の神」ともされています。
薬神のお守りの解説はとくにありませんでしたが、医療の神の力を薬に宿して病気を平癒しよう、という願いが込められているのだと思います。
どれも出雲大社らしい歴史を感じるお守りのデザインなので、お見舞いの品としてもよろこばれるのではないかと思います。
龍蛇神社
こちらは拝殿の手前にある龍蛇神社。「だいこくさまのお使い神、龍蛇神が祀られている。火難、水難、障り避けの神」とあります。
なぜ茨城県に出雲大社が?
由来としては、日本文徳天皇実録(871年)にあり、ここで「御祭神大国主大神は、神代の昔、常世之国(現在の茨城県)の小名彦命と共に国づくりに励まれた」と伝えられています。
小名彦命(すくなびこなのみこと)とは、日本書紀で「高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)の子」、古事記では神産巣日神(かみむすびのかみ)の子とされている神様です。
常世(とこよ)の国=茨城県からおとずれるちいさな神とされています。
小名彦命(すくなびこなのみこと)も医薬の神として信仰されたという記録があります。
アクセス
住所 茨城県笠間市福原2001
開門時間 8:00~17:00
駐車場 無料 約300台、大型バス可