がん専門のアドバイザー、本村です。
この記事では、有名な寺社仏閣が多い広島県内で特に
・癌封じの祈願やお守りが購入できる神社
・病気平癒の祈願やお守りが購入できる神社
を紹介しています。
「急いでお守りを手に入れたい」という方向けに、ベージ下部で「通販で癌封じのお守りが購入できるお寺、神社」を紹介していますのでそちらも参考にしてください。
さて、そもそも「癌封じ」とは「(がんでない人が)癌にならないこと」を願う祈願です。ただ、現在はその意味は広がっており、「二度と癌にならない=癌が治る」ことや、癌に関する治療の成功祈願の意味合いも含んでいます。
癌を含む病気を治すことを祈願するのは一般的に「病気平癒」の祈願になります。
病気全般が対象ですので癌はもちろん、白血病や悪性リンパ腫などの血液系がん、軟部肉腫なども含みます。
願いは同じ「癌を治すこと」ですが、祈願やお守りを授与してもらううえでは、癌封じでも病気平癒でもどちらでもよい、ということですね。
検討の候補として3つの神社を挙げていますので、参拝の参考にしていただければと思います。
広島市西区 三輪明神広島分祀の癌封じお守り
三輪明神広島分祀(ぶんし)は広島カープファンには「元祖カープ日本一神社」としてよく知られた神社です(1975年のリーグ初優勝の後、古葉監督が三輪明神にお参りをし、1979年に日本一になったことに由来)。
分祀とは「本社と同じ祭神を、別に神社を設けてまつること」をいいます。本社は奈良県にある大神神社(おおみわじんじゃ)です。三輪はおおみわの「みわ」が由来です。
大神神社は、日本神話で国を作った神の魂である「大物主神(おおものぬしのかみ)が鎮められている山=三輪山を神体とする神社で、日本で最古の神社といわれています。
日本では神様の格を評価する「神階」の制度があり(制度自体は明治時代に廃止)、大物主神は最高位の正一位(しょういちい)とされている、歴史的にも格の面でも日本有数の神社だといえます。
癌や病気との関連
祭神である大物主神には、全ての産業、航海や交通、縁結びなど人間生活全般の守護神としてのご利益がある、といわれています。
その中には病気の治癒や製薬なども含まれます。
また、本山の大神神社には、いくつかの摂社(大きな神社の中にある小さな神社)があり、その中の「磐座(いわくら)神社」には少彦名命(すくなひこなのみこと)という医薬の神、病気平癒の神が祀られています。
そのゆかりで、三輪明神広島分祠のパンフレットには「病気平癒の神を含む」と記載されています。
以上のことから、病気平癒にはご利益のある神社であることが分かります。
なお三輪明神広島分祀では「病気平癒」の祈祷が受けられます。
これは癌を含む病気からの速やかな回復と今後の健康を祈願するものです。個人の祈願料は5,000円から。
癌封じのお守り
輪明神広島分祠のWebサイトには癌封じのお守りは掲載されていませんが、癌封じのお守りが700円で授与されていることを直接電話して確認しています。
写真が載せられなくて残念ですが、授与所で販売されているので参拝時に確認してみてください。
三輪明神広島分祀の所在地
広島県広島市西区古江上1丁目376-15
電話:082-271-6004
営業時間:平日8:00~16:00 土日祝 8:00~17:00
駐車場:無料駐車場200台分あり
広島市東区 広島東照宮の病気平癒祈願と健康長寿守
広島東照宮は、先の三輪明神からも地理的に近く、JR広島駅の北にあり、駅から徒歩(8分)で行ける神社です。広い境内を持つ立派な神社で、七五三や安産祈願に多くの人が参拝しています。
この神社も実は病気平癒に関してご利益のある神社です。
「東照宮」と名の付く神社は、日光東照宮を筆頭に、久能山、仙波の日本三大東照宮や上野東照宮など全国でも多く点在しますが、いずれも徳川家康を祭神として祀る神社です。
広島東照宮は家康の死後の33回忌にあたる1648年に、広島藩主により造られた神社です。原爆により拝殿など当時の主な社殿は消失しましたが、1965年に現在の社殿が再建されました。
癌や病気との関連
家康公を神として祀るときの名は「東照大権現(とうしょうだいごんげん」です。
大権現は家康公のことを指し、「東照」とは仏教の言葉で「東方薬師瑠璃光如来(とうほう やくし るりこう にょらい)」のことです。意味は「東から日本を明るくしてくれる薬師如来」です。
家康公を神とする神社で、なぜ仏教の「仏」がでてくるのかというと、神仏分離政策以前の神仏習合で「大権現=神としての家康」に「仏としての薬師如来」が当てられたことが由来です。
広島東照宮の公式解説でも【家康公の本地仏(ほんじぶつ)は病気を治癒し、医薬の仏として進行される、薬師如来です】と記載されています。
本地仏とは「神の正体とされる仏」です。
つまり家康公の正体は薬師如来であり、薬師如来とは「民の病患を救うという如来=薬壺を持ち病気を治す仏様」です。
広島東照宮にお参りする→薬師如来にお参りする、ことになりますので、特に健康祈願や病気平癒祈願にはご利益があるとされているわけですね。
病気平癒、手術成功祈願ができます
広島東照宮では、様々な祈願をすることができますが、項目のひとつとして「病気平癒・手術成功祈願」があります。
これは薬師如来=家康公に病気の回復と健康を祈願するものです。初穂料(玉串料。料金の意)は、5,000円、7,000円、10,000円以上を選んで納めます。
祈願の受付時間は9:00~16:15(年中無休)。予約制ではないので当日参拝時に申し込む形になります。祭りの行事があるときや結婚式があるときは祈願の時間が短縮されたりしますので、参拝日が決まっている場合は事前に電話して確認しておきましょう。
健康長寿守があります。
広島東照宮には様々なお守りがありますが、病気からの回復を願う場合は健康長寿守などがよいと思います。
【所在地】
広島県広島市東区二葉の里2-1-18
拝観時間:9:00~17:00
駐車場:無料駐車場あるもスペースが少ない(30台前後)
広島県 国宝・世界文化遺産「厳島神社」の病気平癒祈祷と御神衣守
広島県内で神社に参拝する・・・となれば、世界遺産であり日本で最も有名な神社の1つである日本三景「厳島神社(いつくしまじんじゃ)」が挙げられます。
厳島神社は「安芸国(現在の山陽地方)一宮=いちのみや。地域の中で最も社格の高いとされる神社」であり、近代社格でも広島県内では最も高い「官幣中社」にあたります。
宮島全体が聖なる場所として篤く信仰され、そこに社は建てられない、と海に浮かぶように社殿が建てられています。
祀られている主祭神は「宗像三女神」と呼ばれる三柱ですが、出雲大社と同じく「大国主命(おおくにぬしのみこと。別名だいこくさま)」、その他にも学問の神様である菅原道真公などが祀られ、その分だけ多種多様なご利益がある、とされています。
癌や病気との関連
由緒や神社の中については様々なガイドブックに任せるとして、ここでは癌や病気に関することだけ解説します。
三女神のうち市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)は、絶世の美女だとされ、仏としては(本地仏は)弁財天であり勝負や金運だけでなく長寿の神様ともされています。
大国主命は健康祈願の神でもあり、ご利益には「病気平癒」も含まれています。
病気平癒の祈祷が受けられます
厳島神社は観光で訪れる人が多く、ぐるっと見て回って参拝する、という人がほとんどですが、個人の病気平癒祈祷を受けることができます。
しかも祈祷一件3,000円からと祈祷料も高くなく(他の神社はだいたい5,000円から)、予約不要でその日に申し込めますので、参拝だけでなく祈祷も受けられるとよいと思います。
厳島神社にしかない病気平癒のお守り「御神衣守」
厳島神社でお守りを授与してもらうなら、御神衣守(ごしんいまもり)がよいです。
白にゴールドの刺繍が美しく、身体健康・病気平癒・長寿が祈願されたお守りで、これは厳島神社にしかないお守りです。他のお守りは500円のものがほとんどで御神衣守だけ1,200円しますが縫製がきれいで触り心地もよいと人気です。
厳島神社では毎年元旦に神衣献上式という神事が行われ、一年に一度、神様の衣装を取り替えることをしています。
御神衣守にはそのとき取り替えられた衣装の一部が収められています。神がまとっていた衣服(御神衣)には体を守る不思議な力があると言い伝えられており、癌を治すことや再発・転移を防ぐためのお守りとして最適かと思います。
このお守りは常に身につけておくか、持っておくのがよいとされています。贈答として、そのような言い伝えと併せて贈るととても喜ばれると思います。
【所在地】
広島県廿日市(はつかいち)市宮島町1-1
Tel:0829-44-2020
拝観時間:6:30~18:00(季節によって変動あり。年中無休)
駐車場:専用駐車場なし
癌封じのお守りを通販で購入できるお寺、神社について
以下の記事で購入先を挙げていますので、「遠くて参拝に行けない」「できるだけ早く欲しい」という方は参考にしてください。