人気コンテンツ累計150,000名以上に読まれています。無料ガイドブック「がんを完治させるための5つのルール」プレゼント中です。

20.悪性リンパ腫

濾胞性リンパ腫の最新治療と新薬について

がん専門のアドバイザー、本村です。

当記事は濾胞性リンパ腫の治療についてです。

ベンダムスチン(トレアキシン)

濾胞性リンパ腫は非ホジキンリンパ腫に分類される悪性リンパ腫の一種です。日本人では悪性リンパ腫と診断された方のうち、15~20%を占めます。

濾胞性リンパ腫の治療法は他のリンパ腫と同じ化学療法(薬をつかった治療)になりますが、最新(2017年時点)の動向や新薬について触れたいと思います。


【サイト内 特設ページ】




がんに関する情報は、世の中に溢れています。

「何を信じていいのか分からない」と不安なら。

こちらのページに解決策があります。

がんを治すための「たった1つの条件」とは?.


濾胞性リンパ腫の特徴について

悪性リンパ腫には様々な種類がありますが、進行の速度ごとに分類したものを「悪性度分類」と呼びます。シンプルに説明すると以下のような3分類になっています。

  • 高悪性度=数日から数週間で進行
  • 中悪性度=数週間から月単位で進行
  • 低悪性度=月から年単位で進行

濾胞性リンパ腫は「低悪性度」に分類されます。つまり進行が緩やかで急激に進行するケースはほとんどありません。

しかし、楽観視してよいタイプのがんではないです。

理由として「濾胞性リンパ腫だと分かったときはすでに進行していることが多い」ことです。初期の状態としては「リンパ節の腫れ」が起きますが、これは自覚症状がありません。ある程度進んでも痛みや違和感を感じることが少なく、気が付けば進行している(ステージ3や4の状況になっている)ことがほとんどです。

濾胞性リンパ腫と診断された患者さんのうち、約半数は骨髄に浸潤しているステージ4の段階で告知されています。

また、濾胞性リンパ腫は他のリンパ腫と比べて抗がん剤が効きにくいという特徴があります。進行期で見つかることが多いうえに抗がん剤で寛解(かんかい。がんを消失させること)に持ち込めないため、治療・および闘病が長期化することになります。

濾胞性リンパ腫の治療法について

【治療方針として】

抗がん剤が効きにくいタイプの悪性リンパ腫であり、一度寛解(かんかい)したように見えてもがんが完全に死滅しておらず、再発することも多いです。

そのため、「たくさん抗がん剤を使ってとにかくがんを殺しきり、寛解や完全治癒を目指す」という他のリンパ腫での治療方針とは異なり「寛解や完全治癒を期待せずに、時間をかけて進行を抑え、できるだけ長く元気に生活できることを目指す」という方針になります。

つまり「がんが存在してしまうことはやむを得ないため、時間をかけて進行を抑えていく」というスタンスです。

濾胞性リンパ腫があまり進行していない場合

診断された段階で「ほとんど症状がない」「腫瘍が小さい、また数も少ない」という場合は積極的な抗がん剤治療を行わずにしばらく経過観察をすることもあります。

この段階で抗がん剤をすることのデメリットは2つあり、「使える抗がん剤を早期に使ってしまうと耐性ができて将来的に当該抗がん剤を使えない=武器が1つ減る」ということが1つ。

もう1つは「進行が遅く、抗がん剤が効きにくいため、症状がでていない患者に対しては副作用を受けるだけがんは消えない、とよいことがない」点です。

使える武器をあまり早い段階で使わず、様子をみながら手を打っていくことになります。
なお、この段階では経過観察するほかにリツキシマブ(リツキサン)を単独で投与することもあります。

濾胞性リンパ腫が進行している場合

診断された段階で「痛みなどの症状(リンパ節が大きく腫れ血管や臓器を圧迫して痛みや浮腫を起こすことがある)が出ている」「大きな腫瘍があり、数も複数に及ぶ」など進行している場合には、R-CHOP療法あるいはたR-CVP療法を行います。

※R-CHOP療法とは 複数の薬をつかった多剤併用の抗がん剤治療です。Rはリツキシマブ(リツキサン)、Cはシクロホスファミド(エンドキサン)、Hは塩酸ドキソルビシン(アドリアシン)、Oはオンコビン(ビンクリスチン)、Pはプレドニゾンです。

※R-CVP療法とは 同じく複数の薬をつかった多剤併用の抗がん剤治療です。R-CHOPから「Hの塩酸ドキソルビシン(アドリアシン)」を抜いた組み合わせです。Hを抜けば「R-COP」になるはずですが、これだと違いが分かりずらいので「OをビンクリスチンのVに変更」しています。

塩酸ドキソルビシン(アドリアシン)を抜く理由は、この薬がもっとも副作用が強い(いっぽうで効果も強い)からです。

最新の治療法(2017年時点)

R-CHOP療法と同等の治療効果があるとして「BR療法(B=ベンダムスチン、R=リツキシマブの組み合わせ)」が濾胞性リンパ腫の初回治療法として承認を受けました。

ベンダムスチン(トレアキシン)は新薬ではなく、数十年前から血液系のがんで使われてきた薬ですがこれまで濾胞性リンパ腫では使われていませんでした。リツキシマブと組み合わせることで濾胞性リンパ腫にも効果を示した、という理由で承認されたということです。

BR療法がR-CHOP療法と異なるのは副作用としての脱毛が少ない、末梢神経障害がないという点です。

しかし逆にBR療法のほうが骨髄抑制が強くあらわれ、悪心やリンパ球減少の程度が強くでます。そのため感染症を起こすリスクは高くなります。

・R-CHOPやBR療法の実施後の再発予防として

R-CHOPやBR療法によってほぼ寛解に至った、あるいはかなりがんが縮小した、という場合はその後再発や再燃を防ぐ目的でリツキシマブを単独で使い続ける方法が提案されることが多いです。およそ2カ月に1回、2年間定期的に投与します。

 

・・・・・・・・・・

 

がんに関する情報は、世の中に溢れています。

そのなかで、外してはいけない重要なポイントは1つだけです。

詳しくはこちらのページで。

 

がんを治すための『たった1つの条件』とは?

 

本村ユウジ
がん治療専門のアドバイザー・本村です。

私の仕事は【がん患者さんに正しい選択を伝えること】です。

「本村さん、おかげで元気になりました」

そんな報告が届くのが嬉しくて、患者さんをサポートしています。

→200通以上の感謝の声(これまでいただいた実際のメールを掲載しています)

しかし毎日届く相談メールは、

「医師に提案された抗がん剤が怖くて、手の震えが止まらない」

「腰がすこし痛むだけで、再発か?転移か?と不安で一睡もできなくなる」

「職場の人も家族さえも、ちゃんと理解してくれない。しょせんは他人事なのかと孤独を感じる」

こんな苦しみに溢れています。

年齢を重ねると、たとえ健康であっても、つらいことはたくさんありますよね。

それに加えて「がん」は私たちから、家族との時間や、積み重ねたキャリア、将来の夢や希望を奪おうとするのです。

なんと理不尽で、容赦のないことでしょうか。

しかしあなたは、がんに勝たねばなりません。

共存(引き分け)を望んでも、相手はそれに応じてくれないからです。

幸せな日々、夢、希望、大切な人を守るには勝つしかないのです。

では、がんに勝つにはどうすればいいのか?

最初の一歩は『治すためのたった1つの条件』を知ることからです。

\ 無料ガイドブック、プレゼント中 /

がんを治すための「たった1つの条件」とは?

経験15年以上。プロのアドバイザーによる徹底解説。

闘病ブログはとても参考になると思います。
にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村

サポートを受けた患者さんの声

大腸がん(腹膜播種)遠藤さん|患者さんの声

遠藤です。 お世話になっております。 先週4/10(金)に両親と、妻との4人で病院へ行き、担当医に会ってきました。 本村さんが言われていたように、話がどういった展開になるか、少々心配していましたが、私たち子供が立ち会ったことも功を奏したのか、担当医は明朗に現在の状況を説明してくれました。 ガンの転移であるのかについては、今までの抗がん剤治療での経過の中で、部位が多少なりとも小さくなっていることにより、ガンであると判断するしかない、更に突き詰めるには、やはり腹腔鏡手術・開腹手術を行うしかないが、前回母が手術 ...

続きを読む

直腸がん(手術後経過)桑島さん|患者さんの声

長い間本当にありがとうございました!!! 昨年10月にご相談をしてから、早くも6ヶ月が過ぎました。 昨年1月に大腸がん(直腸)の再発に始まり、手術をし人工肛門にするか、肛門の温存又は経過観察にするべきか、悩み迷い、先生のアドバイスを受けました。 結果経過観察を選び、4月1日に6ヶ月目の検査を受診しました。 検査結果担当医より「良かったですね。肝臓に転移も無く、術後も綺麗ですね。」と先生の笑顔を初めて拝見しました。 私もとても嬉しかったです。10月の検査予約をして参りました。 本村先生へのお礼とご報告が遅く ...

続きを読む

子宮体がん(肝臓転移あり5㎜以下で2個~4個)佐藤さん|患者さんの声

(1)患者は私本人です (2)48歳 (3)北海道○○市 (4)肝臓癌 (5)10/23、CT検査。多分再発だろうと医師に言われました。 (6)2012年婦人科で「子宮内膜増殖症 異型」と診断され、ガンに移行するタイプなので設備の整っている病院を紹介され、そこで検査の結果、初期の子宮体癌と診断されました。 (7)2012年子宮、卵巣、リンパ節手術 半年位は、毎月血液検査、その後3ヵ月ごとになりました。CT検査半年ごと。今年の7月のCT検査で、微かな影(?)のようなものが認められ、10月にもう一度CT検査を ...

続きを読む

スキルス胃がん(手術前)本間さん|患者さんの声

本村さま お返事ありがとうございました。 本村さんのおっしゃる通り、知識をしっかり身につけようと思います。誰に聞けば良いのかわからない質問にまで丁寧に答えてくださり、ありがとうございます。 先日両親にガイドブックを渡しました。がんのことを家族で勉強したいと思います。これからもよろしくお願いします。 本間 【続き】 こんばんは。先日はメールをありがとうございました。 本村さんのおっしゃる通りでした。 それでも諦めきれず、以前から気になっていた食事療法の本を出されている先生のクリニックへ。 検査結果の資料一式 ...

続きを読む

肺がん(ステージ4)堀内さん|患者さんの声

本村さん こんばんわ 報告ですが○○病院の緩和病棟(外来)に行ってきました。とにかく今の吐き気が辛い事などを伝えましたが、大変親切に対応いただきました。 ○○病院の話も聞きたい旨を伝えましたが、快く賛成頂きました。結果的には、新しい吐き気止めを頂きました。(本村さんのおっしゃるとおりでした。) その薬を妻が飲み、吐き気はなくなったようです。本日(金曜日)、体調が良く吐き気がないので出社して経理の仕事をこなしていました。 ただ、車で30分。会社に着いてすぐもどしました。また退社寸前まで元気でしたが、帰る車内 ...

続きを読む

人気の記事

1

私(本村ユウジ)は身内をがんで亡くしてから、プロとして10年以上活動している、がん治療専門のアドバイザーです。

このページでは、がんを治すための「たった1つの条件」について明らかにしています。

2

標準治療(手術、放射線、化学療法)を批判する意見は多く、書籍も多く出版されています。 特に問題視されることが多いのが、抗がん剤などの薬物を使う「化学療法」です。 ...

3

2019年6月1日より、がんゲノム医療に関する「がん遺伝子パネル検査」が保険適応となりました。 テレビのニュースなどでは「がんゲノム医療が保険適応に」などとテロ ...

4

日本で最初に免疫チェックポイント阻害剤が使われたのは「2014年7月にメラノーマで承認されたオプジーボ(ニボルマブ)。 それ以来、様々な免疫チェックポイント阻害 ...

5

近年、話題になっている「がんゲノム医療」とは何か、というテーマの記事です。 専門用語、難解な言葉が登場しやすく「いまいち、理解できない」という人が多いので、でき ...

-20.悪性リンパ腫
-, ,

© 2025 がん治療専門のアドバイザー 本村ユウジ公式サイト・ブログ