
こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。
乳がんと診断され、手術が必要となったとき、多くの患者さんが「どの病院で、どの医師に手術を受けるべきか」という悩みに直面します。
手術は乳がん治療の中心的な役割を担います。治療方針を決める際、信頼できる医師や医療機関を見つけることは、患者さんにとって最初の大きな課題といえるでしょう。
この記事では、乳がん手術を担当する医師の見極め方、病院選びのポイント、そして2026年現在の地域別の主要な医療機関の実績情報について詳しく解説します。
乳がん手術の現在の状況
2026年現在、日本人女性が罹患するがんの中で乳がんは最も多く、年間約9.9万人が新たに診断されています。
治療の中心となるのは手術です。乳房部分切除術(乳房温存手術)と乳房全切除術があり、患者さんの状態やがんの進行度に応じて選択されます。
最近の傾向として、乳房温存を目指す治療が基本となっていますが、同時に乳房再建技術の進歩により、全切除後に乳房を再建する選択肢も広がっています。また、術前に薬物療法を行い腫瘍を縮小させてから手術を行うケースも増えています。
2025年から2026年にかけて、内視鏡やロボット支援手術(ダビンチSP)を用いた乳頭乳輪温存乳房全切除術が複数の主要医療機関で導入され、手術の傷を小さくし、術後の合併症を減らす取り組みが進んでいます。
信頼できる医師を見極めるポイント
乳腺専門医の資格について
乳がん手術を担当する医師を選ぶ際、ひとつの目安となるのが「乳腺専門医」の資格です。
乳腺専門医は、日本乳癌学会が認定する資格で、2026年1月現在、全国に約2,100名の専門医が在籍しています。この資格を取得するには、医師免許取得後7年以上の経験と、認定施設での5年以上の研修、100例以上の乳がん症例経験などが必要です。
さらに、より高度な経験と指導実績を持つ「乳腺専門医指導医」も約940名が認定されています。
この資格は、豊富な知識と経験を持つことの証明になりますが、資格の有無だけでなく、医師の治療方針や患者さんとのコミュニケーションの質も重要です。
手術実績の見方
病院や医師を選ぶ際、手術件数は重要な判断材料のひとつです。一般的に、年間の乳がん手術件数が多い施設ほど、様々な症例に対応した経験があり、チーム医療の体制も整っている傾向があります。
ただし、件数だけでなく以下の点も確認することをお勧めします。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 乳房温存率 | 乳房を残せた手術の割合。一概に高ければよいわけではなく、適切な判断がなされているかが重要 |
| 同時再建数 | 乳房全切除と同時に再建手術を行った件数。再建を希望する患者さんにとって参考になる |
| センチネルリンパ節生検の実施状況 | リンパ節郭清を省略できる低侵襲な診断方法の実施割合 |
| 薬物療法や放射線治療との連携 | 外科医だけでなく、腫瘍内科医、放射線科医、形成外科医などとの多職種連携体制 |
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がん専門アドバイザー 本村ユウジ
病院選びの判断軸
地域の認定施設を探す
日本乳癌学会では、乳がん診療の質を保証する「認定施設」を定めています。2026年1月現在、全国に996施設が認定されています。
認定施設は、乳腺専門医や指導医が在籍し、一定の診療実績があることが条件です。日本乳癌学会のウェブサイトで、地域ごとの認定施設リストを確認できます。
チーム医療の体制
乳がん治療では、手術だけでなく、薬物療法、放射線治療、乳房再建、心のケアなど、多方面からのアプローチが必要です。
各分野の専門医が連携し、患者さん一人ひとりに最適な治療計画を立てる「チーム医療」の体制が整っているかどうかは、病院選びの重要なポイントです。
通院のしやすさと継続的なフォロー
乳がんの治療は、手術後も長期間の経過観察や薬物療法が続くことが一般的です。そのため、自宅や職場から通いやすい場所にあることも、病院選びでは考慮すべき点です。
また、セカンドオピニオンに対応しているか、患者さんの疑問や不安に丁寧に答えてくれる体制があるかも確認しておくとよいでしょう。
全国の主要な医療機関の詳細情報
ここでは、2026年現在の主要な医療機関について、地域別に詳しくご紹介します。なお、医師の異動や組織の変更などもあるため、受診を検討する際は、各医療機関に最新情報を確認することをお勧めします。
関東エリア(東京都)
がん研有明病院(東京都江東区)
国内トップクラスの乳がん診療施設として知られ、乳腺センターでは年間約1,100件以上の手術実績があります。乳腺外科19名、乳腺内科8名の総勢30名体制で診療を行っています。
乳腺外科、腫瘍内科、放射線科、形成外科が緊密に連携したチーム医療を実践し、手術から薬物療法、放射線治療、乳房再建まで一貫した治療を提供しています。2026年1月からはロボット支援下手術(ダビンチSP)による乳頭乳輪温存乳房全切除術も開始されました。
遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)の診療にも力を入れており、遺伝カウンセリングや予防的手術にも対応しています。臨床試験や新薬開発にも積極的で、最先端の治療を受けられる環境が整っています。
国立がん研究センター中央病院(東京都中央区)
年間約800件の手術実績を持ち、日本の乳がん診療をリードする施設です。2025年10月より内視鏡下乳頭乳輪温存乳房全切除術を開始し、小さい傷で合併症の少ない手術を実現しています。
ラジオ波焼灼療法など、低侵襲な治療法の開発にも取り組んでおり、がんのサイズや状態に応じて、患者さんの負担を減らす治療選択肢を提供しています。
国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)
2024年度は600例の原発乳がん手術を施行し、最新の治療法の開発や臨床試験を積極的に実施しています。術前化学療法や分子標的薬の研究も進めており、個別化医療の実現に向けた取り組みを行っています。
昭和大学病院ブレストセンター(東京都品川区)
2024年度は558件の手術(悪性512件、良性46件)を実施しました。乳房全切除339件、温存226件という実績です。
2010年の開設以来、患者中心の医療を実践し、チーム医療の体制を整えています。遺伝性乳がんの診療、外科手術と薬物療法・放射線治療・乳房再建を組み合わせた最適な治療を提供しています。
昭和大学の分院(江東豊洲病院、藤が丘病院、横浜市北部病院)とも連携し、患者さんの利便性を考慮した診療体制を構築しています。
聖路加国際病院ブレストセンター(東京都中央区)
年間約500件から900件の手術実績があり、乳房温存率は約60%と高い水準を維持しています。
手術をはじめとする治療だけでなく、治療後の患者さんの人生まで支えることを重視した診療を早くから実践してきました。稀な疾患である炎症性乳がんの専門的な治療にも対応しています。
患者さんを中心に、乳腺外科、腫瘍内科、放射線科、女性総合診療部、遺伝診療センター、形成外科、緩和ケア科など、様々な診療科スタッフによるチーム医療を実践しています。
関東エリア(神奈川県・千葉県・埼玉県)
横浜市立大学附属市民総合医療センター(神奈川県横浜市)
年間約170件の手術実績があり、同時再建数は約50件です。形成外科との連携により、穿通枝皮弁や脂肪注入など自家組織による温かく柔らかい乳房再建を提供しています。
患者さん一人ひとりの希望に沿ったオーダーメードの乳房再建術を実践しています。
聖マリアンナ医科大学病院(神奈川県川崎市)
年間約260件の手術実績を持ち、センチネルリンパ節生検や乳房温存術などの低侵襲治療、即時乳房再建に力を入れています。乳房温存率は約53%です。
亀田総合病院(千葉県鴨川市)
2015年のデータでは年間636件の手術実績があり、同時再建数302件、凍結療法56件を実施しています。
世界に先駆けて内視鏡手術や凍結療法を開発し、画像診断に基づいた的確な局所治療に取り組んでいます。
三和病院(千葉県柏市)
2024年は442例の乳がん手術を実施し、千葉県内でもトップクラスの実績があります。
乳房温存率は近年変化しており、2024年は42.5%でした。これは乳房一次再建(全摘と同時の再建)の需要増加に伴うものです。内視鏡手術と同等の方法を用いた美容面に優れた乳房温存手術を提供しています。
国立病院機構千葉医療センター(千葉県千葉市)
年間約132件の手術実績があり、同時再建数は約73件です。患者さん一人ひとりの状況や希望に応じた集学的治療を提供し、画像処理などITを活用したイメージガイド下手術も取り入れています。
中部エリア
名古屋第一赤十字病院(愛知県名古屋市)
年間約160件の手術実績があります。乳がんの早期発見を目指した検査・診断や、QOLを重視した外科治療を専門としています。
藤田医科大学病院(愛知県豊明市)
年間約230件の手術実績を持ち、根治性と整容性の両立を重視しています。病態によって切除と形成手術を同時に行い、整容性向上に努めています。
金沢医科大学病院乳腺センター(石川県河北郡)
年間約107件の手術実績があります。乳房温存療法やセンチネルリンパ節生検のパイオニアで、ラジオ波による非手術的乳房温存療法もいち早く導入しました。
オンコプラスティックサージャリー(がんの根治性と美容的な結果を両立させる手術)の世界的先駆者としても知られています。
近畿エリア
大阪ブレストクリニック(大阪府大阪市)
2024年に乳がん手術数で全国2位、近畿1位となりました。年間約450件以上の手術実績を持ち、乳房温存率は約74%と高い水準です。
専門クリニックとして乳がん診療に特化し、乳房再建にも力を入れています。形成外科医による豊富な経験と実績を持ち、今までの再建症例数は2,000件を超えています。
大阪大学医学部附属病院(大阪府吹田市)
年間約290件の手術実績があり、乳がんの診断、手術、薬物療法に豊富な経験を持つ医師が在籍しています。乳がん個別化医療を目指した分子診断法の開発にも実績があります。
京都大学医学部附属病院(京都府京都市)
年間約200件の手術実績があります。2,000件以上に及ぶ手術経験と高い技術、幅広い薬物療法の知識を兼ね備え、がんの特性に応じた治療法を提供しています。
中国・四国エリア
広島市民病院(広島県広島市)
年間約550件の手術実績があり、整容性の高い手術に定評があります。がん薬物療法専門医指導医による最先端の薬物療法も提供し、世界最先端の治験も多数実施しています。
四国がんセンター(愛媛県松山市)
年間約400件の手術実績を持ち、2,000件以上の症例経験がある医師が診療に当たっています。遺伝性乳がんをはじめとする遺伝性腫瘍の診療にも力を入れており、全国に先駆けて「家族性腫瘍相談室」を開設しました。
九州エリア
相良病院(鹿児島県鹿児島市)
年間約700件の手術実績を誇り、乳房温存率は約62%です。科学的根拠に基づき、多職種と連携しながら患者さんの希望に沿った治療を心がけています。
日本における早期がん研究の第一人者として知られ、検診から診断、治療、フォローアップまで一貫した診療体制を整えています。
北海道・東北エリア
国立病院機構北海道がんセンター(北海道札幌市)
年間約300件の手術実績があり、同時再建数は約160件と、半数以上の全摘症例で乳房再建を行っています。
確実な根治だけでなく、形成外科と連携し一次再建を計画するなど、整容性の維持も重視した乳がん手術に取り組んでいます。
北海道大学病院(北海道札幌市)
年間約160件の手術実績があります。累計1,500件以上の乳がん手術を担当した医師が在籍し、術前薬物療法を用いた乳房温存手術も積極的に選択しています。
QOLの維持と心のケアを第一に考えたチーム医療を実践しています。
東北大学病院(宮城県仙台市)
年間約170件の手術実績があり、乳房温存率は約70%と高い水準です。
乳房温存療法に力を入れ、がんの根治性と整容性を兼ね備えた手法を確立しています。マンモグラフィ検診の体制を国内で初めて構築し、超音波検診の有用性についても研究を進めています。
地域別主要医療機関の手術実績一覧
以下の表は、本記事で紹介した主要医療機関の手術実績をまとめたものです。手術件数、乳房温存率、同時再建数などを比較する際の参考にしてください。
北海道・東北エリア
| 医療機関名 | 所在地 | 年間手術件数 | 同時再建数 | 乳房温存率 |
|---|---|---|---|---|
| 国立病院機構北海道がんセンター | 北海道札幌市 | 約300件 | 約160件 | 約55% |
| 北海道大学病院 | 北海道札幌市 | 約160件 | データなし | 約30% |
| 東北大学病院 | 宮城県仙台市 | 約170件 | データなし | 約70% |
関東エリア(東京都)
| 医療機関名 | 所在地 | 年間手術件数 | 同時再建数 | 乳房温存率 |
|---|---|---|---|---|
| がん研有明病院 | 東京都江東区 | 約1,100件以上 | 約280件 | 約40% |
| 国立がん研究センター中央病院 | 東京都中央区 | 約800件 | データなし | データなし |
| 昭和大学病院ブレストセンター | 東京都品川区 | 558件(2024年度) | データなし | 約40%(温存226件) |
| 聖路加国際病院ブレストセンター | 東京都中央区 | 約500〜900件 | 約220件 | 約60% |
関東エリア(神奈川県・千葉県)
| 医療機関名 | 所在地 | 年間手術件数 | 同時再建数 | 乳房温存率 |
|---|---|---|---|---|
| 横浜市立大学附属市民総合医療センター | 神奈川県横浜市 | 約170件 | 約50件 | 約41% |
| 聖マリアンナ医科大学病院 | 神奈川県川崎市 | 約260件 | 約31件 | 約53% |
| 亀田総合病院 | 千葉県鴨川市 | 636件(2015年度) | 302件 | データなし |
| 三和病院 | 千葉県柏市 | 442件(2024年) | データなし | 42.5% |
| 国立病院機構千葉医療センター | 千葉県千葉市 | 約132件 | 約73件 | 約55% |
| 国立がん研究センター東病院 | 千葉県柏市 | 600件(2024年度) | データなし | データなし |
中部エリア
| 医療機関名 | 所在地 | 年間手術件数 | 同時再建数 | 乳房温存率 |
|---|---|---|---|---|
| 名古屋第一赤十字病院 | 愛知県名古屋市 | 約160件 | 約15件 | 約28% |
| 藤田医科大学病院 | 愛知県豊明市 | 約230件 | 約20件 | 約42% |
| 金沢医科大学病院乳腺センター | 石川県河北郡 | 約107件 | 約15件 | 約46% |
近畿エリア
| 医療機関名 | 所在地 | 年間手術件数 | 同時再建数 | 乳房温存率 |
|---|---|---|---|---|
| 大阪ブレストクリニック | 大阪府大阪市 | 約450件以上 | 約17件 | 約74% |
| 大阪大学医学部附属病院 | 大阪府吹田市 | 約290件 | 約60件 | 約36% |
| 京都大学医学部附属病院 | 京都府京都市 | 約200件 | 約14件 | 約42% |
中国・四国エリア
| 医療機関名 | 所在地 | 年間手術件数 | 同時再建数 | 乳房温存率 |
|---|---|---|---|---|
| 広島市民病院 | 広島県広島市 | 約550件 | データなし | データなし |
| 四国がんセンター | 愛媛県松山市 | 約400件 | 約34件 | 約44% |
九州エリア
| 医療機関名 | 所在地 | 年間手術件数 | 同時再建数 | 乳房温存率 |
|---|---|---|---|---|
| 相良病院 | 鹿児島県鹿児島市 | 約700件 | 約40件 | 約62% |
この表は参考値であり、データの年度が異なる場合があります。また、手術件数や温存率は、患者さんの状態や病院の方針によって変動します。数字だけでなく、チーム医療の体制や専門医の在籍状況、通院のしやすさなども総合的に判断することが重要です。
2026年の最新治療動向
ロボット支援手術の普及
2025年から2026年にかけて、ダビンチSPを用いた乳頭乳輪温存乳房全切除術が複数の医療機関で導入されています。がん研有明病院では2026年1月から、国立がん研究センター中央病院では2025年10月から実施されています。
この手術法は、傷が小さく(約4cm)、乳頭乳輪への血流を保ちやすいため、乳頭乳輪壊死などの術後合併症が少ないことが期待されています。
薬物療法の進歩
手術と並行して、薬物療法も進化しています。特にホルモン受容体陽性乳がんでは、CDK4/6阻害剤と内分泌療法の併用が標準治療となっています。
また、選択的エストロゲン受容体分解薬(SERD)やPROTAC技術を用いた新薬の開発も進んでおり、ギレデストラント、カミゼストラント、ベプデゲストラントなど、新しい治療薬の臨床試験が日本を含む国際共同研究として実施されています。
個別化医療の推進
遺伝子検査の技術が進歩し、がんのサブタイプ分類に基づいた個別化治療が進んでいます。液体生検(ctDNA検査)により、治療効果のモニタリングや再発の早期発見も可能になりつつあります。
また、トリプルネガティブ乳がんに対しては、免疫チェックポイント阻害薬と化学療法の併用など、新たな治療選択肢が広がっています。
医師や病院を選ぶ際の注意点
情報の確認方法
医師や病院の情報を集める際は、以下の方法が役立ちます。
- 日本乳癌学会のウェブサイトで乳腺専門医や認定施設を検索する
- 各病院の公式ウェブサイトで手術実績や診療体制を確認する
- 読売新聞「病院の実力」など、医療機関の実績を公表しているメディア情報を参考にする
- 患者会や支援団体から情報を得る
- セカンドオピニオンを活用して複数の医師の意見を聞く
医師とのコミュニケーション
手術を受ける医師を選ぶ際、専門性や実績も大切ですが、患者さんの疑問や不安に丁寧に答えてくれるか、治療方針について十分に説明してくれるかという点も重要です。
初回の診察時に、以下のような質問をして、医師の対応を確認するのもよいでしょう。
- 私の状態では、どのような治療選択肢がありますか
- 乳房温存と全切除、それぞれのメリットとデメリットは何ですか
- 手術後の治療計画はどのようになりますか
- 術後の生活で気をつけることは何ですか
- この施設の年間手術件数や合併症の発生率はどのくらいですか
名医という言葉について
「名医」という表現は、メディアや口コミでよく使われますが、何をもって名医とするかは明確な基準があるわけではありません。
豊富な経験や高い技術を持つ医師は確かに存在しますが、それ以上に大切なのは、患者さん一人ひとりの状態や希望に合わせた治療を提供してくれるかどうかです。
有名な医師だから必ずしも自分に合うとは限りませんし、地域の病院でも質の高い治療を受けられることもあります。情報を集めながら、自分に合った医師や医療機関を見つけることが大切です。
治療を受けるまでの準備
セカンドオピニオンの活用
診断や治療方針について、別の医師の意見を聞くセカンドオピニオンは、患者さんの権利として認められています。主治医の提案に疑問がある場合や、他の選択肢を知りたい場合は、遠慮せずにセカンドオピニオンを求めることをお勧めします。
多くの医療機関でセカンドオピニオン外来を設けており、診療情報提供書を持参すれば、短時間で専門医の意見を聞くことができます。
治療に向けた心の準備
乳がんの診断は、患者さんにとって大きな衝撃です。不安や恐れを感じるのは自然なことです。
治療を始める前に、家族や友人、患者会などのサポートを受けながら、自分の気持ちを整理する時間を持つことも大切です。多くの医療機関では、心理士や看護師による相談窓口も設けています。
おわりに
乳がん手術を受ける病院や医師を選ぶことは、治療への第一歩です。情報を集め、自分の状態や希望に合った選択をするための判断軸を持つことが重要です。
乳腺専門医の資格や手術実績は参考になりますが、それだけでなく、医師とのコミュニケーションや医療機関の体制、通院のしやすさなど、総合的に判断することをお勧めします。
2026年現在、乳がん治療は手術技術や薬物療法の進歩により、選択肢が広がっています。納得できる治療を受けるために、疑問があれば遠慮なく医師に質問し、必要に応じてセカンドオピニオンも活用してください。
この記事が、患者さんが自分に合った医療機関や医師を見つけるための一助となれば幸いです。