高崎市でがん平癒の祈願・病気回復のお守りがある、神社・寺院のおすすめ3選

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こんにちは。17年間の活動実績を持つ、
「プロのがん治療専門アドバイザー」本村ユウジです。

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高崎市周辺でがん平癒の祈願ができる神社・寺院について

がん治療専門アドバイザーの本村ユウジです。

高崎市内には「がん封じ専門」のお守りや祈祷を行っている神社・寺院はないのですが、そもそも「がん封じ」とは、本来はがんにならないことを願う祈願を指す言葉です。

しかし近年では、その意味が広がり、がんの再発や転移を防ぐこと、手術や抗がん剤治療の成功、そしてがんの治癒を願うことも含むようになりました。

一方、「病気平癒」は、あらゆる病気の治癒を願う祈願を意味します。もちろん、がんや肉腫などの悪性腫瘍も含まれます。

ですので、「がん封じ」という名称の祈願やお守りがない神社であっても、病気平癒のご利益があるとされる神社であれば、がん闘病中の方の祈願先として適していると考えてよいです。

この記事では、高崎市で病気平癒のお守りが授与されている神社・寺院を3つご紹介します。それぞれの特徴やご利益、授与されているお守りについて詳しく解説しますので、参拝の際の参考にしていただければと思います。

高崎市とその周辺のおすすめ神社・寺院3選

1. 少林山達磨寺（しょうりんざんだるまじ）

少林山達磨寺

少林山達磨寺は、高崎市鼻高町に位置する黄檗宗の寺院で、「高崎だるま」発祥の寺として全国的に知られています。鼻高丘陵の北斜面に位置する禅寺で、「上毛かるた」では「縁起だるまの 少林山」として「え」の札に採録されています。

ご本尊と由緒

ご本尊は、観世音菩薩です。元禄10年（1697年）、前橋藩主酒井雅楽頭忠挙が前橋城の裏鬼門を護る寺として開創しました。中国禅宗の開祖、達磨大師の教えを受け継ぐ黄檗宗の寺院として、古くから多くの人々に親しまれてきました。

「縁起だるま」誕生の由来は、天明の大飢饉（1782年～1788年）にさかのぼります。生活が苦しくなってしまった付近の農民たちに、達磨寺の和尚様が副業としてだるまのつくり方を伝授したことから、この地でだるまづくりが盛んになりました。

江戸時代後期、鼻高の山県友五郎が達磨の張子を作り始めたことが「高崎だるま」の起源とされ、以来、縁起物として全国に広まりました。

達磨大師は、中国禅宗の開祖であり、インドから中国へ渡って禅の教えを広めたとされる人物です。壁に向かって9年間座禅を続けたという伝説があり、その不屈の精神と忍耐力は「七転び八起き」の精神として現在も受け継がれています。

病気平癒のご利益とお守り

少林山達磨寺は、観音様の慈悲により、病気平癒や家内安全、商売繁盛のご利益があるとされています。また、方位除の祈願寺としても信仰されており、あらゆる方角からの悪星（悪いこと）や災いを除くとされています。

授与されているお守りには、病気平癒守や身体健勝守などがあります。これらのお守りは、がん闘病中の方やそのご家族にとって心の支えとなっています。

達磨寺病気平癒守り

達磨大師が象徴する「七転び八起き」の精神は、困難に立ち向かう人々を励ます存在として広く信仰されています。がんという病気と闘う患者さんにとって、何度倒れても立ち上がる達磨の姿は、大きな力となるでしょう。

境内の見どころ

境内には、高さ約41メートルの達磨大師像が立っており、高崎市のシンボルの一つとなっています。この巨大な達磨像は遠くからでも見ることができ、参拝者を出迎えてくれます。

だるま堂には、年間を通じて多数のだるまが奉納されています。また、達磨堂では全国各地のだるまが展示されており、様々な地域のだるま文化を知ることができます。

境内にある洗心亭は、ドイツの世界的建築学者ブルーノ・タウトが昭和9年（1934年）から約2年間居住していた家です。タウトは「桂離宮」を世界に紹介したことで知られる建築家で、日本の伝統建築を高く評価しました。

洗心亭にはタウトに関する資料も数多く展示されており、建築や文化に興味のある方にとっても見どころの一つです。

秋の紅葉時期には、赤い達磨と紅葉が見事にマッチした風景を楽しめるのは全国でもここだけです。境内が紅葉に染まる様子は圧巻で、多くの参拝者が訪れます。

だるまの目入れと願掛け

達磨寺では、縁起だるまの目入れについての正式な方法が説明されています。願いをこめてだるまの左目（向かって右）に目を書き入れ、願いが叶えられたら右目に目を書き入れることで願いごとの成就を願う「願掛け」が行われます。

また、社名や名前などを書き入れた特別な縁起だるまを作ることもできます。少林山達磨寺で祈願した証である祈願証明を一緒にお渡ししています。

祈祷について

病気平癒を含む各種祈祷を受け付けています。祈祷内容には、病気平癒、家内安全、商売繁盛、方位除、厄除などがあります。祈祷を希望される方は、寺務所にお問い合わせください。

また、だるまさんのご供養法要も行っています。日々見守ってくださっただるまさんをお焚き上げ供養法要にてご供養することができます。

電話：027-322-8800

アクセス

住所：群馬県高崎市鼻高町296

最寄り駅：JR高崎駅西口より群馬バス「少林山入口」下車、徒歩約10分。または「群馬八幡駅」から車で約5分

車：関越自動車道「高崎IC」から約15分、または「前橋IC」から約20分

駐車場：あり（無料、150台、大型車両駐車可）

拝観時間：9時～17時

電話：027-322-8800

2. 小祝神社（おぼりじんじゃ）

小祝神社は、群馬県高崎市石原町に鎮座する神社で、延喜式神名帳に記載されている式内社です。上野国七宮として古くから信仰を集め、江戸時代の旧称は「小祝大明神」と呼ばれていました。神紋は「三つ巴」です。

ご祭神と由緒

小祝神社のご祭神は、医薬の神である少彦名命（すくなひこなのみこと）を主祭神とし、21柱の神々も合祀されています。

創建年代は不明ですが、延喜式（927年に編纂された神名帳）に記載された由緒ある神社です。近くを流れる烏川にかかる橋が聖石橋で、烏川の中に「聖石」「赤石」「川越石」の三石があるといい、石と関係の深い神社であることがわかります。

少彦名命は、日本神話において大国主命（おおくにぬしのみこと）とともに国造りを行った神様です。体は小さいながらも知恵に優れ、医薬や温泉、酒造りなどを人々に教えたと伝えられています。

大国主命が国造りに悩んでいたとき、海の彼方から小さな舟に乗って現れ、ともに国を治めたという神話があります。このため、医薬の神、健康の神として古くから信仰されてきました。

近世以降は「安産の神」としても信仰が深く、戌の日に腹帯を求める妊婦の姿が見られます。安産と子育て、そして健康祈願の神として、地域の人々に親しまれています。

病気平癒のご利益とお守り

小祝神社は、主祭神の少彦名命が医薬の神であることから、病気平癒や健康祈願のご利益で知られており、医薬と健康の守護神として厚い信仰を集めています。

授与されているお守りには、以下のようなものがあります。

• 病気平癒守
• 健康守

小祝神社病気平癒守り

病気平癒守は、病気の治癒を願うお守りです。健康守は、日々の健康維持を願うお守りで、がん闘病中の方が身につけることで心の安定につながるとされています。

境内の文化財

境内には市内最古の本殿があり、日光東照宮と同じ時代に彫られた七福神の彫刻が連なっています。本殿の彫刻は関口文治郎の手によるもので、神社の裏側まで見どころが満載です。

現在、本殿は保全修復のための寄付を募っており、貴重な文化財を後世に残す取り組みが進められています。社殿修復奉賛企画として、限定御朱印なども頒布されています。

特色ある御朱印

小祝神社は、かわいいイラスト入りの御朱印を求める参拝客に人気があります。神の使いをテーマにした限定書き置き御朱印（毎月限定20枚）や、季節ごとの限定御朱印など、個性豊かな御朱印が授与されています。

毎月出る御朱印を7種類全て揃えると特別な御朱印がプレゼントされるなど、参拝者を楽しませる工夫がされています。御朱印の直書き対応日については、小祝神社のホームページでご確認ください。

祈祷について

病気平癒の祈祷を受けることができます。祈祷を希望される方は、社務所にお問い合わせください。

社務所の対応時間は基本的に10時から15時までですが、土曜日は書置き対応となります。

アクセス

住所：群馬県高崎市石原町2539

最寄り駅：JR高崎駅から車で約15分

車：関越自動車道「高崎IC」から約20分

駐車場：あり

3. 榛名神社（はるなじんじゃ）

榛名神社は、群馬県高崎市榛名山町に鎮座する神社で、榛名山の中腹、標高約900メートルに位置する関東屈指のパワースポットとして知られています。

ご祭神と由緒

榛名神社のご祭神は、火の神である火産霊神（ほむすびのかみ）と、土の神である埴山毘売神（はにやまひめのかみ）の二柱です。この二柱に加え、繁栄の神様で安産や縁結びの神様でもある木花開耶姫（このはなさくやひめ）が合祀されています。

創建は用明天皇元年（586年）とされ、約1400年以上の歴史を持つ古社です。延喜式神名帳にも記載されている式内社で、上野国六宮として古くから崇敬されてきました。

榛名神社の特徴的な信仰の一つが「巨石信仰」です。榛名山の噴火によって発生した巨岩や奇岩は、神が宿る神聖な存在として厚い信仰を集めてきました。本社は「御姿岩（みすがたいわ）」と呼ばれる高さ約200メートルの巨岩の前面と接続するように建てられており、御神体は御姿岩内の洞窟に安置されているといわれています。

この構造は全国的に見ても珍しい造りで、本社は国の指定重要文化財です。

本殿までの参道は約700メートルあり、木々がうっそうと茂り、苔むした道が続きます。随神門をくぐると、深緑に映える鮮やかな朱色の「みそぎ橋」が目に飛び込んできます。川や海の水で体を洗って清める「禊（みそぎ）」に由来し、清流をまたぐこの橋を渡ると禊と同じ役目を果たすといわれています。

病気平癒のご利益とお守り

榛名神社は「万能神社」として知られ、あらゆる願いを叶えてくれるとされています。

その理由は、御祭神の火産霊神が火を、埴山毘売神が土をそれぞれ司り、榛名山からは木のエネルギーが、榛名湖や榛名川から水と金のエネルギーが集まり、陰陽道でいう五行「木・火・土・金・水」のすべてのエネルギーが集まっているからです。

五行すべてのエネルギーが集まる場所は、自然のエネルギーが最も強まる場所とも言われており、すべての運気が上昇し、大きな願望が叶うとされています。

榛名神社では、病気平癒や健康に関するお守りが授与されています。授与されているお守りは、大別して13項目、54種類にもおよび、病気平癒健康、身体健全、厄除などのカテゴリーがあります。

境内の特別なスポット

境内には、参道沿いに七福神の像が点在しており、「榛名神社七福神めぐり」として人気があります。随神門から順に毘沙門天、寿老人、布袋、福禄寿、恵比寿、弁才天、大黒天が祀られており、参道を歩きながらの七福神巡りができます。

また、「水琴窟（すいきんくつ）」という特別な場所があります。願いを込めながら神水を石にかけると「キンキン」と音が聞こえ願いが成就するといわれています。音が反響してくる筒は2本あり、恋人同士で水琴窟の音を聞くと絆がさらに強く結ばれるとも言われています。

「矢立の杉」は境内にある樹齢1000年の杉で、天然記念物に指定されています。戦国時代を代表する武将、武田信玄が箕輪城攻略のおり、戦勝祈願で訪れたとき矢を立てたと伝えられ、そのご利益にあやかろうと現在でもお参りする人が絶えません。

祈祷について

病気平癒の正式な祈祷を受けることができます。受付時間は毎日9時から15時50分までで、予約は不要です。

なお、現在は本社が保存修理工事中のため（2025年まで）、国祖社（こくそしゃ）でお参りすることになります。

国祖社とは、住宅でいう離れのような役割を持った小さなお社のことで、主祭神とは異なる三柱の神様が祭られています。本社の摂社で、国の重要文化財に指定されている建物です。

電話：027-374-9050

アクセス

住所：群馬県高崎市榛名山町849

最寄り駅：JR高崎駅から群馬バス「榛名湖行き」で約70分、「榛名神社前」下車、徒歩約15分

車：関越自動車道「渋川伊香保IC」から約40分、または「高崎IC」から約50分

駐車場：あり（無料、ただし参道入口から境内まで徒歩約15分）

拝観時間：夏期（4月～9月）7時～18時、冬期（10月～3月）7時～17時

社務所受付時間：8時45分～16時

電話：027-374-9050

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3つの神社・寺院の比較表

高崎市周辺のその他の選択肢

今回紹介した3つの神社・寺院以外にも、高崎市周辺には病気平癒の祈願ができる施設があります。

高崎市柴崎町の進雄神社（すさのおじんじゃ）は、速須佐之男命を祀る神社として知られ、貞観11年（869年）に愛知県西部の津島神社から神様をお招きしてお祀りしたのが始まりとされています。

病気平癒や交通安全、厄除け、安産などのご神徳があり、お守りも病気平癒や健康祈願、厄除など豊富なラインナップがあります。境内には豊かな自然があり、クジャクや鯉などもいて、参拝するだけで明るい気持ちになれる神社です。

高崎市山名町の山名八幡宮は、安産・子育ての宮として知られ、2025年に創建850年を迎える由緒ある神社です。源氏の一族 新田氏の祖である義重の子、義範が安元年中（1175年～1177年）に創建したと伝えられています。

安産祈願をはじめ、初宮詣、虫封じ、七五三詣などの各種ご祈願を行っており、グッドデザイン賞を受賞した授与品や、手作業にこだわって書き入れ・押印する御朱印なども頒布しています。

また、少し距離がありますが、茨城県つくば市の筑波山神社や、大阪市中央区道修町の少彦名神社（神農さん）も、医薬の神を祀る神社として病気平癒の祈願に多くの方が訪れています。

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高崎市でのがん平癒・病気平癒祈願について

高崎市およびその周辺でがん平癒や病気平癒の祈願をしたい方には、少林山達磨寺、小祝神社、榛名神社の3つがおすすめです。

少林山達磨寺は、「高崎だるま」発祥の寺として知られ、七転び八起きの精神を象徴する達磨大師が祀られています。困難に立ち向かうがん患者さんにとって、何度倒れても立ち上がる達磨の姿は大きな励みとなるでしょう。

高さ41メートルの達磨大師像やブルーノ・タウトが居住した洗心亭など、文化的な見どころも豊富です。病気平癒守や健康守が授与されており、高崎駅からのアクセスも比較的良好です。

小祝神社は、医薬の神である少彦名命を祀る式内社で、古くから病気平癒の信仰を集めてきました。

市内最古の本殿を持つ由緒ある神社で、日光東照宮と同じ時代に彫られた七福神の彫刻が見どころです。病気平癒守や健康守が授与されており、個性的な御朱印も人気があります。医薬の神を祀る神社として、がん闘病中の方にとって特に心強い存在です。

榛名神社は、約1400年の歴史を持ち、榛名山の神秘的な自然に囲まれたパワースポットです。五行すべてのエネルギーが集まる場所とされ、巨岩や奇岩が点在する境内は、心身を癒す力があるとされています。

参道には七福神が祀られ、水琴窟や矢立の杉など見どころが豊富です。高崎駅からはバスで約70分と距離がありますが、榛名山の大自然の中で心を落ち着けて参拝できる貴重な場所です。

これらの神社・寺院には「がん封じ専門」のお守りはありませんが、病気平癒のお守りや祈祷で十分に対応できます。病気平癒は、がんを含むあらゆる病気の治癒を願う祈願ですので、がん闘病中の方やそのご家族にとって心強い支えとなるでしょう。

どの神社・寺院も、それぞれに特色があり、長い歴史の中で多くの人々の祈りを受け止めてきました。ご自身の状況やアクセスの便利さ、そして心に響く場所を選んで参拝されることをおすすめします