肝臓がんの「肝動脈塞栓療法」は進行肝臓がんの世界の標準治療として行われており、治療自体は日本で開発されたものです。 この治療法はまず、脚の付け根の動脈から細い管のカテーテルを挿入し、肝動脈にまで送り込みます。そこに抗がん剤とともに詰め物(ゼラチンスポンジ)をして肝動脈の流れを遮断するのです。いわば肝動脈を塞栓することでがん細胞へ栄養が届かないよう"兵糧攻め"にする治療法だといえます。治療は1、2時間程度で終了します。 肝臓の組織は肝動脈と門脈という2つの血流で支配されています。門脈の血流が、70~80%を ...