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28.がんと栄養成分

【2026年更新】がん患者さんが知っておきたいビタミンB群の働きと効果。エネルギー代謝を支える8つの栄養素

ビタミンB群


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ビタミンB群とは何か

こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。

ビタミンB群という言葉を聞いたことがあるでしょうか。ビタミンB群とは、水に溶けやすい性質を持つ水溶性ビタミンのうち、8種類のビタミンの総称です。

具体的には、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン(ビタミンB3)、パントテン酸(ビタミンB5)、ビタミンB6、ビオチン(ビタミンB7)、葉酸(ビタミンB9)、ビタミンB12の8種類を指します。

これらのビタミンには共通する特徴があります。それは「補酵素」として働くということです。補酵素とは、体内の化学反応を助ける物質のことです。私たちが食べた糖質、脂質、たんぱく質をエネルギーに変える代謝の過程で、ビタミンB群は欠かせない役割を果たしています。

ビタミンB群の8種類は、それぞれ異なる働きを持ちながらも、互いに助け合って機能します。そのため、どれか1つだけを摂るよりも、複数を一緒に摂取する方が効果的です。

水溶性ビタミンであるビタミンB群は、体内に長く留まることができません。余分に摂取した分は尿として排出されてしまうため、毎日の食事から継続的に摂取する必要があります。

ビタミンB1の働きと糖質代謝

ビタミンB1は、別名チアミンとも呼ばれます。このビタミンが不足すると、かつて日本で多く見られた「脚気(かっけ)」という病気になります。

脚気は神経の末梢部分に障害が起きる病気で、膝を軽く叩いても反射が起こらなくなります。症状が重くなると、心臓の機能が低下して心不全を起こし、命に関わることもあります。

現代では、アルコールを多量に飲む人にウェルニッケ脳症というビタミンB1欠乏症が見られることがあります。

ビタミンB1の主な役割は、糖質(炭水化物)を完全にエネルギーに変えることです。私たちが食べた砂糖やデンプンなどの糖質は、消化されてブドウ糖(グルコース)の形で血液中に入ります。

このブドウ糖は、一部が肝臓や筋肉でグリコーゲンとして蓄えられ、一部は脂肪の形で保存されます。脳や神経が働くために必要なエネルギーは、すべてこの血液中のブドウ糖から作られます。

ブドウ糖がエネルギーになる過程では、まず「解糖経路」という代謝経路を通ります。そして次に、効率的にエネルギーを作り出す「TCA回路(クエン酸回路)」という過程に入ります。この解糖経路からTCA回路に移る時に、ビタミンB1が補酵素として必ず必要になります。

ビタミンB1がなければ、この代謝過程が進まず、糖質を効率よくエネルギーに変えることができません。

米を主食とするアジアの人々は、脂肪分の多い食事をする欧米の人々よりも、糖質からエネルギーを得る割合が高いため、ビタミンB1の必要量も多くなります。

穀類のフスマ(外皮)やヌカの部分にビタミンB1は多く含まれていますが、精製するとその量は減少します。米を精製して白米にすると、ビタミンB1は大きく減少してしまいます。小麦粉の場合は、米ほど減少しません。

現在でも、日本人が最も不足しやすいビタミンはビタミンB1だといわれています。何となく調子が出ない、疲れやすいといった軽い欠乏症状は、他のビタミンよりもビタミンB1の不足によるものが多く見られます。


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ビタミンB2の働きと発育への関与

ビタミンB2は、別名リボフラビンとも呼ばれます。このビタミンが不足すると、成長が止まってしまうことから「発育のビタミン」とも呼ばれています。

ビタミンB2は、ビタミンB1よりも多くの種類の酵素と関わって働きます。特に、糖質、脂質、アミノ酸の代謝において、補酵素として重要な役割を果たします。

体内では、栄養素が「酸化還元反応」という化学反応によってエネルギーに変えられます。これは、酸素や水素をくっつけたり、取り除いたりする反応のことです。

例えば、ブドウ糖が燃える時には、次のような反応が起こります。

ブドウ糖 + 酸素 → 炭酸ガス + 水 + エネルギー

ビタミンB2は、この反応の中で、ブドウ糖から水素を引き抜く酵素の補酵素として働きます。

脂肪がエネルギーになる時には、糖質よりも多くの水素が発生します。つまり、脂肪の多い食事をしている時には、ビタミンB2がより多く必要になるということです。これが、ビタミンB2が「脂肪のビタミン」と呼ばれる理由です。

欧米型の食生活でよく飲まれる牛乳には、脂肪分と共にビタミンB2が多く含まれています。牛の赤ちゃんが成長するために必要なビタミンB2が、脂肪分に見合った量だけ入っているわけです。

ビタミンB2は、すべての栄養素の代謝に関わっているため、発育に必要なビタミンといわれます。欠乏すると、最初に皮膚に炎症が出ることが特徴です。


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ナイアシンの補酵素としての役割

ナイアシンは、かつてニコチン酸とも呼ばれていました。ただし、タバコのニコチンとは直接の関係はありません。ニコチンの分解物から見つけられた酸であることから、この名前がつけられました。

ナイアシンには、ニコチン酸とニコチン酸アミドという2つの形がありますが、どちらも同じ生理活性を持っています。この2つを総称してナイアシンと呼びます。

ナイアシンも、ビタミンB2と同じように、水素を化合物から取り除いたり、他の化合物に与えたりする酵素の補酵素になります。

ビタミンB2よりもナイアシンを必要とする酵素の種類の方が圧倒的に多いため、体にはビタミンB2の約10倍のナイアシンが必要です。

糖質も脂肪も完全にエネルギーに変えるには、ビタミンB2よりもナイアシンが多く必要になります。ナイアシンとビタミンB2は、どちらもエネルギーを作るだけでなく、新しい物質を合成する時にも使われます。

体内のホルモンを作る時にも、これらのビタミンが必要です。ナイアシンの欠乏症は「ペラグラ」と呼ばれる皮膚の炎症を起こします。これもビタミンB2の欠乏症と似ていて、必須脂肪酸の代謝と関係しています。

ナイアシンの欠乏症は、トウモロコシを主食とする中南米の地方でよく見られました。これは、トウモロコシの主なタンパク質(ツェインという)に、トリプトファンという必須アミノ酸がほとんど含まれていないためです。

体内では、トリプトファンの一部がナイアシンに変換されます。人では平均して、60ミリグラムのトリプトファンから1ミリグラムのナイアシンができるといわれています。

米や小麦は、トウモロコシほどトリプトファンが少なくないため、これらを主食とする地域では、ナイアシンの欠乏症は少なくなります。

ビタミンB6とタンパク質代謝

ビタミンB6は、タンパク質に含まれるアミノ酸を作ったり、分解したりする時に使われる補酵素です。

アミノ酸を分解したり作ったりする酵素は、「トランスアミナーゼ」と呼ばれます。タンパク質には窒素(N)が含まれていて、この窒素がアミノ基という形で存在しています。トランスアミナーゼは、このアミノ基を他の化合物に移す働きをする酵素で、その作用にはビタミンB6が補酵素として必要です。

健康診断で測定されるGOTとGPTという酵素をご存じでしょうか。これらは肝臓の機能を調べるための指標として使われます。

肝臓が正常な時、これら2つの酵素の血液中での活性はあまり高くありません。通常、GOTの方がGPTより少し高めですが、大体0~30単位の範囲に入っています。

肝臓が病気にかかると、肝臓の細胞からこの酵素が血液に流れ出し、血液中の活性が高くなります。それで、肝臓病をチェックする指標となります。このGOTとGPTも、トランスアミナーゼの仲間であり、ビタミンB6を必要とします。

また、グリコーゲンを分解してブドウ糖を血液に補給したり、筋肉でエネルギーに変えたりする時の酵素(ホスホリラーゼ)も、ビタミンB6を必要とします。

通常、ビタミンB6の欠乏症はほとんど知られていません。これは、普通の食事から十分な量が供給されるためです。しかし、妊娠している時や特殊な薬物を服用している時には、欠乏症が出やすくなることがあります。

昔から、妊娠している女性にはビタミンB6の欠乏が起きやすいことが知られていました。妊娠中毒症の時にも、血液中のビタミンB6が低くなるといわれています。

経口避妊薬(ピル)を常用している人にも、ビタミンB6欠乏が出やすいことが知られています。治療には、50~100ミリグラムという多量のビタミンB6を毎日服用すると改善することが報告されています。

これは、ピルを服用していると、生理的ではなく薬理的に偽の妊娠状態が作られるため、ビタミンB6の必要量が高まり、欠乏症を起こしやすくなると考えられています。

また、タンパク質を多く食べている時には、ビタミンB6の必要量が増えます。

パントテン酸と脂肪酸の代謝

パントテン酸は、体内で脂肪酸を完全に燃やすために必要なビタミンです。

脂肪酸は、ガソリンや灯油と同じように、エネルギーの塊のような物質です。ただし、体内で燃やしやすいように、片方の端が酸になっています。

脂肪酸は、炭素が2つずつに切れてから燃やされます。この炭素が2つずつに切れる時、また脂肪酸が最初に活性化される時に、パントテン酸が入った補酵素(補酵素Aと呼ばれる)が必要です。

そのため、脂肪を完全に燃やすには、パントテン酸が多く必要になります。

また、体内で脂肪酸を作り、脂肪を合成する時にも、パントテン酸(補酵素A)は必要です。つまり、パントテン酸は、脂肪の分解をする時も、合成をする時も必要なビタミンということになります。

パントテン酸と結合した炭素2つの物質は、お寿司や酢の物に使う食酢の主成分である酢酸です。パントテン酸と酢酸が結合したものを「活性酢酸」と呼んでいます。これは、代謝されやすい活性型という意味です。

パントテン酸は、糖質が燃やされる時にも必要です。どの栄養素がエネルギーになる時にも必要ですが、特に脂肪が燃やされる時に多く必要になるため、脂肪と関係が深いビタミンといわれています。

葉酸と細胞の新生

葉酸は、植物の葉、特に緑色の葉に多く含まれているビタミンです。別名フォラシンとも呼ばれます。

パントテン酸が炭素2つの物質を活性化するのに対し、葉酸は炭素1つの化合物を活性型にするために必要なビタミンです。

このような反応はいくつかありますが、特にタンパク質の合成には欠かせません。そのため、葉酸が不足すると、タンパク質の作られ方が悪くなり、タンパク質の新陳代謝がうまく進みません。

体内で常に作られている細胞の1つに、血液の赤血球があります。赤血球の寿命は約4か月です。葉酸が不足すると、赤血球の入れ替わりがうまく行かなくなり、正常な赤血球ができなくなって、貧血状態を起こします。

この葉酸欠乏による貧血は「巨赤芽球性貧血」と呼ばれ、子どもに起こりやすいものです。

同じような貧血は、次に述べるビタミンB12の欠乏でも起こります。こちらの方は成人に起こりやすく、特に胃を手術して、一部や大部分を切除した人に多く見られる症状です。

このことから、葉酸とビタミンB12は、互いに関係の深いビタミンだということがわかります。

ビタミンB12と赤血球の生成

葉酸と比べると、ビタミンB12を必要とする酵素反応はあまり多くありません。人をはじめとする哺乳動物では、わずか2つの酵素反応だけがビタミンB12を必要としています。

ビタミンB12は、非常に複雑な構造をしていて、天然の有機化合物の中でも最も複雑なものの1つです。このビタミンB12の中心には、金属イオンの1つであるコバルトが含まれています。そのため、人にとってコバルトが必要な理由の1つに、このビタミンB12の構造が挙げられます。

ビタミンB12を必要とする反応は、タンパク質の生合成に必要な反応です。そのため、不足すると葉酸と同様に貧血を起こします。正常ではない「巨赤芽球」という赤血球ができるため、この2つのビタミンの欠乏症は、同じく「巨赤芽球性貧血」と呼ばれます。ただし、子どもよりは成人に起こりやすい症状です。

ビタミンB12は細菌だけが生産します。カビや酵母、植物には含まれていませんし、作ることもできません。また、動物も作ることはできません。しかし、動物は細菌が作ったビタミンB12を肝臓に貯めているため、食品としては肝臓がよい供給源になります。

ビタミンB12が発見される前、悪性貧血の治療に肝臓を食べさせることが効果的であることが見つかり、1920年代から治療法として応用されてきました。

このビタミンB12を吸収するには、ただビタミンB12を食べるだけでは不十分で、胃から分泌される特別なタンパク質が必要です。このタンパク質は、体内で作られるため「内因子」と呼ばれます。

そのため、外科手術で胃を一部あるいは大部分切除した患者さんでは、ビタミンB12の吸収が非常に悪くなり、ビタミンB12欠乏による悪性貧血を起こしやすくなります。ビタミンB12を、胃が十分な大きさに回復するまで継続的に投与する必要があります。

ビオチンと皮膚・髪の健康

ビオチンは、ビタミンB7とも呼ばれます。皮膚炎を予防する因子として発見された、哺乳類の体内では合成できないビタミンです。

糖質や脂質、アミノ酸の代謝、そしてエネルギーを作り出す役割を担っています。アミノ酸は、体内でコラーゲンなどを合成する際の材料となります。

ビオチンは、皮膚や粘膜、髪の毛を健康な状態に保つために重要な栄養素です。そのため、積極的に摂取することが推奨されます。

ビオチンは、鶏や豚のレバー、卵黄、大豆などに多く含まれています。

がん患者さんにとってのビタミンB群の重要性

がんの治療を受けている患者さんにとって、栄養管理は非常に重要です。2025年2月に日本栄養治療学会から「がん患者さんのための栄養治療ガイドライン 2025年版」が発刊され、栄養や食事に関する疑問に答える内容となっています。

がん患者さんの多くは、がん自体による影響や治療による副作用によって、栄養障害を経験します。がんと診断された時点で約半数の患者さんに体重減少が認められ、治療が進むと8割以上の患者さんが体重減少を経験するといわれています。

栄養障害は、合併症の増加やQOL(生活の質)の低下につながります。また、抗がん剤治療を続けられなくなったり、副作用が増悪したりする原因にもなります。

ビタミンB群は、このような状況下で特に重要な役割を果たします。なぜなら、ビタミンB群はエネルギー代謝の中心的な役割を担っているからです。

タンパク質、糖質、脂質という三大栄養素を十分に摂っても、ビタミンB群が不足していると、これらをエネルギーに変えることができません。

がん細胞は、自律的にエネルギーを奪い取ります。失われた分を補給しないと、体は栄養障害をきたし、貧血を引き起こします。また、がんの進展が早まる可能性もあります。

適切な栄養補給によって体力を回復させることが、がん治療において重要です。ビタミンB群は、その栄養補給を効率的に体内で利用できるようにするために欠かせない栄養素です。

がん患者さんが低栄養状態に陥ると、リフィーディング症候群という危険な状態になることがあります。これは、栄養を急に摂取することで電解質のバランスが崩れる病態です。

この時、糖代謝によってビタミンB1が大量に消費され、心不全やウェルニッケ脳症、乳酸アシドーシスなどが出現することがあります。そのため、栄養投与を開始する時には、ビタミンB1の投与も推奨されています。

ビタミンB群の摂取基準と食品

厚生労働省が策定した「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、ビタミンB群の推奨量が定められています。

ビタミン名 成人男性(18~64歳) 成人女性(18~64歳)
ビタミンB1 1.4mg/日 1.1mg/日
ビタミンB2 1.6mg/日 1.2mg/日
ナイアシン 15mgNE/日 11mgNE/日
ビタミンB6 1.5mg/日 1.2mg/日
ビタミンB12 2.4µg/日 2.4µg/日
葉酸 240µg/日 240µg/日
パントテン酸 5mg/日 5mg/日
ビオチン 50µg/日 50µg/日

妊娠中や授乳期の女性は、これらに加えて追加の摂取が推奨されています。特に葉酸については、妊娠を計画している、あるいは妊娠している女性の場合、1日あたり240µgの追加摂取が推奨されています。

ビタミンB群を豊富に含む食品は次の通りです。

ビタミン名 多く含まれる食品
ビタミンB1 豚肉、玄米、全粒粉、大豆、うなぎ
ビタミンB2 豚レバー、牛乳、納豆、卵、うなぎ、ブリ
ナイアシン マグロ、カツオ、鶏むね肉、たらこ、落花生
ビタミンB6 マグロ、カツオ、鶏ささみ、バナナ、さつまいも
ビタミンB12 カキ、アサリ、魚介類、肝臓、海苔
葉酸 緑黄色野菜、納豆、焼き海苔、レバー
パントテン酸 納豆、卵、干し椎茸、落花生、レバー
ビオチン レバー、卵黄、大豆、ナッツ類

ビタミンB群を効率的に摂取するための工夫

ビタミンB群は水溶性であるため、調理方法によって失われやすい性質があります。しかし、いくつかの工夫をすることで、効率的に摂取することができます。

まず、主食を白米から玄米に変えることは有効な方法です。玄米の胚芽や表皮には、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6などが豊富に含まれています。

ビタミンB1の吸収を高めるには、アリシンという成分と一緒に摂取することが効果的です。アリシンは、ニンニク、玉ねぎ、ネギなどのネギ科の食材に含まれています。豚肉とニンニクを一緒に調理する料理は、理にかなった組み合わせといえます。

ビタミンB群は、互いに協力して働くため、複数の種類を一緒に摂取することが推奨されます。様々な食材を組み合わせてバランスよく食べることが大切です。

がん治療中で食欲が低下している時には、栄養補助食品を活用することも検討できます。最近の栄養補助食品には、ビタミンB群を含む多くの栄養成分が濃縮されています。

ただし、栄養補助食品を利用する場合は、必ず主治医や管理栄養士に相談してください。

ビタミンB群摂取における注意点

ビタミンB群は水溶性ビタミンであるため、過剰に摂取しても尿として排出され、基本的には体内に蓄積されません。そのため、食品から摂取する分には過剰摂取の心配はほとんどありません。

しかし、サプリメントで高用量を長期間摂取した場合、一部のビタミンでは健康への影響が報告されています。

例えば、男性喫煙者が10年間、1日にビタミンB6を20mg以上、またはビタミンB12を55µg以上摂取していた場合、肺がんのリスクが上昇したという研究報告があります。

これは、通常の食事から摂取する量をはるかに超える高用量での話ですが、サプリメントを利用する際には注意が必要です。

2025年版の食事摂取基準では、ビタミンB6の耐用上限量(健康障害が起こる可能性がある量)は、成人男性で55~60mg/日、成人女性で45mg/日とされています。

がん患者さんの場合、治療の影響で食事摂取が困難になることがあります。その場合は、医療機関で適切な栄養管理を受けることが重要です。

腸内細菌は、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチン、パントテン酸の合成を行っています。抗生物質を長期間服用している場合、腸内細菌のバランスが乱れ、これらのビタミンの合成量が少なくなることがあります。

ストレス、過度のアルコール摂取、妊娠、授乳、加齢などによって、ビタミンB群の消費量は増加します。これらの状況下では、より意識的にビタミンB群を摂取する必要があります。

ビタミンB群と他の栄養素のバランス

がん患者さんの栄養管理において重要なのは、ビタミンB群だけでなく、すべての栄養素をバランスよく摂取することです。

タンパク質、脂質、炭水化物(糖質)の三大栄養素と、ビタミン、ミネラルをバランスよく食べることが大切です。

がん治療中は、高タンパク、高カロリーの食事を心がけることが推奨されています。体力を維持し、感染症を防ぐためにも、エネルギーやタンパク質、ビタミン、ミネラルが不足しないような食事を摂ることが重要です。

ただし、「がんばって食べよう」と思うあまり、食べることがつらくなってしまうこともあります。医師から特別な指示がある場合を除き、無理をしないで体の調子に合わせて、食べられるものから食べるようにすることが大切です。

食事の内容によってがんが進行したり、治療の経過に影響を及ぼしたりすることはほとんどありません。むしろ、栄養が不足することによって、治療を続けられなくなったり、副作用が強く出たりすることの方が問題です。

がん患者さんの栄養管理は、単に食事を摂るだけではなく、QOL(生活の質)を維持し、治療効果を高めるための重要な要素です。ビタミンB群は、その栄養管理の中で、エネルギー代謝を支える基盤となる栄養素といえます。

参考文献・出典情報

  1. 日本栄養治療学会「がん患者さんのための栄養治療ガイドライン 2025年版」
  2. 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
  3. 金原出版「がん患者診療のための栄養治療ガイドライン 2024年版 総論編」
  4. 厚生労働省eJIM「ビタミンB6」
  5. 国立がん研究センター「ビタミンサプリメント摂取とがん・循環器疾患」
  6. テルモ「がん患者と栄養のこと」
  7. アリナミン「ビタミンB群の効果」
  8. オーソモレキュラー栄養医学研究所「ビタミンB群」
  9. 国立がん研究センターがん情報サービス「がんと食事」
  10. 大塚製薬「エネルギー生産とビタミンB群」

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本村ユウジ
本村ユウジ
がん治療専門のアドバイザー・本村です。

私の仕事は【がん患者さんに正しい選択を伝えること】です。

「本村さん、おかげで元気になりました」

そんな報告が届くのが嬉しくて、患者さんをサポートしています。

→200通以上の感謝の声(これまでいただいた実際のメールを掲載しています)

しかし毎日届く相談メールは、

「医師に提案された抗がん剤が怖くて、手の震えが止まらない」

「腰がすこし痛むだけで、再発か?転移か?と不安で一睡もできなくなる」

「職場の人も家族さえも、ちゃんと理解してくれない。しょせんは他人事なのかと孤独を感じる」

こんな苦しみに溢れています。

年齢を重ねると、たとえ健康であっても、つらいことはたくさんありますよね。

それに加えて「がん」は私たちから、家族との時間や、積み重ねたキャリア、将来の夢や希望を奪おうとするのです。

なんと理不尽で、容赦のないことでしょうか。

しかしあなたは、がんに勝たねばなりません。

共存(引き分け)を望んでも、相手はそれに応じてくれないからです。

幸せな日々、夢、希望、大切な人を守るには勝つしかないのです。

では、がんに勝つにはどうすればいいのか?

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