乳がんで「乳房温存療法+ホルモン療法」を受けた場合の治療費についてモデルケースを提示します。
実際の医療費は病状や施設によって異なりますが、参考にはなると思います。
乳房温存療法+ホルモン療法の治療費(モデルケース)
・病状
60歳代の女性。しこり1.5cmの浸潤がん。ホルモン受容体陽性、HER2陰性。
・治療方針
温存療法(乳房温存手術十放射線療法)の後、術後ホルモン療法(アロマターゼ阻害剤)を行う。
・治療経過
入院翌日に乳房温存手術とセンチネルリンパ節生検。リンパ節転移は陰性。リンパ節郭清はせず、術後2日目に退院。入院3泊4日。
その後放射線療法を25回。アロマターゼ阻害剤を5年間にわたり服用。
治療費の概算(自己負担額(3割)の金額)
概算費用 | 治療スケジュール | |
手術+入院 | 180,000円(センチネルリンパ生検含む) | 入院3泊4日 |
放射線療法 | 7,000円×25回=175,000円 | 週5回×5週間 |
ホルモン療法 | 年間70,800円×5年=354,000円 | 1日1回内服を5年 |
合計金額:709,000円
以上、乳がんの治療費についての解説でした。