17.膵臓がん

【2025年更新】膵臓がんの浸潤(しんじゅん)とは?ステージ分類と余命・血管浸潤の関係を詳しく解説

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がんを治すためのたった1つの条件

こんにちは。17年間の活動実績を持つ、
「プロのがん治療専門アドバイザー」本村ユウジです。

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がんを治すための「たった1つの条件」とは?


膵臓がんにおける浸潤の基本的な理解

膵臓がんは膵臓内の膵管上皮細胞から発生すると考えられています。膵管とは膵臓で作られた消化液を十二指腸へ運ぶ管のことで、この管の内側を覆う細胞に異常が生じることで、がんが発生します。

「浸潤(しんじゅん)」とは、がんの進行に伴い、膵臓内から周辺組織や臓器へがんが広がることを指します。膵臓がんは浸潤性という特徴を持つがんとして知られており、早期から周囲の組織に入り込みやすい性質があります。

膵臓は腹腔内臓器の中では後腹膜臓器の1つで、背中に近い場所に位置しています。周辺には十二指腸や上腸間膜動脈、門脈、神経叢(おなかの中の神経が束になり集まるところ)など、重要な臓器、血管、器官が位置しています。

膵臓がんの進行によりそれらの臓器に浸潤すると、さまざまな症状が起きます。

浸潤と転移の違いについて

「転移」とは、「浸潤」とは異なる広がり方を示します。リンパの流れや血液の流れにがん細胞が入り込み、周囲のリンパ節(リンパ節転移)や肝臓、肺などの他臓器にがんが広がること(遠隔転移)を転移と呼びます。

浸潤はがん細胞が隣接する組織に直接入り込んでいく現象であるのに対し、転移はがん細胞が血管やリンパ管を通じて離れた場所に運ばれ、そこで新たながんの塊を形成する現象です。膵臓がんでは両方の広がり方が見られますが、遠隔転移は特に肝臓に起きやすいことがわかっています。

浸潤と転移の比較

項目 浸潤 転移
広がり方 隣接する組織に直接入り込む 血管やリンパ管を通じて離れた場所に運ばれる
広がる範囲 膵臓周辺の組織や臓器 肝臓、肺、骨など離れた臓器
膵臓がんでの特徴 血管や神経への浸潤が多い 肝臓への転移が最も多い

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膵臓がんの血管浸潤とその影響

膵臓がんにおける血管浸潤は、治療方針を決定する上で重要な要素となります。血管浸潤とは、がん細胞が膵臓周辺の血管に入り込んでいる状態を指します。

膵臓の周辺には上腸間膜動脈、腹腔動脈、門脈、上腸間膜静脈などの主要な血管が走行しています。これらの血管は消化器系の臓器に血液を送る重要な役割を担っています。膵臓がんがこれらの血管に浸潤すると、手術による切除が困難になることがあります。

血管浸潤が治療に与える影響

血管浸潤の程度によって、手術の可否や手術の難易度が変わります。血管への浸潤が軽度であれば、血管を含めた切除や血管の再建を行うことで手術が可能な場合もあります。しかし、主要な血管に広範囲に浸潤している場合には、手術が技術的に困難、または手術を行っても十分な効果が期待できないと判断されることがあります。

このような場合には、化学療法や放射線療法を先行させることで、がんを縮小させてから手術を検討する方法(術前補助療法)が選択されることもあります。また、手術が困難と判断された場合には、化学療法を中心とした治療が行われます。

浸潤性膵臓がんとステージ分類の関係

膵臓がんのステージ分類は、がんの大きさ、周辺組織への浸潤の程度、リンパ節転移の有無、遠隔転移の有無によって決定されます。浸潤性という特徴は、ステージの判定に直接影響を与えます。

TNM分類による評価

膵臓がんのステージ判定には、国際的に使用されているTNM分類が用いられます。Tは原発腫瘍の広がり、Nはリンパ節転移の状態、Mは遠隔転移の有無を示します。

T分類では、がんの大きさと周辺組織への浸潤の程度が評価されます。膵臓内に限局しているか、膵臓外の組織に浸潤しているか、主要な血管に浸潤しているかなどが判定基準となります。

ステージ別の特徴

ステージ がんの状態 浸潤の程度
ステージI がんが膵臓内に限局 膵臓外への浸潤なし
ステージII 膵臓外への浸潤またはリンパ節転移あり 周辺組織への浸潤がある
ステージIII 主要な血管への浸潤あり 腹腔動脈や上腸間膜動脈への浸潤
ステージIV 遠隔転移あり 肝臓や肺などへの転移を伴う

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浸潤の程度と余命の関係

膵臓がんの予後は、浸潤の程度によって影響を受けます。浸潤が膵臓内に限局している早期の段階で発見された場合には、手術による根治的治療が可能であり、比較的良好な予後が期待できます。

しかし、血管浸潤が認められる場合や、周辺臓器への広範な浸潤がある場合には、手術が困難となることが多く、予後は厳しくなる傾向があります。膵臓がん全体の5年生存率は10%程度とされていますが、手術が可能な段階で発見された場合には、5年生存率が30%から40%程度まで向上するというデータもあります。

浸潤の程度別の治療成績

膵臓内に限局したステージIの段階では、手術によるがんの完全切除が可能であり、術後の化学療法を組み合わせることで再発リスクを低減できます。一方、主要血管への浸潤が認められるステージIIIでは、手術が技術的に困難な場合が多く、化学療法や放射線療法が主体となります。

ステージIVで遠隔転移が認められる場合には、根治を目指す治療は困難ですが、化学療法によって症状の緩和や生存期間の延長を図ることが可能です。近年は新しい抗がん剤の開発により、進行した膵臓がんにおいても治療成績の改善が見られています。

浸潤によって起こる症状

膵臓がんが周辺組織に浸潤すると、浸潤した組織や臓器によってさまざまな症状が現れます。初期の段階では症状がほとんど現れないことが多いですが、進行に伴って症状が顕在化します。

十二指腸への浸潤

膵臓の頭部にできたがんが十二指腸に浸潤すると、食物の通過障害が起こることがあります。吐き気、嘔吐、食欲不振などの症状が現れ、食事摂取が困難になる場合があります。

胆管への浸潤

膵頭部のがんが胆管に浸潤すると、胆汁の流れが妨げられます。これにより黄疸が出現し、皮膚や白目が黄色くなります。また、尿の色が濃くなる、便の色が白っぽくなるなどの症状も伴います。

血管への浸潤

門脈や上腸間膜静脈への浸潤が起こると、血液の流れが妨げられることがあります。これにより腹水がたまる、消化管からの出血が起こるなどの症状が現れる可能性があります。

神経叢への浸潤

膵臓の後方には腹腔神経叢や上腸間膜神経叢と呼ばれる神経の集まりがあります。がんがこれらの神経に浸潤すると、背中や腰の強い痛みが現れることがあります。この痛みは体位を変えても軽減しにくく、夜間に増強することが特徴です。

浸潤の診断方法

膵臓がんの浸潤の程度を診断するためには、複数の画像検査が用いられます。これらの検査によって、がんの広がりや血管との関係を詳しく評価することができます。

CT検査

造影CT検査は膵臓がんの診断において最も重要な検査の1つです。造影剤を使用することで、がんの位置、大きさ、周辺組織への浸潤の程度、血管との関係を詳細に評価できます。特に、血管への浸潤の有無や程度を判定する上で有用です。

MRI検査

MRI検査は、CT検査と組み合わせて行われることがあります。特にMRCP(MR胆管膵管撮影)と呼ばれる検査では、膵管や胆管の状態を詳しく観察できます。また、肝臓への転移の評価にも優れています。

超音波内視鏡検査(EUS)

超音波内視鏡検査は、内視鏡の先端に超音波装置を取り付けた検査機器を用いて、胃や十二指腸の中から膵臓を詳しく観察する検査です。膵臓に近い位置から観察できるため、小さながんの検出や、血管浸潤の詳細な評価が可能です。

PET-CT検査

PET-CT検査は、がん細胞の代謝活動を画像化する検査です。膵臓がんの診断そのものよりも、遠隔転移の有無を調べる目的で行われることが多いです。肝臓、肺、骨などへの転移を検出するのに有用です。

浸潤性膵臓がんの治療アプローチ

浸潤の程度によって、治療方針は大きく異なります。浸潤が限局的であれば手術による切除が検討されますが、広範な浸潤がある場合には薬物療法が中心となります。

切除可能な場合の治療

がんが膵臓内に限局しているか、周辺組織への浸潤が軽度で、主要な血管に浸潤していない場合には、手術による切除が標準的な治療となります。膵頭部のがんには膵頭十二指腸切除術、膵体尾部のがんには膵体尾部切除術が行われます。

手術後には、再発を予防する目的で補助化学療法が推奨されます。ゲムシタビンやS-1などの抗がん剤が使用され、術後の予後改善に寄与することが示されています。

切除境界の場合の治療

血管への浸潤があるものの、血管合併切除や再建を行うことで手術が可能と判断される場合があります。このような状態を「切除境界」または「ボーダーライン切除可能」と呼びます。

切除境界の症例では、まず化学療法や放射線化学療法を行い、がんを縮小させてから手術を行う戦略(術前補助療法)が選択されることがあります。この方法により、手術の成功率を高め、予後を改善できる可能性があります。

切除不能な場合の治療

主要な血管に広範に浸潤している場合や、遠隔転移がある場合には、手術による切除は困難と判断されます。この場合には、化学療法が治療の中心となります。

切除不能な膵臓がんに対しては、ゲムシタビン+ナブパクリタキセル併用療法や、FOLFIRINOX療法などの多剤併用化学療法が行われます。これらの治療により、生存期間の延長や症状の緩和が期待できます。

浸潤を早期に発見するための取り組み

膵臓がんは早期発見が困難ながんとして知られています。浸潤が進む前の段階で発見できれば、治療成績は向上します。現在、さまざまな早期発見の取り組みが進められています。

リスク因子のある方への検査

家族に膵臓がんの患者さんがいる方、慢性膵炎の方、糖尿病を新たに発症した方や急に血糖コントロールが悪化した方などは、膵臓がんのリスクが高いとされています。このような方には、定期的な画像検査が推奨される場合があります。

腫瘍マーカーの活用

CA19-9やCEAなどの腫瘍マーカーは、膵臓がんのスクリーニングや経過観察に用いられます。ただし、これらのマーカーだけでは早期の膵臓がんを発見することは困難であり、画像検査と組み合わせて評価することが重要です。

検診における課題

現在のところ、一般の方を対象とした有効な膵臓がん検診の方法は確立されていません。膵臓は体の奥深くに位置するため、通常の超音波検査では観察が困難な場合があります。今後、より精度の高い検査方法の開発や、リスクに応じた検診体制の構築が期待されています。

参考文献・出典情報

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本村ユウジ
がん治療専門のアドバイザー・本村です。

私の仕事は【がん患者さんに正しい選択を伝えること】です。

「本村さん、おかげで元気になりました」

そんな報告が届くのが嬉しくて、患者さんをサポートしています。

→200通以上の感謝の声(これまでいただいた実際のメールを掲載しています)

しかし毎日届く相談メールは、

「医師に提案された抗がん剤が怖くて、手の震えが止まらない」

「腰がすこし痛むだけで、再発か?転移か?と不安で一睡もできなくなる」

「職場の人も家族さえも、ちゃんと理解してくれない。しょせんは他人事なのかと孤独を感じる」

こんな苦しみに溢れています。

年齢を重ねると、たとえ健康であっても、つらいことはたくさんありますよね。

それに加えて「がん」は私たちから、家族との時間や、積み重ねたキャリア、将来の夢や希望を奪おうとするのです。

なんと理不尽で、容赦のないことでしょうか。

しかしあなたは、がんに勝たねばなりません。

共存(引き分け)を望んでも、相手はそれに応じてくれないからです。

幸せな日々、夢、希望、大切な人を守るには勝つしかないのです。

では、がんに勝つにはどうすればいいのか?

最初の一歩は『治すためのたった1つの条件』を知ることからです。

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経験17年以上。プロのアドバイザーによる徹底解説。

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