人気コンテンツ累計150,000名以上に読まれています。無料ガイドブック「がんを完治させるための5つのルール」プレゼント中です。

05.肺がん 25.抗がん剤・分子標的薬・免疫チェックポイント

肺がん 小細胞肺がん デュルバルマブ+シスプラチン or (カルボプラチン+エトポシド)療法の奏効率、生存率、副作用と対策

<Durvalumab+CDDP+ETP療法>

【レジメン】

Durvalumab(デュルバルマブ)=1500mg:点滴静注(60分以上)
CDDP(シスプラチン)=75~80mg/m2:点滴静注(2時間以上)
ETP(エトポシド))=80~100mg/㎡:点滴静注(30~60分以上)

【投与前】

1,000~2,000mLの輸液

【制吐対策】

①5-HT3受容体拮抗薬(Day1)
②アプレピタント:125mg (Day1) ,80mg(Day2~3)
③デキサメタゾン9.9mgIV(Day1),8mgPO(Day2~4)
④オランザピン5mg(Day1~4)(糖尿病患者には禁忌)

【投与後】

①1,000~2,000mLの輸液
②20%マンニトール200~300mL、フロセミド注10mg(必要に応じ投与)

<Durvalumab+CBDCA+ETP療法>

【レジメン】

Durvalumab=1500mg:点滴静注(60分以上)
CBDCA=AUC5~6:点滴静注(30分以上)
ETP=80~100mg/㎡:点滴静注(30~60分以上)

【制吐対策】

①5-HT3受容体拮抗薬(Day1)
②アプレピタント:125mg (Day1) ,80mg(Day2~3)
③デキサメタゾン4.95mgIV(Day1),4mgPO(Day2~3)


【サイト内 特設ページ】




がんに関する情報は、世の中に溢れています。

「何を信じていいのか分からない」と不安なら。

こちらのページに解決策があります。

がんを治すための「たった1つの条件」とは?.


基本事項

【適応】

進展型小細胞肺がん

【奏効率】

・無増悪生存期間(中央値)
5.1カ月

・全生存期間(中央値)
13.0カ月

・奏効率
79%

【副作用】

・好中球減少:All Grade=42%、Grade3以上=24%
・貧血:All Grade=38%、Grade3以上=9%
・血小板減少:All Grade=15%、Grade3以上=6%
・発熱性好中球減少症:All Grade=6%、Grade3以上=5%
・悪心:All Grade=34%、Grade3以上=<1%
・食欲減退:All Grade=18%、Grade3以上=1%
・疲労:All Grade=18%、Grade3以上=2%
・便秘:All Grade=17%、Grade3以上=1%
・下痢:All Grade1=10%、Grade3以上=1%
・脱毛:All Grade1=31%、Grade3以上=1%
・甲状腺機能冗進/低下:All Grade=5%/9%、Grade3以上=0%/0%
・間質性肺疾患:All Grade=3%、Grade3以上=1%
・肝炎:All Grade=3%、Grade3以上=2%
・大腸炎:All Grade=2%、Grade3以上=<1%
・1型糖尿病:All Grade=2%、Grade3以上=2%
・副腎機能不全:All Grade=<1%、Grade3以上=0%

レジメンチェックポイント

①投与量の確認

・CBDCA:Calvertの式より算出する

・CDDP:腎機能の影響を受けるので、以下の基準を参考にする

<CDDP:腎障害時の減量基準>

・GFR(mL/min)=15~50:25%減量、10>:50%減量

または

・Ccr(mL/min)=46~60:25%減量、31~45:50%減量、30≧:使用中止

<ETP:腎障害時の減量基準>

・血清クレアチニン(mg/dl)=1.4>:30%減量

または

・Ccr(mL/min)=15~50:25%減量、15>:さらなる減量調節が必要

<ETP:肝障害時の減量基準>

・T-Bil=1.5~3.0mg/dL or AST>3×ULN:50%減量

・T-Bil>3.Omg/dL=投与中止

②相互作用の確認

・CBDCA:腎毒性および聴器毒性を有する薬剤(アミノグリコシド系抗菌薬等)との併用で腎障害および聴器障害のリスク増大

・CDDP:アミノグリコシド系抗菌薬、バンコマイシン、注射用アムホテリシンB、フロセミドとの併用で腎障害リスク増大。アミノグリコシド系抗菌薬、バンコマイシン、フロセミドとの併用で聴器障害リスク増大。フェニトインとの併用でフェニトインの血漿中濃度が低下したとの報告がある

③副作用に対するDurvalumab休薬、中止基準の確認

・間質性肺疾患=Grade2:Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する。Grade3または4:本剤の投与を中止する

・肝機能障害=ASTもしくはALTが基準値上限の3~5倍以下、または総ビリルビンが基準値上限の1.5~3倍以下まで増加した場合/ASTもしくはALTが基準値上限の8倍以下、または総ビリルビンが基準値上限の5倍以下まで増加した場合:Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する。ASTもしくはALTが基準値上限の8倍超または総ビリルビンが基準値上限の5倍超まで増加した場合/ASTもしくはALTが基準値上限の3倍超かつ総ビリルビンが基準値上限の2倍超まで増加し本剤以外に原因がない場合:本剤を中止する

・大腸炎、下痢=Grade2:Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する。Grade3または4:本剤の投与を中止する

・甲状腺機能亢進症、副腎機能不全、下垂体機能低下症=Grade2~4:症状が安定するまで本剤を休薬する

・腎機能障害=血清クレアチニンが基準値上限またはベースラインの1.5~3倍まで増加した場合:Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する。血清クレアチニンが基準値上限またはベースラインの3倍超まで増加した場合:本剤の投与を中止する

・筋炎=Grade2または3:Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する。30日以内にGrade1以下まで回復しない場合または呼吸機能不全の徴候があらわれた場合は本剤の投与を中止する。Grade4:本剤の投与を中止する

・皮膚障害=Grade2で1週間以上継続した場合/Grade3:Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する。Grade4:本剤の投与を中止する

・心筋炎=Grade2:Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する。心筋生検で心筋炎を示唆する所見が認められた場合は本剤の投与を中止する。Grade3または4:本剤の投与を中止する

・重症筋無力症=Grade3:Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する。Grade1以下まで回復しない場合または呼吸機能不全もしくは自律神経失調の徴候があらわれた場合は本剤の投与を中止する。Grade4:本剤の投与を中止する

・Infusion reaction=Grade1または2:本剤の投与を中断もしくは投与速度を50%減速する。Grade3または4:本剤の投与を中止する

・上記以外の副作用(甲状腺機能低下症、1型糖尿病を除く)Grade2または3:Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する。Grade4:本剤の投与を中止する


【サイト内 特設ページ】




がんに関する情報は、世の中に溢れています。

「何を信じていいのか分からない」と不安なら。

こちらのページに解決策があります。

がんを治すための「たった1つの条件」とは?.


副作用対策と服薬指導のポイント

【Durvalumab】

免疫チェックポイント阻害薬では、頻度は高くないものの多岐にわたる免疫関連有害事象(irAE)が報告されており、それぞれの時徴や初期症状を指導して、早期に発見・対処することが重要である。irAEとしては、間質性肺疾患、重症筋無力症、大腸炎、1型糖尿病、肝機能障害、甲状腺機能障害、神経障害、腎障害などが報告されており、発現時には速やかに専門医への相談を検討する必要がある。irAEの早期発見のためには、通常の検査項目に加えて、心電図・胸部X線・血糖・甲状腺機能・副腎皮質機能検査など医療機関内であらかじめ取り決めをしておくことも重要である。また、Durvalumab投与終了後に重篤な副作用があらわれることもあるので、Durvalumab投与終了後も観察を十分に行う。

①間質性肺炎

急性肺障害、間質性肺疾患があらわれることがあるので、患者には初期症状(息切れ、呼吸困難、咳嗽、発熱などの有無)を伝え、早期の医療機関への受診について指導する。Grade2の場合には、副腎皮質ステロイド(初回用量:プレドニゾロン換算1~2mg/kg)の投与を考慮する。Grade3~4の重篤な症状の場合で、ステロイドパルス療法などの治療にて48時間を超えても症状が改善しない場合には、適応外使用であることを留意のうえ、免疫抑制薬(インフリキシマブ、シクロホスファミド、ミコフェノール酸モフェチルなど)の投与を考慮する。

②大腸炎・重度の下痢

脱水予防のための水分摂取について説明するとともに、症状の急激な悪化または遷延時の医療機関への受診について指導する。止潟薬であるロペラミドを投与する場合は、irAEによる下痢をマスクする可能性があるため使用には十分注意が必要である。Grade3以上の重症およびGrade2でも遷延する場合にはステロイド、またはインフリキシマブ5mg/kg(保険適用外)の投与を考慮する。ただし腸穿孔、敗血症などの合併時にはインフリキシマブ投与は勧められない。

③1型糖尿病

劇症1型糖尿病の報告もされているため、口渇、多飲、多尿などの高血糖症状や激しい倦怠感、悪心嘔吐などの糖尿病性ケトアシドーシス症状および早期の医療機関への受診について指導する。1型糖尿病が疑われる場合には専門医と連携するとともに。Durvalumabの投与を中止し補液や電解質補充、インスリン投与を開始する。ステロイドの使用にはエビデンスはなく推奨されていない。

④甲状腺機能障害

比較的頻度の高いirAEであること、甲状腺機能亢進症(動悸、発汗、暑がり、軟便、体重減少、不眠、振戦、眼球突出)および甲状腺機能低下症(易疲労、脱力感、寒がり、便秘、体重増加、徐脈、眼瞼浮腫、こむら返り、嗄声)の症状を説明する。甲状腺機能障害は、破壊性甲状腺炎に伴う甲状腺機能亢進症を経由して甲状腺機能低下に至る症例も報告されている。甲状腺機能障害は無症状で進行することもあるため、甲状腺刺激ホルモン(TSH)・遊離T3・遊離T4を定期的に測定することを考慮する。なお、副腎機能障害が併発している場合、ヒドロコルチゾンの投与を先行させる。

⑤副腎皮質機能低下症

コルチゾール欠乏に伴う易疲労性、食欲不振、消化器症状などやアルドステロン欠乏に伴う低ナトリウム血症、高カリウム血症、低血圧などの症状を伝え、自覚する場合には早期の医療機関への受診について指導する。副腎皮質機能低下を疑う場合にはACTH、コルチゾールを測定し、内分泌専門医と連携するとともに、ヒドロコルチゾン10~20mg/日より開始し、患者の状態に合わせて調節する。ヒドロコルチゾン開始後は、副腎クリーゼ予防のために、自己判断で中断しないことを説明する。また、発熱等で普段と違うストレスがかかる場合には、ヒドロコルチゾンを通常の1.5~3倍量服用するなど、対応方法を事前に確認しておく必要がある。

【CDDP】

①悪心・嘔吐

CDDPは90%に急性、30~50%に遅発性の悪心・嘔吐の発現があり得る。患者の症状に留意し、必要に応じて制吐薬の追加を行う。

②腎機能障害

CDDPでは腎障害が起こりやすいため、予防として水分の摂取がすすめられる。尿量の確保、体重の測定を行い、適宜利尿薬を併用する。

③神経障害

CDDPでは手足のしびれなどの末梢神経障害と4,000~8,000Hz付近の高音域聴力障害が問題とされている。一般的にCDDPの総投与量が300~500mg/m2以上になると発現頻度が高くなるといわれ、症状が軽度なものは長期間のうちに回復するが、不可逆的になることもある。

 

・・・・・・・・・・

 

がんに関する情報は、世の中に溢れています。

そのなかで、外してはいけない重要なポイントは1つだけです。

詳しくはこちらのページで。

 

がんを治すための『たった1つの条件』とは?

 

本村ユウジ
がん治療専門のアドバイザー・本村です。

私の仕事は【がん患者さんに正しい選択を伝えること】です。

「本村さん、おかげで元気になりました」

そんな報告が届くのが嬉しくて、患者さんをサポートしています。

→200通以上の感謝の声(これまでいただいた実際のメールを掲載しています)

しかし毎日届く相談メールは、

「医師に提案された抗がん剤が怖くて、手の震えが止まらない」

「腰がすこし痛むだけで、再発か?転移か?と不安で一睡もできなくなる」

「職場の人も家族さえも、ちゃんと理解してくれない。しょせんは他人事なのかと孤独を感じる」

こんな苦しみに溢れています。

年齢を重ねると、たとえ健康であっても、つらいことはたくさんありますよね。

それに加えて「がん」は私たちから、家族との時間や、積み重ねたキャリア、将来の夢や希望を奪おうとするのです。

なんと理不尽で、容赦のないことでしょうか。

しかしあなたは、がんに勝たねばなりません。

共存(引き分け)を望んでも、相手はそれに応じてくれないからです。

幸せな日々、夢、希望、大切な人を守るには勝つしかないのです。

では、がんに勝つにはどうすればいいのか?

最初の一歩は『治すためのたった1つの条件』を知ることからです。

\ 無料ガイドブック、プレゼント中 /

がんを治すための「たった1つの条件」とは?

経験15年以上。プロのアドバイザーによる徹底解説。

闘病ブログはとても参考になると思います。
にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村

サポートを受けた患者さんの声

大腸がん(腹膜播種)遠藤さん|患者さんの声

遠藤です。 お世話になっております。 先週4/10(金)に両親と、妻との4人で病院へ行き、担当医に会ってきました。 本村さんが言われていたように、話がどういった展開になるか、少々心配していましたが、私たち子供が立ち会ったことも功を奏したのか、担当医は明朗に現在の状況を説明してくれました。 ガンの転移であるのかについては、今までの抗がん剤治療での経過の中で、部位が多少なりとも小さくなっていることにより、ガンであると判断するしかない、更に突き詰めるには、やはり腹腔鏡手術・開腹手術を行うしかないが、前回母が手術 ...

続きを読む

直腸がん(手術後経過)桑島さん|患者さんの声

長い間本当にありがとうございました!!! 昨年10月にご相談をしてから、早くも6ヶ月が過ぎました。 昨年1月に大腸がん(直腸)の再発に始まり、手術をし人工肛門にするか、肛門の温存又は経過観察にするべきか、悩み迷い、先生のアドバイスを受けました。 結果経過観察を選び、4月1日に6ヶ月目の検査を受診しました。 検査結果担当医より「良かったですね。肝臓に転移も無く、術後も綺麗ですね。」と先生の笑顔を初めて拝見しました。 私もとても嬉しかったです。10月の検査予約をして参りました。 本村先生へのお礼とご報告が遅く ...

続きを読む

子宮体がん(肝臓転移あり5㎜以下で2個~4個)佐藤さん|患者さんの声

(1)患者は私本人です (2)48歳 (3)北海道○○市 (4)肝臓癌 (5)10/23、CT検査。多分再発だろうと医師に言われました。 (6)2012年婦人科で「子宮内膜増殖症 異型」と診断され、ガンに移行するタイプなので設備の整っている病院を紹介され、そこで検査の結果、初期の子宮体癌と診断されました。 (7)2012年子宮、卵巣、リンパ節手術 半年位は、毎月血液検査、その後3ヵ月ごとになりました。CT検査半年ごと。今年の7月のCT検査で、微かな影(?)のようなものが認められ、10月にもう一度CT検査を ...

続きを読む

スキルス胃がん(手術前)本間さん|患者さんの声

本村さま お返事ありがとうございました。 本村さんのおっしゃる通り、知識をしっかり身につけようと思います。誰に聞けば良いのかわからない質問にまで丁寧に答えてくださり、ありがとうございます。 先日両親にガイドブックを渡しました。がんのことを家族で勉強したいと思います。これからもよろしくお願いします。 本間 【続き】 こんばんは。先日はメールをありがとうございました。 本村さんのおっしゃる通りでした。 それでも諦めきれず、以前から気になっていた食事療法の本を出されている先生のクリニックへ。 検査結果の資料一式 ...

続きを読む

肺がん(ステージ4)堀内さん|患者さんの声

本村さん こんばんわ 報告ですが○○病院の緩和病棟(外来)に行ってきました。とにかく今の吐き気が辛い事などを伝えましたが、大変親切に対応いただきました。 ○○病院の話も聞きたい旨を伝えましたが、快く賛成頂きました。結果的には、新しい吐き気止めを頂きました。(本村さんのおっしゃるとおりでした。) その薬を妻が飲み、吐き気はなくなったようです。本日(金曜日)、体調が良く吐き気がないので出社して経理の仕事をこなしていました。 ただ、車で30分。会社に着いてすぐもどしました。また退社寸前まで元気でしたが、帰る車内 ...

続きを読む

人気の記事

1

私(本村ユウジ)は身内をがんで亡くしてから、プロとして10年以上活動している、がん治療専門のアドバイザーです。

このページでは、がんを治すための「たった1つの条件」について明らかにしています。

2

標準治療(手術、放射線、化学療法)を批判する意見は多く、書籍も多く出版されています。 特に問題視されることが多いのが、抗がん剤などの薬物を使う「化学療法」です。 ...

3

2019年6月1日より、がんゲノム医療に関する「がん遺伝子パネル検査」が保険適応となりました。 テレビのニュースなどでは「がんゲノム医療が保険適応に」などとテロ ...

4

日本で最初に免疫チェックポイント阻害剤が使われたのは「2014年7月にメラノーマで承認されたオプジーボ(ニボルマブ)。 それ以来、様々な免疫チェックポイント阻害 ...

5

近年、話題になっている「がんゲノム医療」とは何か、というテーマの記事です。 専門用語、難解な言葉が登場しやすく「いまいち、理解できない」という人が多いので、でき ...

-05.肺がん, 25.抗がん剤・分子標的薬・免疫チェックポイント

© 2025 がん治療専門のアドバイザー 本村ユウジ公式サイト・ブログ