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悪性リンパ腫で最も多く見られる症状
悪性リンパ腫は、血液のがんの一種で、リンパ系組織から発生する病気です。この病気の症状は、がんが発生した場所や悪性リンパ腫の種類によって大きく異なります。
最も代表的な症状は、リンパ節の腫れです。リンパ節は全身に分布していますが、特に首(頸部)、わきの下(腋窩)、足の付け根(鼠径部)のリンパ節は体の表面に近い位置にあるため、腫れを自分で触って確認できます。
悪性リンパ腫によるリンパ節の腫れには、いくつかの特徴があります。一般的には、腫れたリンパ節を押しても痛みを感じないことが多いです。
これは風邪やその他の感染症によるリンパ節の腫れとは異なる点です。ただし、リンパ節が急速に大きくなる場合には、痛みを伴うこともあります。
初期症状として気づきやすいサイン
悪性リンパ腫の初期症状は、病型や発生部位によって様々ですが、以下のような変化に気づくことが重要です。
表在性リンパ節の腫大
首、わきの下、足の付け根など、体の表面近くのリンパ節が腫れている場合、自分で触って気づくことができます。腫れたリンパ節は、しこりのように感じられ、通常は痛みがありません。数週間経っても小さくならない、あるいは徐々に大きくなっていく場合は、医療機関での診察が必要です。
リンパ節の腫れが感染症によるものか、悪性リンパ腫によるものかを見分けるポイントとして、以下の表を参考にしてください。
| 特徴 | 感染症によるリンパ節腫大 | 悪性リンパ腫によるリンパ節腫大 |
|---|---|---|
| 痛み | 押すと痛みがあることが多い | 痛みがないことが多い |
| 硬さ | 柔らかい~やや硬い | 硬く、弾力性がある |
| 経過 | 数日~1週間程度で縮小する | 数週間~数ヶ月かけて徐々に大きくなる |
| 発熱 | 高熱を伴うことが多い | 微熱程度、または熱がないこともある |
| 複数のリンパ節 | 限局的なことが多い | 複数の部位で腫れることがある |
全身症状の出現
悪性リンパ腫では、リンパ節の腫れ以外にも全身に影響する症状が現れることがあります。これらは「B症状」と呼ばれ、病気の進行度や予後を判断する際の重要な指標となります。
具体的には、以下の3つの症状が該当します。
・原因不明の38度以上の発熱が1週間以上続く
・6ヶ月間で体重が10%以上減少する
・寝汗(夜間の大量の発汗で寝具を替える必要があるほど)
ただし、これらの症状は必ずしもすべての患者さんに現れるわけではありません。特に進行が遅いタイプの悪性リンパ腫では、これらの全身症状がほとんど見られないこともあります。
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発生部位による症状の違い
悪性リンパ腫は、体のどこにでも発生する可能性があります。発生した場所によって、現れる症状も異なります。
胸部のリンパ節に発生した場合
縦隔(左右の肺の間の空間)や肺門部のリンパ節が腫れると、外から触ることはできません。しかし、腫れたリンパ節が気管や気管支、血管を圧迫することで、以下のような症状が現れます。
・咳が続く
・息切れや呼吸困難
・胸の圧迫感や痛み
・顔や首のむくみ(上大静脈症候群)
これらの症状は、他の呼吸器疾患とも似ているため、胸部X線検査やCT検査によって初めて診断されることがあります。
腹部のリンパ節や臓器に発生した場合
お腹の中のリンパ節が腫れたり、脾臓が大きくなったりすると、以下のような症状が現れます。
・お腹の張り感や膨満感
・腹痛
・早期満腹感(少し食べるとすぐお腹がいっぱいになる)
また、胃や腸のリンパ組織から悪性リンパ腫が発生した場合(節外性リンパ腫)には、消化器症状が主な訴えとなります。
・腹痛
・吐き気や嘔吐
・下痢
・血便や黒色便
・食欲不振
これらの症状は胃がんや大腸がん、潰瘍性疾患などと似ているため、内視鏡検査で組織を採取し、病理検査を行うことで診断されます。
その他の発生部位
悪性リンパ腫は、リンパ節以外にも様々な臓器に発生します。
| 発生部位 | 主な症状 |
|---|---|
| 脳・中枢神経系 | 頭痛、吐き気、けいれん、意識障害、運動麻痺、視力障害 |
| 骨 | 骨の痛み、病的骨折 |
| 皮膚 | 皮膚の腫瘤、発疹、かゆみ |
| 鼻腔・副鼻腔 | 鼻づまり、鼻出血、顔面の腫れ |
| 眼窩 | 眼球突出、視力低下、複視 |
| 甲状腺 | 首の前面の腫れ、嚥下困難 |
悪性リンパ腫の種類と症状の特徴
悪性リンパ腫は、大きく「ホジキンリンパ腫」と「非ホジキンリンパ腫」の2つに分類されます。さらに、非ホジキンリンパ腫は病気の進行速度によって「低悪性度(インドレント)」「中悪性度」「高悪性度」に分けられます。
低悪性度リンパ腫の症状
濾胞性リンパ腫やMALTリンパ腫などの低悪性度リンパ腫は、数年から十数年かけてゆっくりと進行します。そのため、初期には自覚症状がほとんどありません。
多くの場合、健康診断や他の病気の検査の際に、偶然リンパ節の腫れや脾臓の腫大が見つかることで診断されます。自覚症状が出る頃には、腫瘤がかなり大きくなっていることもあります。
低悪性度リンパ腫の患者さんでは、B症状(発熱、体重減少、寝汗)が現れることは比較的少ないです。
中・高悪性度リンパ腫の症状
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫やバーキットリンパ腫などの中・高悪性度リンパ腫は、急速に進行します。リンパ節の腫れが数週間から数ヶ月で急激に大きくなることがあります。
これらのタイプでは、B症状を伴うことが多く、全身状態の悪化が比較的早く現れます。痛みを伴うリンパ節腫大も、中・高悪性度リンパ腫でより多く見られます。
T細胞性リンパ腫の症状
成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)や末梢性T細胞リンパ腫などのT細胞性リンパ腫では、皮膚症状を伴うことがあります。また、高カルシウム血症による症状(口渇、多尿、意識障害など)が現れることもあります。
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進行時に現れやすい症状
悪性リンパ腫が進行すると、骨髄にまで病変が広がることがあります。骨髄は血液を作る場所ですので、骨髄が侵されると造血機能が低下し、以下のような症状が現れます。
貧血による症状
赤血球が減少すると、体の各組織に十分な酸素が届かなくなります。その結果、以下のような症状が現れます。
・息切れ、動悸
・疲れやすさ、だるさ
・めまい、立ちくらみ
・顔色が悪い、皮膚や粘膜が蒼白になる
白血球減少による症状
正常な白血球が減少すると、感染症にかかりやすくなります。
・発熱を繰り返す
・肺炎などの感染症を起こしやすい
・口内炎ができやすい
血小板減少による症状
血小板が減少すると、出血しやすくなり、止血しにくくなります。
・鼻血が出やすい、止まりにくい
・歯ぐきからの出血
・皮下出血(あざができやすい)
・血尿、血便
見逃しやすい症状と注意点
悪性リンパ腫の症状の中には、日常的によくある症状と似ているため、見過ごされやすいものがあります。
長引く体調不良
原因がはっきりしない疲労感、微熱、体重減少などが数週間以上続く場合は、注意が必要です。「疲れているだけ」「風邪が長引いているだけ」と自己判断せず、医療機関を受診することが大切です。
痛みのないしこり
首やわきの下、足の付け根に痛みのないしこりを見つけた場合、多くの人は「痛くないから大丈夫」と考えてしまいがちです。しかし、前述の通り、悪性リンパ腫によるリンパ節の腫れは痛みを伴わないことが多いです。
痛みがないしこりでも、数週間経っても小さくならない、あるいは大きくなる場合は、必ず医師の診察を受けてください。
消化器症状
胃や腸に発生した悪性リンパ腫では、腹痛や吐き気、食欲不振といった消化器症状が主な訴えとなります。これらは胃炎や胃潰瘍、過敏性腸症候群などでもよく見られる症状です。
通常の治療を行っても改善しない場合や、体重減少を伴う場合は、より詳しい検査が必要です。
症状から診断へのプロセス
悪性リンパ腫が疑われる症状がある場合、以下のような検査が行われます。
まず、触診や画像検査(X線、CT、MRI、PET-CT)でリンパ節の腫大や臓器の異常を確認します。次に、確定診断のために組織検査(生検)が必要です。腫れたリンパ節や病変部位の組織を採取し、顕微鏡で観察して悪性リンパ腫かどうかを判定します。
悪性リンパ腫と診断された場合、さらに詳しい病型の分類や病期(ステージ)の決定のために、追加の検査が行われます。
症状の変化を記録することの重要性
悪性リンパ腫の症状は、時間の経過とともに変化します。いつ頃から症状が始まったのか、どのように変化してきたのかを記録しておくことは、医師が診断を行う上で役立ちます。
特に以下の点を記録しておくと良いでしょう。
・しこりや腫れに気づいた時期
・しこりの大きさの変化
・発熱がある場合は、体温と期間
・体重の変化
・その他の症状が現れた時期と内容
これらの情報は、医療機関を受診する際に持参すると、スムーズな診察につながります。

