悪性リンパ踵の症状は、病気の発生した場所やタイプによりさまざまですが、リンパ節の腫れが最も重要といえます。
特に頸部(首)、腋の下、足の付け根の部分がリンパ節の腫れに直接触れ、確認できる場所です。
悪性リンパ腫では、一般的に腫れているリンパ節を圧しても痛みのない場合が多いのですが、急に腫れが大きくなったときなどは痛みを伴うこともあります。
いっぽう、胸やお腹の中のリンパ節のみが腫れているため、外からはリンパ節に触れることができないときもあります。また、脾臓やお腹の中のリンパ組織が大きく腫れると、お腹の張りを感じますし、胃腸から発生した場合には腹痛、吐き気、血便などの胃腸症状がはじめに現れます。
その他
原因不明の発熱、体重の減少、寝汗などが生じることがありますが、これらの症状は必ずしも現れるわけではありません。
特に濾胞性リンパ腫などは、長い年月にわたってゆっくりと進行するため自覚症状がでにくく、多くの場合は腫瘤がかなり大きくなってから診断されます。赤血球の減少があるときには、息切れ、動悸、だるさなどの貧血症状が現れます。