川崎大師で癌封じ祈願｜護摩祈祷と病気平癒御守の力

「癌を治したい」「少しでも楽になってほしい」。
がんと向き合う日々の中で、多くの方が医療だけでは補えない“何か”を求めています。
それは、希望だったり、願いだったり、あるいは心の平安だったり・・・

そうした気持ちを受け止めてくれる場所の一つが、神社仏閣での祈願です。
中でも、神奈川県川崎市にある川崎大師（平間寺）は、
全国的にも有名な「厄除け」「病気平癒」「癌封じ」**の祈願寺として知られています。

川崎大師とは？厄除けの名刹としての歴史

川崎大師（正式名：金剛山金乗院平間寺）は、1128年に開山された真言宗智山派の寺院です。
古くから「厄除け大師」として全国から信仰を集め、初詣の参拝者数は日本有数。

特に有名なのが、病気や災厄を祓う「護摩祈祷」。
ご本尊である「厄除弘法大師（空海）」の力により、病の原因を焼き尽くし、心身の清浄を願う儀式です。

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「癌封じ」の祈願と護摩祈祷の関係

川崎大師には、「癌封じ専門の祈祷」があるわけではありませんが、
「病気平癒」「厄除け」の護摩祈祷を癌平癒の願いとして申し込む方が非常に多くいます。

その理由は以下のとおりです。

• 護摩祈祷の炎が「病の元」を焼き払うという象徴性

• ご本尊・弘法大師が医療・療病の加護を持つ仏としても信仰されている

• 境内の空気や祈りの場が、病と向き合う心に「静けさと希望」を与えてくれます

祈祷の申込みでは「癌平癒」「手術成功」「副作用軽減」などの具体的な願意を記入できます。

僧侶の読経の中で願いが炎に届けられる時間は優しい祈りの瞬間です。

病気平癒のお守り 〜川崎大師で授与される「祈りのかたち」〜

川崎大師では、がん患者さんやそのご家族のために授与できる複数の
「病気平癒に関する御守」があります。
中でも注目したいのは、実際に身体に触れながら祈ることができる御守や、体調回復を願う代表的な護符型のお守りです。

1. なで御守（薬師如来ゆかりの祈り）

川崎大師の境内には、病を癒す仏様として知られる**薬師如来を本尊とする「薬師殿」**があります。
そこで授与されているのが、「なで御守」という非常に特徴的なお守りです。

• 白くふわりとした布に包まれた、手に収まるサイズの御守

• 病んでいる部分や痛みのある場所を**“撫でながら”祈る**ことができる

• がんによる手術跡や痛みがある方にとって、「祈りの行為」が身体感覚と結びつく御守りです

このお守りは、持ち歩くだけでなく、ベッドサイドに置いて毎朝撫でるという使い方をされている方も多くいます。

2. 傷病平癒守（しようびょうへいゆまもり）

本堂近くの授与所では、「病気平癒」や「傷病平癒」と記された一般的な袋守も用意されています。

• 鮮やかな色合いの袋守型（青・緑など）

• 価格は300円〜500円と手に取りやすく、複数購入する方も多い

• がん患者さんの枕元やバッグ、または付き添うご家族の手元にも

お守りそのものが目に入るだけで、「守られている」「願いが届いている」という気持ちになれることがあります。

3. 身代守（みがわりまもり）

「病気を代わりに引き受けてくれる」存在として知られるのが身代守。
川崎大師では、災厄を身代わりに引き受けてくれる形で、
多くの方が手術前後や抗がん剤治療中の守りとして選ばれています。

このお守りは、願いごとの重さに比例して、持つ人の“心を軽くする”という役割も担ってくれると言われています。

御守は祈りの「象徴」であり「行為」でもある

お守りは「買う」ものというより、「祈りを形にする」もの。
とくに、なで御守のように手で撫でる行為が伴うものは、日々の生活の中で祈る時間を生み出すツールにもなります。

• 毎朝起きたら撫でる

• 通院前に握る

• 痛む箇所にそっと触れながら名前を呼ぶ

こうした小さな習慣が、心を整える支えとなるはずです。

境内での過ごし方：がん患者さんへのおすすめポイント

癌と闘う中で、体力が落ちていたり、長時間の移動が難しい方も少なくありません。
川崎大師は以下の点で、体調の不安がある方にも安心です：

• 京急大師線「川崎大師駅」から徒歩8分程度

• 平坦で広い参道（車椅子可）、休憩所多数

• 本堂付近にベンチ・日陰スペースあり

• トイレが複数あり、バリアフリー対応の場所もあり

特に境内にある「香炉」で煙を身体に浴びながら祈る姿は、
がん患者さんやご家族にとって大きな儀式的意味を持つものです。

家族として、支える側として祈る意味

癌という病は、患者さん本人だけでなく、支える家族や友人にとっても深い試練です。
川崎大師で祈る人々の多くが、患者さん本人ではなく家族や友人のために祈っています。

たとえば：

• 母の癌が良くなるように祈った娘さん

• 入院中の夫の回復を願う奥様

• 癌が再発しないようにと護摩木に願いを書く友人

祈ることで、無力感から一歩踏み出せる。
それは「心のセルフケア」にもつながる、静かな力です。

施設情報（参考）

• 【名称】川崎大師 平間寺（へいけんじ）

• 【住所】神奈川県川崎市川崎区大師町4-48

• 【アクセス】京急「川崎大師駅」から徒歩約8分

• 【祈祷受付】毎日受付あり（詳細は公式HP参照）

• 【授与所】病気平癒守・身代守など多数あり