がん細胞は、何らかの刺激によって細胞の遺伝子に傷が生じ、その結果として機能を正常に保つことができなくなった細胞です。 しかしがんは、「遺伝性の病気」ではありません。つまり親から子へと遺伝する種類の病気ではないのです。 遺伝性の病気では、患者の細胞すべてにおいてその病気の原因となる遺伝子が変異しています。これに対してがんでは、患者の細胞は基本的には遺伝子変異をもっておらず、がん細胞として異常増殖を始めた1個の細胞(およびその子孫)においてのみ、その遺伝子変異が起こっています。ですので、病気そのものが遺伝する ...