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18.卵巣がん

卵巣がんの治療と骨粗しょう症

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卵巣がんの治療と骨粗しょう症

骨粗しょう症とは、骨の強度が低下し、骨折しやすくなった状態です。卵巣欠落症状と同様に、卵巣がんや子宮がんの治療を行うことによるエストロゲンの欠乏によって起こります。

体内で骨は、新しい骨を作り(骨形成)、古い骨を壊す(骨吸収)という代謝(骨代謝)を絶えず繰り返しています。骨吸収を行う細胞を破骨細胞、骨形成を行う細胞を骨芽細胞といい、エストロゲンが減少すると、破骨細胞が活性化され、骨吸収が盛んになります。

そのため骨形成を上回り、骨代謝のバランスが崩れ、骨塩量(こつえんりょう。骨に含まれるミネラル=カルシウムやリン。不足すると骨の強度が弱くなる)が減少します。

予防としては、食事・運動などの生活指導で骨塩量の増加や維持につとめ、必要に応じて薬物療法を行います。

なお、骨粗しょう症の治療時に推奨される食品として、以下のものがあります。

・カルシウムを多く含む食品(牛乳、乳製品、小魚、緑黄色野菜、大豆、大豆製品)
・ビタミンDを多く含む食品(魚類、きのこ類)
・ビタミンKを多く含む食品(納豆、緑色野菜)
・果物と野菜
・タンパク質

また、骨粗しょう症の予防、治療に運動は不可欠です。運動強度が中等度のウォーキング、ランニング、エアロビクスは腰椎の骨密度の低下を抑制し、太極拳は転倒予防に効果的であるという報告もされています。

治療はビスフォスフォネートという薬を週一回ないし月一回服用したり、エストロゲン貼付剤やゲル剤、経口剤を用います。また、選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)は、骨に対してはエストロゲン作用を示しますが、その他の組織には影響しません。

したがって、エストロゲン製剤のようにホルモンによる再発のおそれや乳がんの心配はありません。RANKリガンド(破骨細胞の形成、機能に重要なタンパク質)を標的とするヒト型モノクローナル抗体デノスマブは、半年に一回の注射で有効です。

また、ヒト副甲状腺ホルモン(PTH)も有効で、注射で使用します。なお、補助療法としてカルシウム剤、活性型ビタミンD3製剤、ビタミンK2製剤などがあります。

以上、卵巣がんと骨粗しょう症についての解説でした。

がんと診断されたあと、どのような治療を選び、日常生活でどんなケアをしていくのかで、その後の人生は大きく変わります。

納得できる判断をするためには正しい知識が必要です。

⇒ がんを治すための「たった1つの条件」とは?


 

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