25.抗がん剤・分子標的薬

ベバシズマブ(アバスチン)の主な副作用と特徴、効果について

投稿日:

ベバシズマブ(アバスチン)

・一般名:ベバシズマブ
・商品名:アバスチン
・投与経路:点滴静注
・血管外漏出による皮膚障害のリスク:低
・催吐リスク:最小

<特徴>

作用機序:血管内皮の増殖や血管新生に関与するVEGF(血管内皮増殖因子)を阻害することで、腫瘍組織の血管新生を抑制する。
※ヒト化モノクローナル抗体である。
代謝経路:不明

<どんながん治療に使われるか>

治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸がん:FOLFOX+ベバシズマブ、FOLFIRI+ベバシズマブ、CapeOX+ベバシズマブ、5FU/LV+ベバシズマブ、Cape+ベバシズマブ

扁平上皮がんを除く切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん:CBDCA/PTX+ベバシズマブ、CDDP(orCBDCA)/PEM+ベバシズマブ

手術不能または再発乳がん:PTX+ベバシズマブ
FIGO StageⅢ以上の卵巣がん:CBDCA/PTX+ベバシズマブ
悪性神経膠腫:単剤投与

・使用時の注意点

投与方法:点滴静注
投与量・投与間隔:5~15mg/kg/回、2~3週ごとで、疾患や併用化学療法により異なる。
投与時間:初回は90分で投与。問題がなければ2回目は60分、3回目以降は30分で投与できる。
投与禁忌:25mL(テイースプーン1/2杯)以上の鮮血の喀血の既往
慎重投与:腹腔内の炎症の合併、大きな手術の術創未治癒、脳転移、先天性出血素因/凝固系異常の合併や抗凝固薬投与中、血栓塞栓症の既往、高血圧症の合併、重篤な心疾患の合併

・重大な副作用

血栓塞栓症
高血圧
出血(脳出血、肺出血、消化管出血など)
消化管穿孔
創傷治癒遅延
タンパク尿

・その他注意が必要な副作用

インフュージョンリアクション
粘膜出血(鼻出血、歯肉出血など)

・投与に関するポイント

毎日、血圧測定を行って記録する。突然の強い腹痛、呼吸困難胸痛、意識障害、下肢の腫脹・疼痛、喀血、吐血、下血、急激な血圧上昇などが出現した場合は、緊急処置が必要となる可能性が高いため、すぐに病院へ連絡する。

ベバシズマブは、血中半減期が長い(約21日間)ため、1回の投与で発現した有害事象は、約1か月続く。

・・・

以上、ベバシズマブ(アバスチン)の情報でした。

がんと闘うには、行われる治療の情報(目的や効果)を具体的に理解しておくことが大切です。

何をすべきか、正しい判断をするためには正しい知識が必要です。患者として、家族として必要な知識はこちらのガイドブックにまとめました。

がん治療で「絶対に」やってはいけないことは?

興味がある方は読んでみてくださいね。

このサイトの管理者について

このサイトはがん治療専門のアドバイザー、本村ユウジが運営しています。

プロフィールはこちら

メールレター説明

本村ユウジのメールマガジン

ブログでは書けない「がん治療」に関する本音をメールで。全15回の読み切り型のメールマガジンです。すでに38,000名の方に読まれています。↓をクリックして登録すると、すぐに届きます。

必読の書!

ガイドブック「がんを完治させるための5つのルール」を無料で差し上げています


本村ユウジ責任編集。「がんと闘ううえで、絶対に外してはいけないポイント」を凝縮したガイドブックです。パソコンからでもスマホからでも読める電子ファイル(PDFファイル)なのですぐに読めます。


どんなガイドブックなのかの解説はこちらのページで。

がん治療で”絶対に”やってはいけないことは?

今すぐダウンロードして読みたい方は、こちらのボタンをクリックしてメールアドレスを登録してください。

kotira010
  • この記事を書いた人
yuji-motomura

本村ユウジ

「がんの研究と、患者さんのサポート」を2008年から続けています。現在まで、3,000名を超えるがん患者さんやご家族をサポートしてきました。詳しいプロフィールはこちら。

-25.抗がん剤・分子標的薬
-

Copyright© がん治療相談・本村ユウジ公式 , 2017 All Rights Reserved.