25.抗がん剤・分子標的薬

カドサイラの主な副作用と特徴、効果について

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カドサイラの主な副作用と特徴

・一般名:トラスツズマブ エムタンシン
・商品名:カドサイラ
・投与経路:点滴静注
・血管外漏出による皮膚障害のリスク:中
・催吐リスク:低

<特徴>

作用機序:トラスツズマブによる細胞内のシグナル伝達阻害・抗体依存性細胞介在性細胞傷害性作用(ADCC)などに加え、HER2陽性細胞内に送達されたDM1によるチューブリン重合阻害によって細胞傷害活性を発揮する。
※トラスツズマブ(抗HER2ヒト化モノクローナル抗体)とチューブリン重合阻害薬であるDM1を結合させた抗体薬物複合体。
代謝経路:主に体内でペプチドやアミノ酸に代謝され、DM1は主にCYP3A4(一部はCYP3A5)で代謝されると推定される。

<代表的なレジメン>

HER2陽性の手術不能または再発乳がん:単剤投与

・使用時の注意点

投与方法:点滴静注。他剤と混注しない。ブドウ糖溶液と同じ点滴ラインで同時投与しない
投与量:1回3.6mg/kg(体重)を3週間間隔で投与
投与量の調整が必要な場合:LEVF低下、AST・ALT増加、高ビリルビン血症、血小板減少症、末梢神経障害
投与速度:初回投与時は90分かけて点滴静注。初回投与の忍容性が良好であれば、2回目以降の投与時間は30分まで短縮できる。
慎重投与:症候性の肺疾患(安静時呼吸困難など)、左室駆出率低下、アントラサイクリン系薬剤の治療歴、胸部放射線照射中(治療歴を含む)、うっ血性不全もしくは治療を要する重篤な不整脈(既往を含む)など

・重大な副作用

インフュージョンリアクション
血小板減少症
肝機能障害
末梢神経障害
間質性肺炎
心毒性

・その他注意が必要な副作用

倦怠感
悪心

・投与に関するポイント

初回点滴静注開始より24時間以内はインフュージョンリアクションが出現しやすい。あらかじめ症状を理解し、出現時にはすみやかに報告する。

血小板減少症の発現時期や症状についても把握しておく。

カドサイラはハーセプチン(一般名:トラスツズマブ)と類似している。海外ではトラスツズマブとの取り違えによる過量投与が報告されている。

HER2タンパクの発現は、IHC法、FISH法などにより判定される。トラスツズマブが適応と なるHER2過剰発現とは、IHC3+または2+で、FlSH陽性を示す。

・・・

以上、カドサイラの情報でした。

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本村ユウジ

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