25.抗がん剤・分子標的薬

トラスツズマブ(ハーセプチン)の主な副作用と特徴、効果について

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トラスツズマブ(ハーセプチン)の主な副作用と特徴

・一般名:トラスツズマブ
・商品名:ハーセプチン
・投与経路:点滴静注
・血管外漏出による皮膚障害のリスク:低
・催吐リスク:低

<特徴>

作用機序:細胞膜に存在するHER2タンパクに結合し、細胞内のシグナル伝達阻害作用・抗体依存性細胞介在性細胞傷害性作用(ADCC)、補体依存性細胞障害作用(CDC)によって抗腫瘍効果を発現するとされる。
代謝経路:95%(抗原認識部位の一部以外)がヒトIgG1と同一であり、体内でペプチドやアミノ酸に代謝されると推定される。

<代表的なレジメン>

HER2過剰発現が確認された乳がん:単剤投与、トラスツズマブ+パクリタキセル療法
HER2過剰発現が確認された治癒切除不能な進行・再発胃がん:5-FU+CDDP+トラスツズマブ療法

・使用時の注意点

投与方法:点滴静注。他の薬剤との混注は避ける。ブドウ糖液の点滴ラインから投与しない。
投与速度:初回投与時は90分以上かけて点滴静注。初回投与の忍容性が良好であれば、2回目以降の投与時間は30分まで短縮できる。
投与禁忌:重篤な心障害は原則禁忌。本剤の成分に対する過敏症の既往
併用注意:アントラサイクリン系薬剤(前治療歴も含む)
慎重投与:胸部放射線照射中、心不全症状、胸冠動脈疾患、高血圧症の既往など

・重大な副作用

インフュージョンリアクション
心障害
呼吸器障害(間質性肺炎など)

・その他注意が必要な副作用

肝機能障害
悪心・嘔吐

・投与に関するポイント

初回点滴静注開始より24時間以内はインフュージョンリアクションが出現しやすい。あらかじめ症状を説明し、出現時にはすみやかに報告する。心障害のリスクと徴候・症状について説明を受け、出現時にはすみやかに報告する。

トラスツズマブが適応となる「HER2過剰発現」はHER2検査によって判定される。

HER2検査には、 IHC法、 FISH法などがあり、トラスツズマブが適応となるHER2過剰発現とはIHC3+または2+で、FlSH陽性を示す。

・・・

以上、トラスツズマブ(ハーセプチン)の情報でした。

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