07.乳がん

乳がん骨転移時の薬「ゾメタ」と「ランマーク」の効果と副作用

乳がん骨転移時の薬「ゾメタ」と「ランマーク」
乳がんの代表的な転移の形態として骨転移があります。

骨に転移したがん細胞は骨の新陳代謝に促す破骨細胞を活性化します。そのため、骨がもろくなり、体重を支えきれず、転移した部位に強い痛みを感じたり、最終的には骨折を引き起こす原因となります。

ゾレドロネート(商標名「ゾメタ」)はビスホスホネート製剤の1つで、本来は骨粗しょう症の治療薬です。この薬は、破骨細胞の増殖を抑えることで、がんによる骨転移の進行を抑えることができ、骨転移の進行を遅らせる治療薬です。

さらに、がん細胞が臓器へ転移するための足場をつくるのを阻害したり、免疫細胞を誘導して、がん細胞を殺すことがわかっています。閉経後女性を対象にした臨床試験から、ゾレドロネートを術後に予防的に投与することで、再発の予防効果があることも報告されています。

また、デノスマブ(商標名「ランマーク」)は、破骨細胞の活性化を促すRANKL(ランクル)という蛋白質と結合する抗体で、RANKL阻害剤と言います。デノスマブは新しい分子標的治療剤の1つです。

ゾルドロネートとRANKL阻害剤は共に、骨転移に伴う患者さんの骨折や転移に伴う痛みを抑えます。いっぽう、虫歯の治療中の患者さん、特に抜歯をした患者さんの顎の骨を溶かす顎骨壊死という重大な副作用が数%報告されています。

そのため、これらの薬を投与する前に、歯科を受診して口腔ケアについて指導を受けたり、虫歯がある方は虫歯の治療を先にしておくことが必須といえます。医師からも投与前に受診するよう話があるはずです。

以上、乳がんの骨転移時に使われる薬についての解説でした。

がんと診断されたあと、どのような治療を選び、日常生活でどんなケアをしていくのかで、その後の人生は大きく変わります。

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