16.前立腺がん

前立腺がんの悪性度(顔つき)の調べかた

前立腺がんの悪性度(顔つき)の調べかた

体の細胞は本来、分裂しながら定められた細胞になり、きれいな配列を描きます。

しかし、がん細胞は組織構造がくずれています。前立腺がんの細胞の悪性度の指標として、この組織構築のくずれをポイントにしたグリソン分類があり、1~5までの5段階に分類しています。

前立腺がんの悪性度を調べるとき、がん組織の構造や増殖パターンが正常な組織とどれくらい異なっているかをいちばんのポイントにします。正常な組織と異なる点が多ければ、悪性度の高い、悪さをしそうなタイプの「顔つき」というわけです。

前立腺がんのがん組織は実際には一様ではなく、多くの場合、悪性度の高いものから中程度のもの、低いものまで複数の顔つきのがんが入りまじっています。その悪性度をできるだけ正確にあらわすため、国際的に「グリソンスコア」が用いられています。

グリソンスコアでは、悪性度をパターン(グレードと表現することも)1~5に分類しています。「1」は正常に近いがんであり、「5」は最も悪性度の高いがんを意味します。

■「4+3」と「3+4」は、悪性度が違う

「グリソンスコア」では、病理医が、前立腺生検で採取したがんの組織構造を、パターンいくつのものがいちばん多いか、2番目に多いものはどれかということを顕微鏡で調べ、その2つのパターンの数値の合計で悪性度を判定します。

たとえば、いちばん広がっている組織が5パターンのうちの「4」で、次に広がっているのが「3」であったとすると、グリソンスコアは足して「7」と判定され、「4+3=7」と表記されます。

グリソンスコアが同じ「7」でも「3+4=7」の場合もありますが、がんの悪性度は「4+3」と「3+4」では、前者のほうが高いということになります。

■前立腺がんのグリソンスコア

前立腺がんの治療法を選択するときに用いられる分類法です。

①針生検で取り出した組織を顕微鏡で観察し、がんの組織構造と増殖パターンを調べます。

②そのときに最も多い組織像と、2番目に多い組織像を選んで「1」から「5」のパターンにあてはめます。

③2つの組織像のスコアを合計した数値がグリソンスコアとなります。このスコアは、「2」から「10」までの9段階に分類されますが、実際には6から10がスコアとなることが多い。

以上、前立腺がんのグリソンスコアについての解説でした。

がんと診断されたあと、どのような治療を選び、日常生活でどんなケアをしていくのかで、その後の人生は大きく変わります。

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