15.頭頸部のがん

頭頸部がん(咽頭がん・喉頭がんなど)に対する薬物療法(薬を使った治療)

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頭頸部がん(咽頭がん・喉頭がんなど)に対する薬物療法

鼻や口、あご、耳、舌などにできるがんを総称して頭頸部がんといいます。様々なタイプがありますが、かかる人は女性より男性に多く、手術が主軸で薬物療法は補助的に行われます。

■薬物治療の現状と治療方針は?

頭頸部がんの治療方針は、がんがある場所によっても変わってきますが、多くの場合、手術が第1選択になります。

ただし、手術で声を失ったり、ものが食べられなくなったり、顔が変形したりすることがあり、患者さんのQOL(生活の質)の低下につながっていました。

最近ではこうした問題をできるだけ防ごうと、手術によって欠損した部分を形成外科医が修復する再建術(体のほかの場所から皮膚、骨などの組織を移植して修復)がとられるようになっています。

また、手術と比較して機能的な問題が少ないことから、放射線療法も広く行われるよう
になってきています。

薬物療法は、手術や放射線療法を補うために実施されます。手術前に行う導入化学療法(術前化学療法)と、放射線療法と並行して進める同時化学放射線療法(CCRT)があります。遠隔転移がある場合は、化学療法が単独で行われます。

■よく使われる薬

導入化学療法ではシスプラチンとフルオロウラシルの併用療法(CF療法)が標準治療ですが、これにドセタキセルを加えた「DCF療法」のほうが有効性は高いとされています。同時化学放射線療法、単独の化学療法では、シスプラチンが使われています。

以上、頭頸部がんの薬物療法についての解説でした。

がんと診断されたあと、どのような治療を選び、日常生活でどんなケアをしていくのかで、その後の人生は大きく変わります。

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本村ユウジ

「がんの研究と、患者さんのサポート」を2008年から続けています。現在まで、3,000名を超えるがん患者さんやご家族をサポートしてきました。詳しいプロフィールはこちら。

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