20.悪性リンパ腫

悪性リンパ腫に使われる薬「R-CHOP療法」と「ABVD療法+放射線」とは

シクロホスファミド

<非ホジキンリンパ腫>

B細胞リンパ腫とNK/T細胞リンパ腫では、治療プログラムが異なります。

・B細胞リンパ腫の進行期

代表的な方法が、CHOP療法です。「CHOP療法」はC=シクロホスファミド、H=ドキソルビシン、O=ビンクリスチン、P=プレドニゾロンの4剤を組み合わせる方法です。近年は、これにリツキシマブ(リツキサン)を加えたR-CHOP療法が初回治療の標準的な治療になっています。

通常、リツキシマブは抗がん剤のシクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチンの3剤を投与する2日前に投与されます。

2次治療では、フルダラビン単独療法、フルダラビン+リツキシマブ療法、イブリツモマブ・チウキセタン療法、ベンダムスチン単独療法、ベンダムスチンとリツキシマブを併用するBR療法から選択されます。今後はBR療法が初回治療になっていくことが予想されています。

・NK/T細胞リンパ腫

日本人では鼻腔にできる「鼻腔型NK/T細胞リンパ腫」が多く見られます。特定の抗がん剤が効かないという特徴があり、放射線だけでは再発が多いので、通常、救援化学療法(サルベージ療法)として、放射線照射後に化学療法を数コース行います。

よく使われるのは、カルボプラチン、イホスファミド、エトポシドにステロイド薬のデキサメタゾンの4剤を併用する「DeVIC療法」です。

<ホジキンリンパ腫>

標準的な方法は、ドキソルビシン、ブレオマイシン、ビンブラスチン、ダカルバジンの4剤を組み合わせた「ABVD療法」です。これに放射線を組み合わせると効果は高くなります。

ABVD療法は、Ⅰ期、Ⅱ期で大きな腫瘤(リンパ節の腫れ)がないときは4~6コース、Ⅰ期、Ⅱ期でも大きな腫瘤があるときやⅢ期、Ⅳ期では6~8コース行われます。

■悪性リンパ腫によく使われる薬

<抗がん剤>

・アルキル化剤
シクロホスフアミド(CPA):製品名エンドキサン
ダカルバジン(DTIC):製品名ダカルバジン
イホスファミド(IFM):製品名イホマイド
ベンダムスチン:製品名トレアキシン

・抗がん性抗生物質
ドキソルビシン(DXR):製品名アドリアシン
ブレオマイシン(BLM):製品名ブレオ

・植物アルカロイド
ビンクリスチン(VCR):製品名オンコビン
ビンブラスチン(VBL):製品名エクザール
エトポシド(VP-16):製品名ベプシドなど

・代謝拮抗薬
フルダラビン(F-ara-A):製品名フルダラ

・プラチナ製剤
カルボプラチン(CBDCA):製品名パラプラチンなど

<分子標的薬>

リツキシマブ(RIT):製品名リツキサン
イブリツモマブ・チウキセタン:製品名ゼヴァリン
モガムリズマブ:製品名ポテリジオ

<ステロイド薬>

プレドニゾロン(PSL):製品名プレドニンなど
デキサメタゾン(DEX):製品名デキサメサゾンなど

以上、悪性リンパ腫の治療法についての解説でした。

がんと診断されたあと、どのような治療を選び、日常生活でどんなケアをしていくのかで、その後の人生は大きく変わります。

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