11.腎臓がん 25.抗がん剤・分子標的薬

腎臓がんの分子標的薬「ヴォトリエント」の効果と副作用

ヴォトリエント

ヴォトリエント

手術や放射線治療が適応とならない、転移がある腎臓がんの治療法は化学療法(薬を使った治療)が主な手段です。ヴォトリエントは2014年に腎臓がん向けの治療薬として承認された分子標的薬です。

分子標的薬とは、従来の抗がん剤のように正常細胞とがん細胞を区別なく攻撃する薬ではありません。がん細胞の特徴に対して働きかけ、がん細胞の動きを阻害する薬です。

がん細胞は増殖するときに新たに血管を作ります(新生血管)。血管を作ることでそこから栄養分を取り込み、細胞の増殖力をつけるのです。ヴォトリエントはがん細胞が新生血管を作ることを阻害する薬です。

■ヴォトリエントの特徴

腎臓がんでは、インターフェロンやスーテントが化学療法の軸となる薬でした。ヴォトリエントは軟部肉腫の薬として承認されていましたが、腎臓がんの臨床試験でスーテントと同等の効果があることが認められ、承認に至りました。

ヴォトリエントの特徴は副作用が比較的軽微であることです。同様の効果を示すスーテントと比べた臨床試験では、ヴォトリエントのほうが倦怠感や手足症候群、白血球の減少などの副作用が少ないという結果が出たことで、今後は腎臓がんの第一選択肢となっていく可能性もあります。

スーテントの効果が薄れてきたときに、ヴォトリエントに切り替えるというプランを立てることもできます。

■ヴォトリエントの投与方法

ヴォトリエントは経口摂取の薬です。1回4錠を1日1回服用します。タイミングは食事の1時間以上前か、食後の2時間以降です。副作用が強く出た場合は3錠に減薬することもあります。

以上、腎臓がんで使われる分子標的薬ヴォトリエントについての解説でした。

私がサポートしている患者さんでも分子標的薬で治療を進めている方は多くいます。従来の抗がん剤に比べると効果を発揮しやすく、副作用は少ないですが、それでも「がんを治す薬」ではありません。

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