04.大腸・直腸がん

大腸がん手術後の食事

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大腸がん手術後の食事

ひとくちに大腸がんの手術といっても様々な術式がありますので、どのような手術を受けたかによって異なりますが、共通していることは、大きな手術をするとどうしても腸の癒着が起こり、部分的に狭くなっているところがあるということです。

このようなときに暴飲暴食を行うと腸閉塞を起こす危険が高くなり、再入院が必要となります。最も重要なことは食事の量をなるべく少なくすることです。

たくさん食べて早く快復しようとするのはまちがいです。腸が働かない状態ですので、食事は普通の半分の量にとどめるべきでしょう。

基本的にはあたたかく、消化がよく、柔らかく、栄養価の高い食事を少しずつ様子をみながらとることです。ゴボウやセロリなど固い繊維の多いもの、海藻類や竹の子などは、吻合して狭くなったところに引っかかって腸を閉塞する危険があるので、控えるべきです。
3ヵ月もすると、だいたい腸の物合部のむくみもとれ、よく広がるようになり、また腸の位置が固まるので、普通に食べても問題なくなります。

なお、右の結腸(上行結腸、横行結腸)がんの手術を受けた場合は、水分を吸収するところが少なくなり、一時、下痢になることが多いです。しかし3ヵ月から半年を経過すると、残っている大腸が機能を代償してそのようなことがなくなります。

左の結腸(下行結腸、S状結腸)がんの手術を受ければ、便を一時貯留する部分が少なくなり、また一気に押し出す力が弱くなって便秘になったり、また逆に頻便になることもあります。

大腸の手術では、どうしても腸の長さが短くなってしまいます。ただ、結腸を半分以上切除しても、手術のあと、一時的に便がやわらかくなったり、便通の回数が増えるものの、1~2ヵ月たつとほとんど日常生活は元に戻ります。

多発がんなどで結腸をほとんど切除しても、直腸やS状結腸が少し残っていれば、最初のころは下痢などがありますが、半年から1年で快復します。残っている腸が代償的に働いてくれるためです。ただ、一部でも直腸を切除すると、頻便や便秘などの排便障害が起こることが少なくありません。

以上、大腸がん治療後の食事についての解説でした。

がんと診断されたあと、どのような治療を選び、日常生活でどんなケアをしていくのかで、その後の人生は大きく変わります。

納得できる判断をするためには「正しい知識」が必要です。

⇒ がんを治すための「たった1つの条件」とは?

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